==> 国立大学独立行政法人 化に抗して
独立法人化 役員288人、一挙に3倍 天下り懸念 行革に逆行の批判も 独立行政法人の第一弾として2001年4月以降に誕生する59法人の理事長 など役員定員が最大288人に上ることが、12日分かった。これら機関の所長 など現在の本省審議官級以上の幹部職員は計約80人で、幹部ポストが一気に3 倍以上に増えることになる。役員には民間人のほか、官僚OBの登用も可能。独 立法人が官僚の天下り先となり第二の特殊法人と化す懸念もあり、行革逆行との 批判も出そうだ。 独立行政法人は、統計センター、国立博物館など実施機関を中央省庁から切り 離して予算の裁量権を与えた機関。行政のスリム化と効率化の切り札だが、特殊 法人の役員構成を参考にこのほど国会に提出された各法人の設置法案では、各法 人は理事長1人、理事1〜数人、監事2人の役員を置くことが可能とされている。 設置法案によれば、通産省の16の研究機関が統合され、職員数三千人以上と 最大規模の独立行政法人となる「産業技術総合研究所」は、計14人の役員が設 置可能。農業試験場など7機関が統合、定員数が三千人近い農業技術研究機構も 11人まで役員を置く。 主務官庁別では、17の独立法人を所管する農水省が計85人と最多。以下、 文部科学省計70人、国土交通省計53人と続く。 これらの役員は、公募も含め「高度な知識や経験を有し、事業を適正、効率的 に運営することができる者」の中から主務大臣が任命するなどとなっており、官 僚OBの起用が可能だ。