==> 国立大学独立行政法人化の諸問題

水光熱費の配分が0に?




Date: Fri, 16 Jun 2000 21:00:05 +0900
From: morita@ed.niigata-u.ac.jp (morita)
Subject: [reform:02912] 水光熱費の配分が0に?
To: reform@ed.niigata-u.ac.jp

水光熱費の配分が0に?

 千葉大学の会員の方から次の情報がありました。
「昨日ある会議に出た人からの話ですが今年度の予算配分に関して
本年度の文部省から大学に来た額が例年に比べて大幅に減っている(4割
減?)とのことです。特に水光熱費がほとんど無くなったといっていまし
た。昨年9月に今後の予算配分を変更するという表明が文部省より一方的
に為されましたが、独立法人化という組織の問題とは別に予算面では先行
してまた改革への圧力として削減されたと思われます。財政問題は大学の
教育・研究を継続する上で重要な事柄ですので対応する必要があると思い
ます。こちらでも内容を調べたいと思います。なお国の本年度予算の中で
大学の教育予算が大幅に削減されたとは聞いていませんのでもし上記削減
が本当であれば削減額がどこにまわるのかも問題です。」
 新潟大学でも、文部省からの水光熱費の配当は0になっていることがわ
かりました。教育人間科学部では水光熱費は3000万円程度かかります
が、例年は約300万円の水光熱費の配当が文部省からあり、不足分を学
部共通費として研究費から補填していました。大学分の校費は12年度に
ついてはほぼ11年度なみと説明されていたのに、このままでは教育研究
費はさらに大幅に目減りすることは確実です。
 情報がありましたら、お知らせください。
                新潟大学教育人間科学部 森田竜義

Date: Mon, 19 Jun 2000 09:55:23 +0900 From: 大野 栄三 Reply-To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Subject: [reform:02916] Re: 水光熱費の配分が0に? 各位  私が耳にした範囲内でのことでは以下のようです。  北大では教育研究特別経費がゼロになったとのことです。これまで北大全体では、 年額2億数千万円でしたが、光熱費に使われていたそうです。工学部、理学部では数 千万円の削減になるそうです。教育学部は数百万円減ですが、大学院重点化で増えた 予算の半分以上が、結果的に光熱費にまわることになります。何のための重点化予算 だったのか。  教育学部は重点化したばかりですが、工学部、理学部は重点化後の予算執行体制が できあがってしまった状態での特別経費のストップです。大変なのではないかと推測 します。  文部省からの理由説明はなかったようです。私は、今のところ、この教育研究特別 経費というものの歴史や性格を理解していないので、これが突然ゼロになることに正 当な理由あるのかどうかがわかりません。 -- ********************************************    北海道大学 教育学部      教育方法学講座 大野 栄三 TEL/FAX: 011-706-3100 e-mail: eohno@edu.hokudai.ac.jp 060-0811 北海道札幌市北区北11条西7丁目 ********************************************
Date: Mon, 19 Jun 2000 10:25:06 +0900 From: mmatsuda Subject: [reform:02917] Re: 水光熱費の配分が0に? To: reform@ed.niigata-u.ac.jp 松田@愛知教育大学です。 「水光熱費」カットの問題については、愛教大でも問題になっています。 しらべたところ、オイルショック以降「教育研究特別経費」の名目で予算化され 各大学に配分されてきたものだそうです。これが、今年度予算でカットされ、 愛教大全体では5000万円の削減だそうです。全大教に問い合わせたところ、総額 で53億円がカットされたとのことで、これから推定しますと、愛教大は全国平均 程度ですが、大大学には従来どの程度が従来予算化されていたのか分かりません (ご存知の方教えてください)。愛教大のような小さな大学では、 5000万円の削減はとても深刻です。これがなくなったため、今年度は教員の研究 予算の25%カットと言うことがいわれています。いずれにしても、規模の小さな 大学ほど事態は深刻なように思います。具体的には、全大教でつかんでいると思 いますので、関係の方詳しい情報をよろしくお願いします。 以上です。 松田@愛知教育大学(物理宇宙)
Date: Tue, 20 Jun 2000 12:17:28 +0900 From: Yamamoto Yoshihiko Reply-To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Subject: [reform:02924] Re: 校費予算配分の水光熱費について  文部省側の立場では、今年度からの予算制度の改定で、「教育研究特別 経費」が吹っ飛んだことになり、どうやら大蔵省段階で消されたと思われ ます。ですから昨5月、6月時点での全国経理部長会議では予算制度の変 更と全体としての予算規模はやや増加させると説明されていた状況とは変 化したことになります。なお原理的には従来の当校費には水光熱費が含ま れていましたが、石油危機を契機としてその不足分の補充として「特別経 費」が導入された経緯があります。従って今回の改訂で、その部分をも織 り込んで全体として増額が確保されていれば、一応問題なしということに なるでしょう。その線からの点検をしてはいかがでしょうか。   山本義彦    静岡大学人文学部経済学科    Tel +81-54-238-4564 E-mail jeyyama@hss.shizuoka.ac.jp      422-8529 静岡市大谷836    420-0803 静岡市千代田1-5-34-406  Fax +81-54-247-2340
Date: Wed, 21 Jun 2000 19:26:13 +0900 From: morita@ed.niigata-u.ac.jp (morita) Subject: [reform:02926] 国立大学における光熱費の予算措置等について(文部省回答) To: reform@ed.niigata-u.ac.jp 国立大学における光熱費の予算措置等について (1) 予算科目「校費」の当初配分額(国立学校特別会計)           (平成11年度)  (平成12年度) ・千葉大学    6,529百万円    6,442百万円 ・新潟大学    5,812百万円 5,652百万円 (2) 各国立大学における教育研究に要する経費のうち、光熱費に充てられる経 費として、(目)校費を配分しており、この科目は、光熱費のほか、教育研究の 実情に応じて備品、消耗品、図書、賃金、印刷製本、燃料費及び諸役務費等に支 出できるものとして措置されているものである。  したがって、光熱費の財源確保については、各大学に配分された(目)校費の 予算内で各大学の判断に委ねられているところである。 (3) 平成12年度予算編成においては、厳しい財政状況の中、限られた財源の 中で経費の一層の合理化・効率化・重点化を徹底することとして、各種の経費 を節減したものである。 (4) 文部省としては、各大学において大学全体で既定経費の徹底した見直しを 行うなど、教育研究に支障を生じることがないよう促しているところである。
Date: Wed, 21 Jun 2000 20:45:03 +0900 From: Yamamoto Yoshihiko Subject: [reform:02929] Re: 国立大学における光熱費の予算措置等について(文部省回答) To: reform@ed.niigata-u.ac.jp   問題は、教育研究特別経費が廃止された上で、今年度からの予算方式の改訂  で、前年度までの「当校費」と「教育研究特別経費」の合計を満たしているか  どうかであると思います。残念ながら、満たしていないのが現実でしょう。実  際に減となっているはずです。   とすれば、こんな形での突如たる廃止が結果として、各大学の研究教育条件  を圧迫することになり、その上で独法化というわけですから、文部大臣の5月  26日の国立大学長会議での挨拶で、独法化に踏み切る、ただし高等教育の充  実のために財政支出を増加させる努力を払う等とした見解が空々しいものにな  っていることです。これこそ全国的に追及されてしかるべきですし、国大協も  言葉と行動の矛盾有りとして文部省に迫ってよいことです。  
To: he-forum@ml.asahi-net.or.jp Subject: [he-forum 1051] 水光熱費 From: 新大職組 Date: Fri, 23 Jun 2000 12:34:07 +0900 各位              新潟大学職員組合 立石 雅昭  国立大学における具体的な水光熱費の負担が各学部でどのようになるかが、 おおよ そ、明らかになりました。私の所属する理学部での負担の指針を報告 します。細部は 来月の教授会で詰められることになります。(単位千円)  文部省から新潟大学  への 配当   (5/29評議会資料)           1999年度   2000年度 教育研究特別経費  155,414     0 (1部を水光熱費に充当?) 教育研究基盤校費     0   2,730,583  学生当積算校費  819,230     0  学生初度調弁費   1,516     0  教員当積算校費 1,894,684     0 これを受けて、理学部への配当           1999年度   2000年度  水光熱費      6,543     0 教育研究基盤校費  204,000  158,142*    (*新潟大学では今年度から全体でプロジェクト経費として146,346 を計上。新潟大学に配当された基盤校費の約5%をあてました。現在、申 請受付中)   昨年度の理学部における水光熱費の予算は50,106(1998年予算46,023;決 算 41,498)を計上。したがって、昨年度は理学部共通経費として44,000ほど を負担。今年はこれが50,000となる見込みというわけである。   ちなみに基盤校費の配分が減額されたことにあわせて、仮にこの水光熱費 の負担が各学科に平均1,000割り当てられることになると、自然科学大学院も 同様に措置されることから、大学院前期課程の配当や後期課程分の学科への振 り替えなどによって昨年15,000強の予算を組んでいた地質科学科で、今年度は 3,500の減で予算を組まな ければならない。学科で共通して購入していた図書 費(1999年度約4,000予算)の半減、個人研究費(1999年度一人当たり250計 上)の大幅削減で乗り切るしかないであ ろう。  独法のもとでも予算は保障、あるいは充実という言葉のまやかしが事実をもっ て 明らかになったと言えます。   特定の研究には予算を増やすが、全体としての予算枠は「合理化・効率化・ 重点 化」の名の下に厳しく縮減、という方向が明らかです。新潟大学独自の プロジェクト経費の吸い上げも絡んで、基準的な教育研究基盤が予算面から大 きく掘り崩されたと 言えます。  調査をもとにした全学的な取り組みをすすめ、学長、国大協、ならびに全大 教の奮闘をお願いしたいと存じます。