==> 国立大学独立行政法人化の諸問題
意見広告(金沢大学教職員有志)
From: Ken-Ichi Aoki
Date: Fri, 07 Apr 2000 17:57:51 +0900
To: reform@ed.niigata-u.ac.jp, he-forum@ml.asahi-net.or.jp
Subject: [he-forum 792] 意見広告(金沢大学教職員有志)
青木健一@金沢大学です。
金沢大学教職員組合が世話をする形で、金沢大学教職員有志による
意見広告が北国新聞に掲載されました。反対ロゴ入りなので、
可能な方は、ぜひ、
http://wwwhep.s.kanazawa-u.ac.jp/forum/kumiai/iken-1.jpg
をご覧下さい。文章は以下の通りです。
北国新聞 平成12年3月24日(金曜日)
[意見広告]
(金沢大学教職員組合作成シールデザイン)]
石川県民の皆さん
現在、金沢大学などの国立大学を、経済効率を最優先する「独立行政法人」
に変えてしまう、という動きが急速に進んでいます。
独立行政法人とは
国立大学を金儲けを本業とする会社のような組織に変えるものです。
そうなると郷土が生んだ西田幾多郎博士や高峰譲吉博士が行ったような
基礎的で夢のある科学研究分野は、すぐには利益につながらず、ないがしろ
にされるでしょう。環境を守る研究や子供の発達と教育を考える研究なども
金儲けとは無縁です。
大学はどうなる
学生の授業料は、大学ごと学部ごとに黒字経営という目標から決められて、
今の十五倍になることすら予測されています。経営競争に不利な地方の大学
は、効率が悪いという理由で廃止されるかも知れません。
私たちの考え
今でも、高等教育への国の支出は外国に比べて大変少なくアメリカの半分以下
です。大学に子供を通わせることは経済的にとても大変です。
今大切なことは、大学に金儲けを求めることではなく、むしろ教育・研究に
国の十分な支出を求めることではないでしょうか。
地球と人類の未来に責任を持てる教育と研究を金沢大学で進めて行くために、
大学内外の広範な皆さんの議論をもとに、二十一世紀の大学のあるべき姿を
探り、改革していく所存です。
金沢大学などを「独立行政法人化」することに反対をお願いします。
金沢大学教職員有志
世話人
井上英夫(法学部教授) 鹿島正裕(法学部教授) 加藤喜代志(法学部教授)
前田達男(法学部教授) 大瀧敏夫(文学部教授) 鹿野勝彦(文学部教授)
小牧純爾(文学部教授) 中野節子(文学部助教授)古畑 徹(文学部助教授)
市原あかね(経済学部助教授)小林 昭(経済学部教授)伍賀一道(経済学部教授)
野村眞理(経済学部教授) 橋本哲哉(経済学部教授)江森一郎(教育学部教授)
片桐和雄(教育学部教授) 深川明子(教育学部教授)藤沢法暎(教育学部教授)
上原 章(理学部教授) 大村明雄(理学部教授) 鈴木恒雄(理学部教授)
田崎和江(理学部教授) 樋渡保秋(理学部教授) 和田敬四郎(理学部教授)
江見 準(工学部教授) 森 茂(工学部教授) 細見博志(医学部教授)
村上清史(がん研究所教授) 矢淵孝良(外国語教育研究センター教授)
連絡先 金沢市角間町
金沢大学教職員組合
TEL 076-262-6009