2004年01月02日

バグダッドからの緊急アピール:イラクに白血病の薬を

フォトジャーナリスト森住卓氏HP より

★ お知らせ ★

戦争直後からイラクに入って劣化ウラン弾被害に苦しむ子供たちのために白血病などの治療薬を支援している西村さんから、みなさんへ緊急に要請があります。

 西村さんは「アラブの子どもとなかよくする会」(代表 伊藤政子)の要請を受けて、イラク国内で援助活動をしています。ますます不安定な状況になっているため、イラク国内で活動しているNGOが引き上げる中で活動しています。バグダッドのマンスール小児教育病院とセントラル小児教育病院(旧サダム教育病院)の現状です。ここは戦前から白血病やガンの子どもたちを専門に治療している中心的な病院です。

西村陽子の緊急アピール
      from Baghdad

白血病の薬は日常的に外国のNGOに依存している状態です。

 戦後、同病院を訪問した外国のNGOが薬の寄付を約束していったのに、誰も持ってきてくれませんでした。私は6月以降2万ドル分を2回に分けて運びました。ドクターから今必要な薬のリクエストをもらって、アンマンで買いつけて持ってきました。ちょうど在庫が無くなる時で、とても喜ばれました。

 現在は日本NGOの支援やキーマディア(保健省・薬の配給機関)から少しずつ入ってくるようになってきました。「いまは綱渡りの状態、治療を安定的に続けられない。特に日本のNGOの支援の薬で繋がっている状態です」「子どもたちの命はみなさんの寄付する薬で繋がっています」とマンスール小児教育病院のDr. サルマは言っていました。 寄付金は「アラブの子どもとなかよくする会」へ

郵便振替口座:00170-1-613360 口座名義:伊藤政子


長谷川宏氏の補足:


Date: Fri, 2 Jan 2004 08:27:07 EST
Subject: イラクに白血病の薬を
To: tjst

・・・・・・森住さんのイラクでの数多くの写真の中でもとりわけ多くの人たちの心に残っている写真に、「白血病の少女サファー」というのがあります。「グローバル・ピース・キャンペーン」のきくちゆみさんがNYタイムズ紙に打った意見広告や、「放射能兵器劣化ウラン」という本の表紙にも彼女の写真が使われています。

イラクでは白血病にかかる子どもが増えており、劣化ウランの影響が疑われています。このサファーという少女も、白血病で入院していたのですが、白血病の薬の不足のせいで治療が続けられなくなったため退院することになったそうです。それでも彼女としては、退院して家族のもとへ戻れるのが嬉しくて、このような笑顔を見せていたのだそうです。

(なお、イラク戦争後の今も彼女が元気で学校に通っている、という知らせが新年の「赤旗」に森住氏の写真入りで載っていました。)
彼女の他にも、劣化ウラン弾のせいで白血病にかかり苦しんでいる子どもたちはたくさんいるようです。

「アラブの子どもとなかよくする会」の伊藤政子さんという方は、湾岸戦争直後からイラクの子どもたちを支援する活動をしていた方です。森住卓さんの写真集「湾岸戦争の子どもたち」によれば、森住さんがイラクの劣化ウランの問題を知ったのは伊藤さんの講演を通してでした。一度イラク反戦の院内集会で伊藤さんにお会いしてお話を聞いたことがありますが、本当にまっすぐにイラクの子どもたちのことを心配されている、純粋で活動力のある方です。

イラクへの自衛隊派遣という愚行とは違い、本当にイラクの人たちのためになる活動ではないかと思います。

以上の情報を辻下さんのHPでもご紹介いただければ大変幸いです。

長谷川 宏

tjst |1月02日 |URL:http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000435.html |イラク戦争
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