==> 国立大学独立行政法人化の諸問題
独立行政法人化問題のたたかいの推進にあたって(その1)
Date: Thu, 31 Aug 2000 11:53:05 +0900
From: "misyu"
Subject: [reform:03081] 病院の経験から
To: "ねっとわーく 大学改革情報"
独立行政法人化問題のたたかいの推進にあたって(その1)
「『大きな』問題に臨む基本姿勢について」(佐賀大学、豊島耕一さん)とするご意
見を目にしました。意見交換が大切と共鳴したものとして、この間、成果を獲得した
経験を紹介します。
国立大学病院は独立行政法人化にあたっての収入源として「期待」され、病床稼働
率アップ(収入アップ)を露骨に追求する文部省指導、推進するための各種研修など
が行われてきました。一方的な「収入アップ」「効率化」と、現場教職員は勤務時間
があってない勤務に追いまくられています。さらに、第9次まで強行された定員削減
でパート職員の増大に留まらず、外注、派遣労働者が非常に増大した中で、高度先進
医療としての診療、医療従事者養成が行われています。こうした中、連日報道される
医療事故に「今日も!」と緊張、ビクビクとした日々を送っています。
こうした中にあって京大職組病院支部では8月中旬、行政職員の昇格改善で大きな
成果を得ることができました。看護助手(行二職)の3級昇格が一挙に15名も実現し
ました。従来は定年前に1名〜2名の昇格者(要求運動の経過は別掲)にとどまって
いたものを、完全に解決しました。今後はひきつづき、上位級を求めることにしてい
ます。
京大職組病院支部では99年4月にも17名の看護婦増員を実現しており、これにつづ
く成果で、独立行政法人化への攻撃が強まるもと、組合活動の意義をこれまで以上に
宣伝し、組織拡大へ奮闘することにしています。
今回の要求実現、従来から実施されていた「先任看護助手」としての昇格と、今回
からは「医療技術補助員」として措置されました。これは、行(二)不補充政策がす
すめられるもとで、職名としても技術的側面を強く打ち出し、なくてはならない仕事
として採用されてきたものです。組合でも、職務内容からしても3級昇格は当然と、
人事院近畿事務局交渉の際には、仕事内容の資料を作成し提出するなど運動をつづけ
て来ました。
3級昇格改善を求めた運動は、70年代後半から切実な要求として運動を強めてきまし
た。1984年度に始めて「先任看護助手」としてい一施設一名が全国で実施され、京大
でも1名の3級昇格が実現しました。当時の定数配布条件は、①2級在級10年以上、
②年齢50歳以上、③2級20号俸以上、④施設内のリーダー的位置付け などとされて
いました。
1994年度には定数の複数配置が実現し2名となりました。さらに、今回2名増と4
名の配置が実現したのをはじめ、「医療技術補助員」としての職務評価が加わり、定
員内として勤続5年となった方、13名が一挙に昇格されました。昇格された時点の号
俸、年齢をみても5年分は短縮となりました。
今回、こうした前進をうみだしたのは、病院支部でも一万名を越える署名を集約し
た、3年前からの国立大学病院の看護婦増員要求を中心とする、国会請願行動、国会
質疑とタイアップした運動の高揚の結果で、99年4月の17名の看護婦増員につづく大
きな成果です。
独立行政法人化問題をとりくむにあたっても、組合員の要求と意見交換を日々行い、
運動を作りたいものです。
独立行政法人化、定員削減推進、「効率化」を目的としていることから、教職員、
大多数の国民にとって有効になるとは、とても思えません。現在の設置形態では何が
問題なのか、問題点の解決方法はないのかなどの意見交換も、まだまだ職場段階では
充分なされ切ったとは、周辺の方々と話していてもなりきっていないようです。
他の労働者の運動も知りに行って、国会闘争を含めて検討しておくことが必要では
ないでしょうか。
みやがわ かずゆき