==> 国立大学独立行政法人化の諸問題

論座2000年8月号のアンケート

独立行政法人化はプラスと答えた11学長
独立行政法人化はマイナスと答えた6学長
独立行政法人化は大いにマイナスと答えた7学長
選択回答しなかった10学長
アンケートに無回答の3大学長
その他の62大学長はどちらとも言えないと答えた。

  • 独立行政法人化はプラスと答えた11学長

    1. 旭川医科大 久保良彦 学長
      「大学改革が促進される。」
    2. 岩手大学 海妻矩彦 学長
      「学部自治の存在が、各大学を統一のとれた一つの自治体として機能させないようにしている。法人化(独立行政法人化も含む)は各大学の統一のとれた一つの自治体とする方向を推進するであろう。それがわが国の大学の存続と発展をもたらすと考える。」
    3. 滋賀医科大学 小澤和惠 学長
      「現時点の文部省案であれば、努力によってプラスになると考える。」
    4. 東京商船大学 杉崎昭生 学長
      「規制緩和が期待される」
    5. 東京水産大学 隆島史夫 学長
      「行革に端を発したスリム化のみを求めたこれまでの「独法化」に比較して、自主性・自律性がやや確保され、特色ある単科としての大学づくりに自由度が増したと判断される。」
    6. 東京農工大 梶井 功 学長
      「プラスになる制度設計にしなければならないし、やれると思う。」
    7. 富山医科薬科大学 高久 晃 学長
      「大学の自主性・自律性が担保される」
    8. 豊橋技術科学大学 後藤圭司 学長
      「1976年の創設時と今では社会状況が大きく変わっている。後発の大学には不利な面が多い。真に自由度が増すなら、この機会をプラスにするチャンスとしたい。」
    9. 浜松医科大 寺尾俊彦 学長
      「大学運営の自由度が増す。」
    10. 広島大学 原田康夫 学長
      「通則法の一律適用ではなく、大学の特性や役割に見合った特例法を制定し、大学の教育・研究の活性化につながる管理・運営がなされることが不可欠。今回の文部省の方針では、通則法の枠内ではあっても、特例法の整備が拘束されており、実質的には大学法人として自律的な運営が可能になると考えられる。今後、具体的な制度設計の段階での紆余曲折が予想されるが、大学が法人格を持つことは本学の将来にとってプラスになる可能性が高い。」
    11. 山梨大学 椎貝博美 学長
      「法人格によって、自主性・自律性を踏まえた運営が大学の責任において可能になる。さらに大学の特性を踏まえた一定の調整が行われることは評価できる。」 」
  • 独立行政法人化はマイナスと答えた6学長

    1. 愛知教育大学
    2. 大分医科大学
    3. 九州大学
    4. 鳥取大学
    5. 福島大学
    6. 山形大学
  • 独立行政法人化は大いにマイナスと答えた7学長

    1. 愛媛大学
    2. 大阪教育大学
    3. 鹿児島大学
    4. 高知大学
    5. 島根医科大学
    6. 福岡教育大学
    7. 宮崎大学

  • 選択回答しなかった学長

    1. 小樽商科大学 山田家正 学長
      「現段階においては、文部省から具体的な提案があったとは捉えていないため、本学にとってプラスになるかマイナスになるかの判断は困難であり、コメントを差し控えたい。通則法の下での法人化はふさわしくないとする国立大学協会の見解を現在も支持しているが、独立行政法人とは別の枠組みで国立大学の特性に見合う法人格を付与されるのであれば反対するものではない。」
    2. 群馬大学 赤岩英夫 学長
      「独立行政法人化案については、文部省方針によってある程度は輪郭はうかがうことはできるが、個々の事項については具体的な制度設計が示されておらず、また文部省方針の実現可能性も不透明である。したがって、現段階において個々の内容について評価、賛否を表明することは困難であるが、今日における国立大学の使命と役割から見て、どのような案が実現しようと、本学と国民にとってプラスとなるように運営する必要があると考えている。」
    3. 高知医科大学 池田久男 学長
      「プラスにしなければならないと考える」
    4. 筑波大学 北原保雄 学長
      「答えられる段階ではないため、回答は辞退したい」
    5. 東京芸術大学 澄川喜一 学長
      「検討中であり、回答する時期ではないので辞退したい。」
    6. 一橋大学 石 弘光 学長
      「多忙のため、回答を辞退します。」
    7. 北海道大学 丹保憲仁 学長
      「学内で検討中のため、回答を辞退します。」
    8. 室蘭工業大学 田頭博昭 学長
      「答えられない」
    9. 山口大学 廣中平祐 学長  
      「微妙な時期ですのでコメントを控えさせてください。」
    10. 琉球大学 森田孟進 学長
      「多忙につき回答できません。」
  • アンケートに無回答の3大学長
    1. 宮城教育大学:無回答
    2. 名古屋工業大学:無回答
    3. 総合研究大学院大学:無回答
  • その他の大学長はどちらとも言えないと答えた。
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