==> 国立大学独立行政法人化に抗して
数学専攻教官有志の要望書

数学専攻教官有志の要望書

理学部から諮問に対する数学専攻の回答書に添付されたもの
                                                    平成11年8月29日

要望書 

現在文部省から提案されている、国立大学の独立行政法人化は、国立大学が日本にお
ける学問研究の基盤として機能していくことを事実上不可能にすることが、これまで
の学内外の複数ワーキンググループの検討結果から明らかになってきた。独立行政法
人化が実現することにならないように努めることは、現在国立大学に在籍するものが
これからの世代に対して果たさなければならない重大な義務であると考える。国家財
政の逼迫から突きつけられている定員・予算削減を一時的にでも避けることができる
という理由によりこの提案を甘受しようとする意見も散見されるが、財政的な圧迫は
、国立大学がどのような形態をとろうとも、長期的には避けられないことは明らかで
あり、判断を誤ってはならない。

しかし、現在北海道大学で「大学の独立行政法人化が決定された場合の対処法」の検
討作業が全学的に進められており、これは平成9年度の北海道大学評議会で決議され
た、独立行政法人化に反対するという北海道大学の公式見解を実質的に撤回する態度
表明であると誤解されるおそれがある。それを防ぐためには、この作業と平行して独
立行政法人化反対の意思をより鮮明にすることが不可欠と思われる。

そこで、以下の2点を要望したい。

(1)これまでの検討に基づき、評議会で新たに、 北海道大学独立行政法人化に関反対
の決議をする。
(2) 全学投票をただちに実施し、北海道大学の独立行政法人化反対が全学的意思であ
ることを明確にする。

また、これ以外の方法も検討し、有効と判断されたものを是非実施して頂きたい。

               北海道大学院理学研究科数学専攻教官有志