English==>2000.11.14 since 2000.3.26| ミラーサイトサイトアクセス統計(1999.11.22-2000.11.4)
国学協総会要請行動
「不作為による独法化推進にブレーキを!」
Academia e-Network 設立準備会発足式
報道関係の皆様へ
「国大協への署名運動」への署名者の皆様へ

首都圏ネット要請行動
全大教要望書

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/3141/dgh

国立大学独立行政法人化の諸問題

ACADEMIA e-NETWORK 設立に向けて

国立大学独立行政法人化の持つ問題点に注意を喚起し、その真の解決の方向を大学内外の方々と共に模索することを目指すサイトで辻下が個人的に維持してます。リンクは歓迎します。意見・提言・情報等はメールでどうぞ。
日程
2000.10.22
初めての方へ
2000.11.8
推薦資料
最初に読むのに適した資料
2000.9.24更新
国大独立行政法人化とは何か?
独立行政法人制度の説明・国立大学への影響についての考察等
現代日本版コモンセンス
2000.10.11
関連リンク
全大教近畿大学改革情報首都圏ネット
東北大組合
場当たり的な教育制度改変に反対しよう!
掲示板
独立行政法人問題会議室のログ2000.11.3
高等教育フォーラム
「国立大の独立行政法人化!」
「学問は「役に立たなくて良い」のだ」
大学を巡る情勢
北大総長室奈良教育大学企画広報課
国立大学協会特別委員会
調査検討会議(2000.11.8)
21世紀の大学を考える懇談会」
大学評価機構2000.10.28
「教員養成系に関する懇談会」
「司法改革と法科大学院問題」
2000.11.8
共同要望書
670名(2000.11.12)
調査検討会議への参加を中止し国立大学協会自身が大学制度設計することを要望する共同意見書

第三次集約報告と呼びかけ

メールマガジン
No 29 11月7日号
国大独法化問題週報総目次
 
ACADEMIA e-NETWORK 設立に向けて

日本社会は一つの静かな危機に今直面しています。潜伏期間の長い致命的病に罹患しつつあるのです。

国立大学独立行政法人化に象徴される一連の大学企業化政策は、知的活動を経済活動の下に制度的に位置づけるもので、<知の共同体>は学問の自由・大学の自治と共に一把ひとからげに<非効率で無用な既得権の温床>というレッテルを貼られて大学から駆逐されつつあり、駆逐を危ぶむ者の声も蒸発しつつあります。この事態が日本社会の未来に与える影響の深刻さに日本社会の大部分は気付いていません。真剣に取り組むマスコミ関係者も例外的です。大学を主要な基盤とする日本の知の共同体は風前の灯火です。

しかし、日本社会にとって僥倖とも言える活路が開かれつつあります。文字の発明・印刷術の発明にも匹敵する革命が人類の知的環境に生起しようとしています。十年後にはテレビと同じ感覚で大多数の国民がインターネットに接して生活することになります。ここに、学術・教育関係者を中心とする知の共同体と日本社会との生きた直接的インターフェースが成長すれば、知の共同体が社会の生きた器官として本来の使命を思う存分に果たすようになるでしょう。

Academia e-Network はインターネットを活用し次のような活動を展開します。

(1)自由な機動的連携を、学術教育関係者・市民の間で広汎に生成
(2)学術教育社会から日本社会全体に直接発信
(3)日本社会の知的活性化の促進(コンテンツ・方法の開発と提供)
参加者の知恵を集め永続的活力のあるAcademia e-Network を設計し始動させ、21世紀が、新しい知の共同体の胎動と共に始まるようにしたいと思います。

ご協力をお願いします。

呼びかけ人(2000.11.14):池内 了・上野健爾・奥 忍・神沼公三郎・小林亮一・近藤義臣・志賀徳造・白井浩子・鈴木賢治・鈴木恒雄・田口雄一郎辻下 徹豊島耕一・中尾 繁・浪川幸彦・野田隆三郎・松田 正久・向井 茂・羽部朝男・浜本伸治・湯浅精二・渡辺信久・渡辺勇一

設立準備会発足式

日時:2000年11月15日12時〜12時30分
場所:東京大学山上会館002室
地図:http://www.u-tokyo.ac.jp/map/map01j/e11-j.html

オープンな会合です。賛同される方はどなたでも御来場ください。
メッセージをお寄せいただく形式の参加も歓迎します。


連絡先:辻下 徹 tujisita@math.sci.hokudai.ac.jp, tel & fax:011-706-3823

渡辺勇一氏からのメッセージ

1997年12月3日 行革会議の提言をもって、行政組織の縮減が始まった。こじつければ、出先機関として定義されるかも知れないが国立大学などの重要な高等教育機関が何故「小さな政府論」に合わせて規模を縮小(定員削減)されるのか極めて不可解な事であった。

1998.10月から、行革の推進は中央省庁等改革推進本部によって行われるようになった。翌年立法化された「独立行政法人通則法」が示すところは、単なる高等教育・研究機関の規模縮小ではなく、それらを限りなく行政のもとに従属させる姿であった。学問・教育活動に絶対必要な、自由な精神の全てを奪うような通則法には、学長をはじめ、多くの大学教員、研究公務員が反対の声を上げた。まさに日本の学術研究体制の崩壊の危機を感じた「憂国の士達の声」だったと言えよう。

この様な反対の声にもかかわらず、今年6月の国大協総会の一ヶ月後、国立大等独法化調査検討会議があいまいな形で発足した。相当数の学長は、この会議の中で反対の態度をを貫けると判断したと思われる。

 橋本行革が打ち上げられてから、既に3年近くを経過するが、調査検討会議を含めた法人化への推移は極めて不透明である。
 しかしながら、我が国の学術・研究活動を崩壊させる危機は、依然として去るどころか、次第にその圧迫度を強めている。

 3年間、独立行政法人を進めてきたのは、学問研究に全く関与しない政治家と官僚だった。大学・研究所がこれまで曲がりなりにも推進してきた、学問研究・教育の未来を大きく歪める、独立行政法人化に反対する姿勢を今ここであらためて確認し、自らの手で研究教育組織にふさわしい活動の場を作り上げる方向の強化を決意しつつ、ac-netの発足を支持したい。

2000.11.12 Y.G.Watanabe

 

浪川幸彦氏からのメッセージ

日本は,アカデミーの前史としてのサロンの経験を殆ど持っていません.遅蒔きながら,このネットワークが日本の知的サロンとして,真に自由な学問文化の発展に寄与することを心から願っています.

 

愛の対極にあるのは憎しみではない。無関心である。美の対極にあるのは醜さではない。無関心である。知の対極にあるのは無知ではない。それもまた無関心である。平和の対極にあるのは戦争ではない。無関心である。生の対極にあるのは死ではない。無関心、生と死に対する無関心である。エリ・ヴィーゼル「ふたつの世界大戦を超えて」(文芸春秋2000年1月号p214-217)

■■国立大学協会総会への要請行動の御案内■■

野田隆三郎 ・ 豊島耕一 ・ 辻下 徹

20世紀最後の国立大学協会総会が11月15日〜16日に東京の如水会館で開かれます。私達は、なし崩し的な独立行政法人化推進にブレーキを掛けるための要請行動を企画しました。主旨に賛同される方は、是非参加して下さいますようお願いいたします。当日、岡山・宮崎・札幌等から有志が参加を予定しています。

なお、15日〜16日に独立行政法人化反対首都圏ネットワークでも要請行動を企画しています: http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/nethe1399.html15日朝は共同で、会場に到着する学長の方々にアピールする予定です。多くの大学関係者が集まり学長の方々に気持ちを訴えたいと思います。

なお当日、国立大学協会に再出する要望書1(添付)への署名は13日正午まで受け付けております。賛同される方は以下に御連絡ください:

  野田隆三郎(岡山大学理工学部)
  TEL・FAX 086-251-8472
  e-mail noda@math.ems.okayama-u.ac.jp

連絡先:

 野田隆三郎(岡山大学)  086-251-8472  noda@math.ems.okayama-u.ac.jp
 豊島 耕一(佐賀大学)  0952-28-8845  toyo@cc.saga-u.ac.jp
 辻下 徹 (北海道大学)011-706-3823  tujisita@math.sci.hokudai.ac.jp
目次:要請行動のスケジュール会場案内総会日程要請行動の主旨要望書1国立大学協会会長への手紙要望書2
■■要請行動のスケジュール■■
[1] 15日 午前9時−10時 於:総会会場(如水会館)前
     「調査検討会議参加は行政従属法人化への道」と書いた横断幕を
      張り、来場する全学長に670名の共同要望書を配付。

[2] 15日 午前10時
    国立大学協会事務局に670名共同要望書(1)を提出。
    11月7日要望書で要望した総会公開を要求。

[3] 15日 午前10時−午後5時 於:総会会場(如水会館)
    国立大学協会総会傍聴(予定)

[4] 15日 正午−13時 於:東京大学山上会館会議室002
    (仮称)Academia e-Network 設立準備会の発足式(別便参照)

[5] 15日 午後2時−  於:文部省記者室で記者会見
    670名共同要望書(1)・73名共同要望書(2)主旨説明・質疑
    (仮称)Academia e-Network 設立準備会の主旨説明・質疑

[6] 16日 午前10時−午後2時45分 於:如水会館
    国立大学協会総会傍聴(予定)
■場所案内■
如水会館 〒101 東京都千代田区一橋2-1-1(tel:03-3261-1101)
  地下鉄神保町駅または竹橋駅下車(学士会館向かい)
  地図:http://www19.big.or.jp/‾higashi/kaijyou/large/jyosuikaikan.html

東京大学山上会館
 東京大学本郷構内
  地図:http://www.u-tokyo.ac.jp/map/map01j/e11-j.html

■国大協総会の日程■
2000年11月
  15日  総会 10時〜17時 於:如水会館
  16日  総会 10時〜16時45分 於:如水会館
  16日  学長会議 15時〜17時 於:如水会館
  16日  50周年記念式典 17時〜 於:如水会館
  17日  事務連絡会議 於:学士会館

補足:以上は首都圏ネットの情報。16日総会は14時45分までと推測され
ます。なお、「学長会議」は文部省が主催するものです。
■要請行動の主旨■

この3ヶ月間、文部省の独立行政法人化調査検討会議、および、国立大学協会設置形態検討特別委員会で、自由討論が続いています。それを通して明らかになったことは、国立大学を通則法に基づいて(マイナーな修正を加えるものの)独立行政法人化すること以外に文部省は関心がないことと、大学にとって少しでも有利になればよい、という意見が国立大学関係者に少なくないことです。国立大学協会がイニシアティブを取るという意気込みは、一部の委員の発言にしか現われていません。

6月総会合意の前提であった、調査検討会議における大学のイニシアティブが現状では望めないことが明確になってきた以上、会議の参加を取り消すことは当然のことです。また、間もなく、大学毎の具体的法人化案作成の作業に入る以上、今後は会議の参加を取り消すことは事実上不可能となります。大学が協力して出来る具体的独立行政法人化案は、改めて大学の意思を問うまでもなく、そのまま国会に提出されることは、第5回 設置形態検討特別委員会2000.10. 11(議事の概略)

 http://www.hokudai.ac.jp/bureau/socho/agency/s121108-11.htm

にある「財務会計制度委員会」担当の専門委員会Dの鈴木座長が、文部省担当官の説明を報告し「審議日程としては,平成13年夏頃までに中間報告を取りまとめ,同年度末までに最終報告を取りまと め,平成14年度の国会で関係法案を成立させるというスケジュールとのことであった。」 と述べていることから明らかです。

独立行政法人化を回避するために残された現実的方法は、今度の総会で調査検討会議への参加を取り消すことです。そして、国立大学全体が背水の陣を敷き、一部の特殊なタックスペイヤーではなく、日本社会全体と共に本当に日本社会のためになる大学改革を模索することが、残された数少ない活路であると同時に国立大学の使命でもあると思います。

この総会が、日本社会の無関心と政治的圧力の強さを口実に、「不作為」であれ独立行政法人化推進を是認することは、大半が独立行政法人化に反対している大学社会に対する背信行為であるだけでなく、日本社会・国際社会に対する立大学の責任を放棄するものです。 東京近辺の方はぜひ御参加下さいますようお願い致します。

                             11月10日

署名最終呼びかけ

「国大協への署名運動」呼びかけ人

野田隆三郎

 11月15日(水)の国大協総会に向け、「国大協への署名運動」は13日(月)正午に集約を行います。
 そして総会当日、会場前で要請行動を行い、(公表可)賛同者名簿を添えて要望書を国大協に提出いたします。

 これまで何回か開催された文部省調査検討会議の経過を見ても、国大協会長のいう「理想的」な案をこの会議に期待することは、到底できそうにありません。
 このままでは、国大協参加の場で「行政従属法人化」が決まるというシナリオしか見えてきません。

 調査検討会議への参加を取りやめ、国大協会自身が日本社会に向かって独自の改革案を呈示することを求めることの意義は、現在一層大きくなってきているように思われます。
 みなさまの署名へのご賛同をあらためてお願いいたします。

 なお11月9日現在の賛同者は661名、そのうち公表可の592人の方のお名前は以下のとおりです。

2000年11月9日現在
賛同者           661名
賛同者(公表可)65大学592名

報道関係の皆様へ

豊島耕一

840-8502 佐賀市本庄町1
佐賀大学理工学部(教授)
toyo@cc.saga-u.ac.jp
http://pegasus.phys.saga-u.ac.jp
職場電話/ファクス 0952-28-8845

国立大学はいわゆる「独立」行政法人化の問題に面しています.文部省に具体化のための「調査検討会議」が作られるなど既成事実化が進んでいますが,根本的な問題点が消えたわけではありません.

私ども有志一同「国大協への署名運動」は,国大協が文部省の「調査検討会議」に参加することへの反対を表明して参りました.現在646名の賛同者(10月31日現在)の名において,間もなく今月15日に開かれる国大協総会会場前でのアピール行動を行います.当日は総会参加者へのビラ配布,横断幕掲示だけでなく,総会の公開も要求する予定です.また記者会見も開きたいと思っています.

  国大協総会の日程など
  15日  総会 10時〜17時 於:如水会館
  16日  総会 10時〜16時45分 於:如水会館
  16日  学長会議 15時〜17時 於:如水会館
  16日  50周年記念式典 17時〜 於:如水会館
  17日  事務連絡会議 於:学士会館
つきましては,この問題を国民一般に理解していただくチャンスでもありますので,取材していただければ有り難く存じます.なお当日は「首都圏ネット」という団体も行動を行いますが,私たちはこれと協力しつつも,独自の要求,「独立」行政法人化への対案を掲げております.

末尾に先日国大協会長に提出しました文書を添付いたします.

なおこの有志一同「国大協への署名運動」の連絡先は次の3名です.

 野田隆三郎(岡山大学)    086-251-8472  noda@math.ems.okayama-u.ac.jp
 豊島 耕一(佐賀大学)    0952-28-8845  toyo@cc.saga-u.ac.jp
 辻下 徹 (北海道大学) 011-706-3823  tujisita@math.sci.hokudai.ac.jp
運動についての詳細は次のサイトをご覧下さい.
国立大学独立行政法人化の諸問題(北大 辻下徹氏のサイト)
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/3141/dgh/

2000年11月7日 国立大学協会会長 蓮實 重彦 樣 ==>本文

「国大協への署名運動」への署名者の皆様へ

豊島耕一

国大協が文部省の「調査検討会議」に参加することへの反対を表明して参りましたが,現在661名の賛同者(11月9日現在)になっております.どうもありがとうございました.

間もなく今月15日に開かれる国大協総会会場前でのアピール行動を行います.当日は総会参加者へのビラ配布,横断幕掲示だけでなく,総会の公開も要求する予定です.また記者会見も開きたいと思っています.

もし15日から16日にかけて,東京に出張などで行かれる予定があれば,是非時間を工夫していただいてこれにご参加頂ければ有り難く存じます.

  国大協総会の日程など
  15日  総会 10時〜17時 於:如水会館
  16日  総会 10時〜16時45分 於:如水会館
  16日  学長会議 15時〜17時 於:如水会館
  16日  50周年記念式典 17時〜 於:如水会館
  17日  事務連絡会議 於:学士会館
末尾に先日国大協会長に提出しましたを添付いたします.

なおこの有志一同「国大協への署名運動」の連絡先は次の3名です.

 野田隆三郎(岡山大学)    086-251-8472  noda@math.ems.okayama-u.ac.jp
 豊島 耕一(佐賀大学)    0952-28-8845  toyo@cc.saga-u.ac.jp
 辻下 徹 (北海道大学) 011-706-3823  tujisita@math.sci.hokudai.ac.jp

運動についての詳細は次のサイトをご覧下さい.

国立大学独立行政法人化の諸問題(北大 辻下徹氏のサイト)
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/3141/dgh/


                         2000年11月7日

国立大学協会会長

蓮實 重彦 樣

==>本文

国立大学協会提出要望書提出の報告

要望書蓮實会長への手紙呼びかけ

以下の26大学73名共同要望書を今朝国立大学協会事務局に提出しました。

この要望書は7月末に国立大学協会に提出した共同要望書への国立大学協会の 対処の開示も求めました。後者の要望書へは11月8日までに64大学660名 の方の賛同が集まっております:
http://fcs.math.sci.hokudai.ac.jp/dgh/008/25-shomei.html

文部省は、独立行政法人化の是非を考える前に大学毎の個別の検討も行なって 独立行政法人化の具体案をまず作り上げることを主張しています。その方針で 会議が進行すれば、各大学対文部省の交渉に舞台が移り、国立大学協会にとり 独立行政法人化プロセスは制御不能となることは自明なことです。それは、小 利に惑わされず大局を見れば、全大学にとって最悪な展開であることは明らか です。調査検討会議から一旦引き上げ、大学共同体の主導で事を運ぶよう、態 勢を整えることが戦略的見地からすれば最優先されることです。そして、今度 の総会は、その最後の機会だと思います。

 調査検討会議の参加を取り消し、国立大学協会自身が日本社会に向かって語 りかけ独自の改革案を呈示することを求める7/27共同要望書の趣旨に賛同されるかたは、 ぜひ署名をお願いします。11月10日金曜日まで署名を受け付け、15日の 国立大学協会総会で要請行動を行い16日に文部省記者クラブで報道発表する 予定です。

      集約先  岡山大学環境理工学部 野田 隆三郎
                      TEL・FAX 086-251-8472
                             e-mail noda@math.ems.okayama-u.ac.jp

辻下 徹

北海道大学大学院理学研究科数学専攻
〒060-0810 札幌市北区北10条西8丁目
TEL and FAX 011-706-3823
http://fcs.math.sci.hokudai.ac.jp/tjst

要望書

(1)次を11月15日総会の議題とすること。

(1−1)6月総会合意事項「調査検討会議への参加」の撤回。

(1−2)対案として、国立学校設置法改正による法人格取得の検討開始。

(1−3)日本社会と国際社会に向けたアピール(和文・英文)を採択。

(2)11月15日総会における独立行政法人化に関する審議に、国立大学教員の傍聴を認めること。

(3)7月28日に会則28条に従い提出した国立大学教職員360名の要望書(添付資料)の回付を受けた委員会名と審議内容を公開すること。

国立大学協会会則

第28条:国立大学の教員は、協会の事業に関して協会に意見を述べることができる。
2 前項の意見は、文書で提出するものとする。
3 意見が協会に提出されたときは、会長は、これを関係のある事項を担当する委員会に回付するものとする。
4 前項の規定により、意見の回付を受けた委員会は、必要があると認めたときは、口頭によってその教員の意見を聴取することができる。

内容の分類 文部省関係 国立大学協会・大学関係 教育改革国民会議・官邸関係
2000.11.9 以前(最近,全体(約200K),簡約版(約100K),
2000.11.14 日本教育大学協会ホームページ
国立の教員養成系大学・学部の在り方に関する懇談会(第3回)資料(PDF file)

2000.11.10 調査検討会議(第2回人事制度委員会2000.10.10)議事要旨
(非公務員型を推進する意見が多い)
2000.11.9 (国大協)第1常置委員会拡大小委員会(2000.10.25議事メモ) より

(7)独立行政法人というスキームを使うと法人が大学の設置者だということには必ずしもならない。独立行政法人のスキームを使ったとしても,設置者が国なのか法人なのかということは,別途法律をつくらなければならないことだ。

(9)(重要)合議制の機関である大学が独立行政法人の仕組みとどう噛み合うかが問題である。国が設置者という原則が貫かれるならば,現行の国立大学設置法がもっている大学にとっての強みをそのまま継承できると思っている。もし国が設置者でなく法人が設置者だとすると,新たにに国立大学法人法なり特例法を作らなければならない。そのときに,独立行政法人のスキームと大学の合議制とがマッチできるものか。独立行政法人の場合には,明らかに機関の長がトップダウンで運営していくという発想でできているから,合議制の原則をその法律の中に入れていくのは大変なことであろう。

(10)国が設置者であって,国が管理し経費も負担していたのを,管理だけ法人で,経費負担は国の責任というのは,学校教育法第5条(学校の設置者は,その設置する学校を管理し,経費を負担する)の超例外になり,それは虫がよすぎる話として世間の納得が得られるものか。そこは,第5条はそのまま受けておけばよいと思う。国の管理ということについては長年,文部省との間に慣行があり,それが尊重されればよいのであって,敢えて管理は我々の方が取るのだと頑張る必要はないのではないのか。(何を考えておられるのだろうか!?)

(11)そう思う。従来,国が設置者であり,国が国立大学を管理していたが,その管理の内容については,当然大学の自治による制約が及ぶわけで,そういう形で国と国立大学の関係が保たれてきた。そこを,この際,国からの大学の自治を拡充するのだということであれば別だが,従来の線を維持するのだというのであれば,用語はそのままとし,国の管理の中身に自ずから制限があるということにしておきたい。大学の自治自身は,国家に対する自治であるから,私学にあっては,教学が経営に従属するのはどうかという問題は憲法問題ではないが、国立大学と国との間では憲法問題になる。ただ,最高裁判決では,憲法の枠内で大学の自治を認めており,それほど心配はしていない。(憲法第23条は国立大学だけ学問の自由を保障するということを言っておられるのだろうか?!それにしても司法の現実を無視した余りにも楽天的見解。)

(17)(重要)独法化によって,中の組織を自由に変えられることを文部省はメリットと言っていて,それに期待をかける向きも少なくないが,仮に,定員管理の縛りがなくなったとしても,予算面からの絞めつけができたときに,どういう状況になるかということを十分想定しておかなければならない。何か定員制とか講座制ということが桎梏のようにとられているようだが,それは大学を縛っているというよりも国に対する義務づけになっているということを考えたい。それがなくなるということは,予算の配分が減り,人も減るということがあり得るというのが論理的な帰結である。だから,独立行政法人化の問題は,そういう問題とリンクさせながら考えないといけない。

(23)(!?:戦略的に問題)基本的にはディフェンシブの姿勢でよいと思う。どういう大学が望ましいかというイメージがはっきりあって初めて,そのスキームでいいか悪いか分かるわけだから,いろいろシミュレーションは必要だが,それは表てに向けて言う必要はないのではないか。必要なのは,言われている種々の独立行政法人のメリットが本当に言われている通り期待できるのかどうか見極めることだと思う。

(24)(!?)国大協を取り巻く状況は,かつて国鉄の民営化が問題になった時と似ていると思う。今のままでいようとすれば,外の強い力が働いてくることは必定だ。そういう中で,各大学が自主的な努力で改善できる余地,改善されるならそこに予算がつくという余地,それに対して国が支援するという方式,そういうシステムによってダイナミズムを大学が持つ方向に向かわないといけない。国立大学が法人格を有していないがゆえに,意思決定に大きな制約があって,たとえば,裁判において当事者になり得ないということとか,大学自治についても,教官人事,学問・研究等学部自治の根幹を支える予算,会計,組織などの面で自由度がなく,大学として責任をもった管理運営をしていく仕組みになっていないということがある。そこを,自分たちの努力・工夫で大学をよくしていけるような制度として,法人格をもつことを考えたい。

2000.11.9 第5回 設置形態検討特別委員会2000.10.11(議事の概略)より(緑色の字は辻下のコメント。)


出席者
長尾委員長
中嶋副委員長
丹保,海妻,阿部,北原,鈴木,梶井,内藤,佐藤,石,松尾,西塚, 杉岡(代理:板垣横浜国立大学長),江口,田中各委員 馬渡,小早川,森田,奥野,丸山,西川,浦部,内田各専門委員、 (大学共同利用機関)堀田凱樹国立遺伝学研究所長


「目標評価委員会」は既に2回開催(8月16日,9月14日)されたが,討議は委員会の性格及びその位置づけ,日本が研究面で国際競争力に打ち勝つための国立大学の役割,国立大学が日本文化を支えていることの認識の重要性,国が長期的目標を持つことの重要性,個人評価の弊害,国民の理解を得るための広報などの点について自由討議が行われている。今後は,自由討議をしつつ,徐々に具体論に入っていく予定である。


「「財務会計制度委員会」(第1回は10月19日開催予定)はまだ開催されていないが,文部省担当官の話では,委員会では独立行政法人化の場合の運営費交付金,国立学校特別会計の仕組み,借入金の返済,長期的展望に立った施設整備の仕組み,積立金の使途・処理の方法,土地・建物・授業料等の資産の運用管理,寄附金の取扱いと税制,出資金制度のあり方,会計原則や経理,等の問題を検討したい旨の説明を受けた。
審議日程としては,平成13年夏頃までに中間報告を取りまとめ,同年度末までに最終報告を取りまとめ,平成14年度の国会で関係法案を成立させるというスケジュールとのことであった。

2.特別委員会の検討課題について

委員長より,次のように述べられた。

「本特別委員会の議論を進めるためのシナリオ作りのため「設置形態検討特別委員会における第一次まとめの叩き台の作成について」を作成し,各委員・専門委員に送付し,意見を求めた結果,13名の方より意見提出があった。本日,資料として配付したが,小職の提案した4つの柱建てで詳しく審議すべきであるという意見と,もう少し柱建てを変えて審議したらどうかという意見に大別できる。その他,「第一次まとめ」という表現は早すぎる,等の指摘もあった。
 本日は資料をもとに,さらに委員・専門委員より意見をいただき,次回以降の議論を収斂する方向で進めるため,問題の焦点と,それを審議する順序を定めて検討を進め,文部省の調査検討会議の審議に対応したい。」

ついで,これに関して,概ね次のような意見交換があった。

#以下の記録で発言が匿名である理由が理解できない。日本の学術文化・教育体制等々の将来が掛かった歴史的使命を帯びた会議なのだから、全国民が傍聴する場として議事録に名前を出すことを前提として、議論を戦わせて頂きたい。
〔独立行政法人の枠組みを前提に審議すべきか否かについて〕
(1)???!  独立行政法人化の枠組みで検討すべきである。文部大臣の学長会議での説明,総会での会長声明により,その方向で検討を進めるものと多くの大学は理解している。
 この枠組みならば,国の財源保障がある。枠組みを外した形態では,私立大学との区別がつかず,最終的に民営化に繋がる恐れもあり,国の財源保障も危なくなる。また,現在の国の財政状況から見ると,特殊法人的なものを作れる可能性は少ない。枠組みを外した議論は,審議が振り出しに戻り,各大学の選択肢は増えるが収拾がつかなくなり,国大協の合意である,一つにまとまっていくことも出来なくなる可能性もある。外部の状況から見て,理想論を言っても通じない。
(2) 独立行政法人化の枠組みを外して検討すべきである。本年6月総会の際の会長声明は,独法化の枠組みで検討することを示したものでない。国立大学の望ましい設置形態を検討することであり,それを外すわけにはいかない。両者のバランスをとって審議すべきである。まずは,現行制度のどこが悪いのか等,問題点の検討から出発すべきである。
〔公務員型と非公務員型について〕
(3) 公務員型を前提に議論すべきである。文部省の「検討の方向」も第1常置委員会の『国立大学と独立行政法人化問題について(中間報告)』も公務員型を示しており,当初から公務員型が前提になっていると思われる。また,公務員型は身分保障がある等,現行制度からの変化が少ないので,受けいれ易い。非公務員型では将来,私学との区別がなくなり,病院等を国立から切り離す議論になる恐れもある。
(4) 非公務員型も検討すべきである。教育研究の活性化のために必要な服務条件の弾力化等,公務員型より利点があり,通則法を素直に読めば,国立大学は非公務員型であろう。
(5) 順序としては,まず大学に相応しい条件を検討し,その上で,その実現のためには公務員型がよいのか,非公務員型がよいのか,選択のための議論をすればよい。
〔検討課題等について〕
(6) 人事制度については,人事院の考えとの刷り合わせが必要である。
(7) 教官でないと作案できない中期計画・目標,評価等については,文部省の考え方を色々な面から見る必要がある。
(8) 本特別委員会は,何をゴールに審議するのか。また,教育研究を推進するための事務職員の専門性の育成,文部省と科学技術庁の統合後の予算配分の問題等はどこで審議するのか。
(9) 『中間報告』で余り詰められていない国立大学の存置理由,教職員の身分,特別会計制度廃止の場合の予算配分基準・方法などは検討すべきであろう。
(10) 学長選任の方法,その地位と権限と責任,学長の法的任命権者,法人の長の資格者,また部局長の位置づけ等を検討し,外部の意見に対抗できる理論武装が必要である。
(11) 文部省直轄の事務組織に大学自治が犯されないか心配して,大学運営の多くを教授会が引き受けているが,大学の事務組織の問題も検討する必要がある。
(12) 通則法に長期目標の視点がないこと,また,なぜ大学が青年の家と同じ法律で規制されるのか等,基本的な問題も検討すべきである。
(13) 国大協として護送船団方式で守るのは,日本の学術文化であって,個々の大学を守るということではない。日本の学術文化を守ることを目標に議論し,訴えていくべきである。
何をもって「日本の学術文化を守る」と言い、何を念頭において「個々の大学」と言っているか、等によって意味が大きく変わる。これでは発言の趣旨はわからない。もう少し丁寧な要約をすべきではないだろうか。
〔審議方法等について〕
(14) 自由討議を続けていては議論が拡散する。余り時間的余裕がないので,論点を絞った上,特別委員会の都度,特定の課題を掲げて,適任者にレポーターをお願いし,意見を収斂する方向で議論すべきである。
(15) 外部から仕掛けられた話であり,外部が何を問題視しているかを把握し,それを検討すべきである。


 以上のような意見交換があった後,委員長から次のように諮られ,了承された。
 今まで,問題を絞らず自由討議を行ってきたが,先般のアンケート調査でお寄せいただいた意見をもとに,現在国立大学が抱えている問題点等を整理し,どのようにしたら本当に国民に望まれる国立大学に出来るかという方向で議論を行うとともに,並行して,各専門委員会の座長から,特に早急に詰めるべき課題を提出いただき審議していきたい。
なお,次回からは予め,審議する課題をお知らせし,ご審議いただきたいと考えている。


2000.11.9 以前(2000.10.1以降,全体(約200K),簡約版(約100K),