[8] (千葉県/大学教員)2004-11-02 16:49:01
事件発生の第一報を受けた小泉首相は「自衛隊は撤退させない。テロには屈しない」という常用語を発しました。周りから抵抗されても自分の意思を通す一徹さを印象づけることが自分への支持をつなぎとめる一番の策と思い込んでいる節があります。しかし、時と状況をわきまえて発言をするのは一国の首相でなくても社会人としてのわきまえですが、不幸にも小泉首相は、そうした見識を欠いているようです。
小泉首相の上記の発言は香田さんの命を見捨てたのも同然であり、それ自体の道義的責任を追求されてしかるべきです。自衛隊もアメリカの占領統治への日本の協力の象徴とみなされ、攻撃の標的にされる事態になっています。現地の日本大使館員も危なくて外へ出られない状況といわれています。これでは人道支援活動もままならないのではないですか?これほど国民の命を危険にさらしてでも自衛隊派遣を延長する大義名分はあるのでしょうか?
12月の自衛隊派遣の期限切れを控え、私達日本国民の理性が問われるときだと思います。