==> 国立大学独立行政法人化の諸問題
[he-forum 1294]
独法化問題の現状と課題
野田隆三郎(岡山大学環境理工学部)
Date: Thu, 28 Sep 2000 13:50:52 +0900
From: Ryuzaburo Noda
Subject: [he-forum 1294] 独法化問題の現状と課題
he-forum MLのみなさまに
岡山大学の野田です。
標題の件につき私の見解を述べさせていただきます。
ご存知のとおり、現在、独法化問題の舞台は文部省の調査検討
会議に移っています。
明らかに行政ペースで事が進んでいると見なければなりません。
私たちが懸命に取り組んできた署名運動、新聞広告等は、一体、
何だったのでしょう。単に行政ペースで進むことを高々半年あま
り遅らせることにしか役立たなかったのでしょうか。
国大協は「とにかく調査検討会議に出て意見を言うほかない」
ということで参加を決めたようですが、意見が通らなかった時は
どうするつもりなのでしょうか。国大協委員を引き上げるだけの
気概を持っているのでしょうか。言うだけのことは言ったが通ら
なかったということで妥協案をのむ可能性が最も高いのではない
でしょうか。
(その実現は難しいと思いますが)調査検討会議に、国大協会長
のいう「理想的な」案をまとめさせる、あるいは、「理想的な」案
がまとめられない時には、国大協委員を調査検討会議から引き上げ
させるためには、やはりわれわれが下から支え、突き上げる必要が
あるのではないでしょうか。拱手傍観しておれば「理想的な」案が
出てくるなどと期待するのは楽天的に過ぎないでしょうか。
来年半ばには調査検討会議の中間まとめが出される予定です。
出てしまったあとで、それを修正させることが至難の業であること
は「学校教育法」改正の経験が教えています。
行政寄りの「中間まとめ」を出させないための取り組みがいま
何よりも大切と思われます。
私たちがいま取り組んでいる教職員対象の「国大協への署名運動」
もその一翼を担うものと考えますが、同時に全国民を対象にした全
国レベルの署名運動に再度、早急に取り組むことが望まれます。
そして、いま進行しつつある半世紀に一度の大改悪を国民、特に
学生に対して訴えるべきです。国立大学教員にとって、いまこの問
題の教育以上に重要な教育が他にあるでしょうか。
手前味噌になって恐縮ですが、私は前の署名運動の際には、毎日
昼休み後の(他の先生の)授業の15分程前に教室に入って演説し
学生の署名を集めました。
この方が、屋外で署名を集めるよりもずっと効果的です。すでに
集まっている学生に話ができるからです。
直接、学生に接し得るのは自民党議員でも文部官僚でもなく、
唯一私たちだけです。この優位性を私たちはもっと活用すべきでは
ないでしょうか。
全国立大学生の2割の署名を集めることができればば、10万を
越えますが、その影響力はこの数字の何倍にも及ぶことでしょう。
これまで私たちが積み重ねてきた努力を無にしないためにも、ま
た私たちに課せられた歴史的使命を全うするためにも、今一度、独
法化阻止に向けて奮闘することが求められていると考えるものです。
岡山大学環境理工学部 野田隆三郎