==> 国立大学独立行政法人化の諸問題
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国立大学独立行政法人化問題 重要情報掲示板 ログ


国立大学独立行政法人化問題週報No78 より

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             発 言 紹 介
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          尾身幸次科学技術政策担当大臣

「産業発展のため大学の頭脳を使いたい。日本は国立大学中心の硬直的制度。
使い勝手が悪い」[78-1-1]

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           内閣府総合規制改革委員会

 (委員:企業重役10名・東大教授3名・慶應大教授1名・その他1名)

「国立大学を早期に法人化するため、非公務員型の選択や経営責任の明確化、
民間的手法の導入など平成13 年度中に国立大学改革の方向性を定めるべきで
ある。」[78-1-2]

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文科省 科学技術・学術審議会 技術・研究基盤部会 産学官連携推進委員会

「産学官連携活動の自由度や産学官での流動性をより拡大させ、また産学官連
携の効果的な推進を図る観点からは、現在の公務員制度改革の検討状況も考慮
しつつ、非公務員型への移行の可能性を含めて、教職員の身分の在り方を積極
的に検討すべきである。」[78-1-3]

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               毎日新聞

「16日付の英日曜紙オブザーバーは、日本政府が「50年間にノーベル賞受
賞者30人」を目標に掲げ、ストックホルムに宣伝工作の事務所を設置したり、
ノーベル賞関係者の日本招待旅行を計画したことがスウェーデンの関係者を怒
らせていると報じた。」[78-3]

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              白川英樹氏

「この受賞のきっかけとなった研究は、私は31歳の時、野依先生は28歳の
時で、いずれも大学院を終えて助手になって間もなくのことであり、当時の教
官当積算校費、現在の教育研究基盤校費による研究である。これは、プロジェ
クト研究でも、競争的な資金による研究でもなく、自由な発想の下に自発的に
使えるお金であり、非常に重要であるので、今後も教育研究基盤校費について
は、十分に配慮していただきたい。」[78-2]

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            中央教育審議会答申案

「教養教育の充実は不可避で、質の高い教育ができない大学は淘汰される」
[78-4]
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            Yahoo! JAPAN 掲示板

「すでに、ほとんどの大学は自主的・自律的に学部教育の改革にとりくみ、そ
れなりの成果をあげてきています。国がすべきことは、それら大学の努力を励
ますことのはず。」[78-4-1]

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           国立大学協会理事会の提言

「国立大学のあり方、国立大学の活動の重点事項等を含め、高等教育・学術政
策に関し、大局的な見地に立って、文部科学大臣に助言・勧告をする役割を持
つ機関を創設することが望ましい。」(2001.12.10)[78-6]

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          阿部 博之 東北大学長

「国大協は独立行政法人の制度を利用して、できるだけ独立行政法人から離れ
たものを作ろうとしている。そこが外れるなら独立行政法人の制度を利用する
ことに何のメリットもないということではないか。」(2001.12.5)[78-6-2]

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          田中弘允 鹿児島大学学長

「トップレベルの非常に熱心によくやっている人たちは競争に勝つためにやっ
ているわけではない。知的好奇心を満足させることを基本にやっているわけで、
競争の導入によりレベルが上にあがるとは思わない」2001.12.8 [77-2-2]

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          長尾 真 国立大学協会会長

「こういったなかで,去る6月に唐突に出されたいわゆる遠山プランで,国立
大学再編統合やトップ30大学,産業界へ協力する大学といった施策が鮮明に
打ち出された。・・・政策としてはあまりにも短期的な施策になり下がってお
り,しっかりとした長期的ビジョンに欠けるものであり,これでは日本の将来
が危ぶまれると言わざるをえない。日本の将来を支える高等教育・研究政策を
これから真剣に検討する場がもうけられるべきであろう。」[78-6-1]

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              田中浩朗氏

「そこで,毎日15分は大学改革について考えるという決まりを自主的に設け
て,わずかずつでも前に進もうと考えた。この試みを多くの人に勧めたい。」
(2000.2)[78-7]

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            遠山文部科学省大臣

「国立大学である以上は、何らかの国の関与があってしかるべき。今よりさら
に自主性を高めようという改革であるから、それぞれの大学が進めるカリキュ
ラムの内容や、教育研究に対して、口出ししようということではない。また、
経済効率のみが優先されてはならないというご指摘には、まさにこのような厳
しき経済状況の中、効率化は考えられるべきであるが、それよりも、本来教育、
研究の高度化、多様化を達成するための改革であることを強調したい」href="#[78-8]">[78-8]


           片山 善博 鳥取県知事

「遠山大臣のお考えはよくわかるが、官僚組織はコントロールをしたい人たち
の集団であり、構造改革はやはり財政効率が一番頭にある。国家公務員の定数
管理とか、民営化の話でもっと効率性を高めるという考えが優先されるところ。
果たして、民営化になって儲からない研究などが維持できるか、不安を感じる」
(2001.12.15)[78-8]

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         松尾 稔 名古屋大学長

「大学本来の使命は、自由で個性的な創造的な研究。総合的に科学技術関係に
国家の政策としてお金をつぎ込むのはいいことだが、重点分野だけを決め、そ
こだけにお金がいくというのはよくない。大学は興味が先行してこそ、偉大な
研究成果が生まれる。半分は国家利益としての重点分野の充実、もう半分は自
由な個性的な発想が伸びていくことこそが重要。トップダウンとボトムアップ
とバランスをとる必要がある」2001.12.8 [78-8]

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             黒木比呂史 氏

「国立大学の独立行政法人化は、行政改革(つまりは見た目の国家公務員削減)
の道具にされている感が否めない。なぜ、国立大学のままでの改革ではいけな
いのか。その論理が私にはどうしても分からない。国は否定しているが、結局
のところ、将来的に高等教育に対する予算を削減していこうと考えているので
はないかとすら疑ってしまう。」(2001.12)[78-8-1]

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             豊島 耕一 氏

「教育基本法10条が示すような、官僚支配を避けて「国民に直接責任を負う」
ようなやり方を見つける努力こそ必要なのだ。このための指針は、教育界のグ
ローバルスタンダードとも言うべき98年の「ユネスコ高等教育世界宣言」に求
められる。そこには「大学運営への学生の関与」が述べられている。辞書に
「権利」という言葉も持たないような文部科学省の大学審議会や「調査検討会
議」を過大評価すると未来を誤る。」[78-8-2]
独立行政法人化問題週報77号 2001.12.10(総目次)


大学を巡る動き
・「大学改革連絡会2001.10.3」議事録における文部科学省見解[77-5-4]
・総合規制改革会議答申案要旨に「大学の独立行政法人化は非公務員型で」[77-7-6]
・毎日新聞社説、産業界主導の産学連携に疑義[77-7-3]
・新潟大学学長選挙で現職学長が落選[77-4]

行政改革の動き
・キャリア合格者倍増へ[77-7-2]
・自民党行革本部:放送大学の学校法人化・日本育英会の廃止・25特殊法人の独立行政法人化[77-7-1]
・特殊法人改革閣議決定予定の案:日本育英会は「別途検討中」事項へ[77-7-1-1]

推薦文書
・独立行政法人化阻止国会内討論集会2001.10.5 記録[77-6-1]
・長谷川氏の「NHKBS1でのインターネットディベート」批判[77-2-1-1][77-2-1-2]
・国立大学若手教官による「パブリックコメント」[77-3-2]
・中教審の教養教育に関する意見書(案)批判[77-5-3-1]
・医療改革で台頭する営利法人化論[77-9-1]
中央教育審議会大学分科会/科学技術・学術審議会学術分科会
大学改革連絡会(第3回2001.10.3 )議事録

議題:大学の構造改革の在り方等について(自由討議)
公務員型・非公務員型問題についての文部科学省見解公務員型・非公務員型ミックスの選択肢はなくなった法人化後の「新たなくくり・リシャッフル」も視野に地方移管の可能性について再編統合後の廃止の可能性トップ30政策について
NHK BS1 「インターネットディベート」批評(長谷川浩司氏ウェブサイトより)
第2回 2001.12.8:国立大学を法人化すると、競争の結果大学はどうなる?NHK による要約
第1回 2001.12.1:『国公私立トップ30』で日本の大学はどう変わる?NHK による要約

第3回 2001.12.15 (時間変更 22:50〜24:10文科大臣 VS 生駒俊明・片山善博・松尾 稔
豊島耕一氏のNHKへの要望のメール 2001.11.30
NHKBS1「インターネット・ディベート」『シリーズ大学改革』
(早川解説委員のメッセージ)
オンラインで意見募集中(番組で紹介)
数字は12/11:8am現在の投稿数,数字は投稿掲載ページにリンク、括弧内は12/5:11pm からの増加数
  • 「遠山文部科学大臣へのご意見&ご質問を募集します(73[+33])」
  • 「日本の大学のどこに問題があるのでしょうか?(128[+20])」
  • 「国公私立大学の「トップ30」に賛成or反対?(70[+4)」
  • 「こんな国立大学はもういらない?!(68[+6])」
  • 「あなたの理想の大学とは?(57[+6])」
総合規制改革会議 2001.12.11
「規制改革の推進に関する第1次答申」国立大学法人化関係

「国立大学を早期に法人化するため、非公務員型の選択や経営責任の明確化、民間的手法の導入など平成13 年度中に国立大学改革の方向性を定めるべきである。国立大学を法人化することの意義は、これまで多重に規制に守られてきた国立大学制度に競争原理を導入し、個々の大学に自律的で戦略的なガバナンスを確立することによって日本の大学において世界的水準の教育・研究が行われるような環境を作り出すことにある。

 文部科学省に置かれる調査検討会議での検討をまとめた平成13 年9 月の中間報告では、教職員を公務員とするか非公務員とするか等、幾つかの点については明確な結論を出していないところである。例えば、大学や研究機関にとっての「生命線」は人材であるが、国立大学においては教職員が公務員であることによって自由な採用、能力や実績に応じた処遇が行われにくい。また、企業との兼業をしたりベンチャー企業を立ち上げたりすることなどに対して制度的制約が存在しているなどの課題が指摘されている。

 独立行政法人においては、公務員型・非公務員型とも、給与・勤務条件について人事院のコントロールは受けないことになっており、現状の国立大学に比べると自由度が増すが、公務員型では依然としてその性質から一定の人事管理上の制約がある。こうした点も踏まえた上で、更に検討を行い、国立大学法人(仮称)においては、最も重要な人的資源の確保のため、給与、定員、兼職・転職、休職、採用手続などに関して、当該組織が自律的に決定することができる制度設計としていくことが必要である。また、職員の身分のほか、国立大学法人(仮称)における運営組織や民間的手法の導入の具体的な姿等、法人化に向けて更に整理を要する課題が存在する。

 このため、国立大学を早期に法人化できるよう、平成13 年度中には調査検討会議においてこれらの課題を整理し、その方向性を定めるべきである。」


総合規制改革会議委員名簿
議長 
 宮内義彦   オリックス株式会社代表取締役会長兼グループCEO

議長代理
 飯田亮    セコム株式会社取締役最高顧問

委員
 生田正治   株式会社商船三井代表取締役会長兼会長執行役員
  *環境WG主査

 奥谷禮子   株式会社ザ・アール代表取締役社長

 神田秀樹   東京大学大学院法学政治学研究科教授
  *競争政策WG、法務・金融WG主査

 河野栄子   株式会社リクルート代表取締役社長

 佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン代表取締役社長

 鈴木良男   株式会社旭リサーチセンター代表取締役社長
  *医療WG、エネルギー・運輸WG主査

 清家篤慶   應義塾大学商学部教授
  *人材WG、基準認証等WG主査

 高原慶一朗  ユニ・チャーム株式会社代表取締役会長

 八田達夫   東京大学空間情報科学研究センター教授

 村山利栄   ゴールドマン・サックス証券会社調査部マネージング・ディレクター
  *都市再生WG主査

 森 稔    森ビル株式会社代表取締役社長

 八代尚宏   社団法人日本経済研究センター理事長
  *福祉・保育等WG、農林水産業・流通WG主査

 米澤明憲   東京大学大学院情報学環教授
  *教育WG主査
中間報告への意見紹介(国立大学若手教官)
2001.12.1
NHK:トップ30政策について国立大学長にアンケート
賛成26、反対23、どちらでもない29(回答数87)
2001.11.27
 NHK への公開要望書
独立行政法人化阻止 全国ネットワーク
2001.10.5 国会内討論集会 記録
6大学教職員組合主催 独法化問題シンポジウム2001.12.22
「国立大学独法化・再編統合問題の現段階−現状と展望−」参加呼びかけ
  • 12/1 第1回 「トップ30」について
    相澤益男(東京工業大学学長):大学が生き延びる道は「トップ30」などで競争するしかない
    加藤 寛(千葉商科大学学長):国公私「トップ30」は日本の大学を崩壊させる

  • 12/8 第2回 「国立大学法人化」について
    石 弘光(一橋大学学長):「大学改革」には競争原理が絶対必要
    田中 弘允(鹿児島大学学長):教育研究の改革を市場競争原理で行うな!

  • 12.15 第3回「大学改革への展望とその道筋」
  • 中央教育審議会大学分科会/科学技術・学術審議会学術分科会大学改革連絡会(第3回2001.10.3 )議事録
    議題:大学の構造改革の在り方等について(自由討議)
    公務員型・非公務員型問題についての文部科学省見解公務員型・非公務員型ミックスの選択肢はなくなった法人化後の「新たなくくり・リシャッフル」も視野に地方移管の可能性について再編統合後の廃止の可能性トップ30政策について
    NHK BS1 「インターネットディベート」批評(長谷川浩司氏ウェブサイト
    第2回 2001.12.8:国立大学を法人化すると、競争の結果大学はどうなる?NHK による要約
    第1回 2001.12.1:『国公私立トップ30』で日本の大学はどう変わる?NHK による要約
    第3回 2001.12.15 (時間変更 22:50〜24:10文科大臣 VS 生駒俊明・片山善博・松尾 稔
    衆議院文部科学委員会名簿参議院文教科学委員会名簿
    11/2111/710/3110/24 11/2010/3010/25
    要望等(10/30「財務省見解についての懸念」)
    中間報告へのパブリックコメント・意見表明・声明・集会等の一部パブリックコメント紹介印刷用リスト
    2001.11.19
    第一回産学官連携サミット共同宣言
    コメント:宣言の署名は、尾身大臣、今井経団連会長の他は、日本学術会議議長・総合科学技術会議議員・独立行政法人産業技術総合研究所長を兼任する吉川氏である。大学セクタ代表の署名はない。国立大学関係者は出席するだけで起草には関与していない「一方的宣言」を「産学官サミット共同宣言」と詐称するようでは、経団連は産学官連携に必要な大学セクタの信頼を失うだけでなく、日本社会の信頼をも失うであろう。自制を促したい。
    河合塾「GuideLine 2001年11月号 変貌する大学地図」より
    国立大学法人化・大学構造改革等に関する田中弘允鹿児島大学学長の意見
    創造的な研究には試行錯誤、方向転換、そして“偶然”も重要である
    遠山プランは経済的視点に偏重 その視点だけで国立大学の再編を論じていいのか
    地域に根ざした教育研究に取り組むことが今後の地方国立大の使命
    2001.11.29
    宮本憲一滋賀大学学長
    大学はどう生きるべきか 公共財としての役割明確化を 『歴史継承』も改革の基底に
    『東京新聞』2001年11月19日付夕刊
    2001.11.26
     豊島耕一「独法化問題をめぐるイデオロギー」
    教員養成課程に関する文部科学省の有識者懇談会最終報告書関係 報道と社説
    共同通信ニュース 2001年11月22日付
    公立大も法人化の方向 国立と同じ条件で競争へ

    記事に関するコメント

    現在の日本では、大学の法人化の選択肢は、「独立行政法人化」か「学校法人化(=私学化)」かのいずれかである。公立大の大半が自ら進んで法人化を希望しているという報道が事実とすれば、公立大の方々は何か勘違いをしているのではないだろうか。国立大学法人化(独立行政法人化の別称)を進んで希望している国立大学はない。当然である、法人化を国大予算圧縮の手段とする政府の意図は微塵も変っていないからだ。

    なお、記事の中で「国立大は既に国の直轄から切り離す法人化が決まり、運営や教育・研究面の自由度が拡大することになっている」と報じているが、法人化は決まっていないので誤報だし、「教育・研究面の自由度が拡大する」とは文部科学省ですら言っていないので誤認識である。このような報道は、意図の有無にかかわらず、世論の判断を撹乱させるものであり、ジャーナリズムの自殺行為である。猛省を促したい。


    共同通信記事について Yahoo! JAPAN 独立行政法人掲示板で以下の指摘がある。

    「完全なミス・リードです。公大協関係者が証言しています。穏当な報道は、以下の朝日のものだということです。

    「法人化へ法整備を」『朝日新聞』11月23日付朝刊

    「公立大学協会(会長・児玉隆夫大阪市立大学長)は22日、公立大学の法人化に向け法整備を求める決議を採択したと発表した。

    決議は、公立大学の法人化に向けた法律の整備が不可欠であることを確認し、今後その実現に向け各界に働きかけるという内容。国立大の法人化の議論が進み、複数の公立大でもすでに法人化の話が出ていることから決議に踏み切った という。」

    財政制度等審議会財政制度分科会歳出合理化部会及び財政構造改革部会合同部会(第8回2001.11.15)
    平成14年度予算の編成等に関する建議(案)抜粋
    鹿児島大学HP
    「国立大学地域交流ネットワーク構築の提言」の報道発表
    2001.10.23 文部科学省記者クラブ
    独立行政法人問題千葉大学情報分析センター
    速報 No.10 特集:『千葉大学の将来構想II』(第3版)
    文部科学省意見募集11/20締切
    大学及び大学院における飛び入学に関する学校教育法施行規則改正の省令案について
    毎日11/17「教育基本法見直し:不足部分検討を中教審に諮問 文部科学
     国立大学協会臨時総会2001.10/29 議事録
    第八回国立大学協会将来構想ワーキンググループ 2001.10.25 議事録
    (第15回)設置形態検討特別委員会 2001.10.19議事録
    教員養成特別委員会 2001.10.19議事録
    国立大学協会総会・学長懇談会関係報道
  • 朝日新聞11/16「「数合わせではない」 国立大再編で文科省が説明
  • 共同通信11/15「再編は数合わせではない 学長懇で文部科学次官
  • NHK11/15「教員養成学部統合は慎重に 大学側から意見相次ぐ
  • 読売新聞11/15「教育大・学部大幅統合で地方国立大から懸念続出
  •  11.14 国立大学協会総会 要請行動の記録
    東京大学職員組合
    国大協に訴える−国立大学独立行政法人化に対する拒否の態度を明確にすべきである−

    独立行政法人反対首都圏ネットワーク事務局
    国大協総会は大学の未来にどう責任を負うか

    北海道大学教職員組合
    国大協は「意見」内容の再検討を!!


    辻下 徹:国立大学学長への要望文
    法科大学院(仮称)制度に関する意見募集
    内閣官房司法制度改革推進準備室「本意見募集の期間が経過した後も、司法制度改革に関する御意見は、上記ホームページ等を通じて引き続き募集いたします。」
    cf:戒能通厚「現代日本社会と大学・司法改革の展望−−問題の提起」(他:司法改革と法科大学院問題
    財政制度等審議会 歳出合理化部会・財政構造改革部会 合同部会
    文教・科学技術予算削減方針
    2001.10.10 より

    ○科学技術基本計画予算24兆円の一部を学生から徴収を検討中
    国立大学法人と独立行政法人とに財務的違いはない
    国立大学独立行政法人化阻止 全国ネットワーク
    2001.10.5 集会決議
    2001.11.3
    国立大学協会、「第2意見書」を公開

    ♯パブリックコメントとして公表された意見書は、設置形態検討特別委員会内部で、馬渡専門委員を座長に専門委員会議がまとめたものであることが、10月1日の第7回将来構想ワーキング・グループ議事録からわかる。経緯から推測すると将来構想ワーキング・グループが準備した「第2意見書」の方が正当のように思われる。少なくとも内容的には遥かに充実している。特に「国立大学のあり方、国立大学の活動の重点事項等を含め、高等教育・学術政策に関し、大局的な見地に立って、文部科学大臣に助言・勧告をする役割を持つ機関を創設することが望ましい。」という一節は、昨年6月の国立大学協会総会の合意事項第四項「一国の高等教育政策は,国民,地域社会,人類社会の利益という視点から,長期的な展望のもとに議論されねばならず,それには,国際的動向をもふまえた恒常的な政策決定の機構が必要である。国立大学協会は,この際,科学技術基本計画に対応する学術文化基本計画の策定を課題とする議論の場の設定を強く訴えたい。」を踏まえたものであり評価できる。なお、この文書も国立大学協会の意見書として文部科学省に提出すると、議事録には書かれている。
    2001.11.2
     中間報告への国立大学協会意見書(2001.10.29)についてのコメント

    ♯意見書は、中間報告の国立大学法人化では、独立行政法人化の持つ欠陥の修正すらできていないことを確認したものとなっているが、独立行政法人の骨組そのものに関する疑義は語られていない。しかし、意図とは別に、この意見書は実質的な法人化拒否宣言として機能することになるだろう。特に、法人化が意義を持つ不可欠な前提条件として「財政的基盤の相当程度な拡大」を掲げているが、これは現政府では有りうべくもないことだから。こういった最低条件が満たされる目処もないままに「高度な政治的判断」によって国立大学協会が「国立大学法人」化を容認するようなことがないことを期待したい。
     意見書に関する報道は適切なものが多かった(朝日共同通信北海道新聞)。一部には「国大協 法人化案受け入れ(東京新聞)」「法人化おおむね評価(NHK)」のような記事もあったが、意見書全体を読んで書いかどうか疑われる。読んだ上での報道とすれば、政官状況を把握していないか情報操作を意図したものであるか、いずれかだと批判されても仕方あるまい。

     ところで、意見書には奇妙な特殊な「見解」が紛れ込んでいる。
     中期目標を文部科学大臣が策定するのは困るが認可するのは良い、という主張の理由だ。文部科学大臣が個別大学の意思を全体的・部分的に認めた否定したりすることには何も問題がないとする見解は、日本国憲法も教育基本法と抵触する。なお、「およそ他に類を見ないぶざまな制度」というような品と実質に欠ける批判表現が残っていることは、意見書作成過程の適切さを疑わせる。
     また「職員団体が公務員型を強く望んでいる場合、非公務員型には移行のフリクションが大きいという難点がある。」という一節もある。問題の本質を「労使問題」と見做す驚くべき「見識」だ。この意見を紛れ込ませた者はユネスコの「高等教育教職員の地位に関する勧告」を知らないのではないか。そもそも、有馬前文部大臣が公務員型なら独立行政法人化も良かろうと言って独立行政法人化に賛成したのは、彼が職員団体の代表だったからとでも言うのか。経営者に成りきった一部の学長や大学幹部と、重点投資を受ける「研究開発」的部門の少数の舞い上がった教員を除けば、非公務員制を良しとする教職員がどれだけ居るのか。
     こういった見解は大学を経営する者にはふさわしくない。「文部科学大臣が個別大学の意思を全体的・部分的に認めた否定したりする」のを当然視し、また、将来の大学における教育活動・研究活動全般に重い手枷足枷をはめる提案の問題点が単に移行時のフリクションだけだ、とする、そういった見識しか国立大学協会に集う方々には無いのだろうか。それは信じがたい。単に声が大きく会議操作術に長け平気で嘘をつく少数の政治屋が貧弱な大学観を振り回して国立大学協会を牛耳っているのだろう。総会の公開を拒む真の理由はそこにあるに違いない。

    2001.10.30 ◆国立大学協会臨時総会関係報道◆
    共同通信10/29:国の教育支出削減の恐れ 国大協、法人化案を懸念
    朝日新聞10/30:国大協 法人化案に批判の意見書
    東京新聞10/30:国大協 法人化案受け入れ/教職員身分『非公務員』に理解
    北海道新聞10/30:国立大学協会 独立法人化案の改善求め意見書
    国立大学協会・国立学校財務センター主催「平成13年度大学運営研究セミナー」2001.11.1/2
    ♯(文部科学省膝元の国立大学財務センターが企画・実施すべてを担当となっている。「下記テーマごとにグループ別討議を行う。①組織・運営②財務③目標・評価④人事」とあるが、国大協11月総会の議論を形骸化するための準備となる印象を受ける。
    11/1(木)10:30-12:20 合田文部科学省大学課長」国立大学法人化問題」 11/1(木)13:40-15:30 井村総合科学技術会議議員「科学技術・学術政策と高等教育政策の動向」
    趣 旨

     社会・経済の急激な変動の中で、国立大学に対する多様な期待が増大するとともに、国立大学のあり方もまた問い直されつつある。国立大学が当面する厳しい状況に対処し、国民の期待に応えて新たな発展を目指すためには、大学の自主性・自律性の確立が不可欠であり、主体的運営体制の整備が急務である。
     大学運営研究セミナーは、このような観点から、副学長、学長補佐等、大学運営の要となる先生方が、大学に関連する各種政策の動向、海外の大学の運営状況等について的確な情報を得、各大学における経験を交流し、当面する諸課題について論議を深めるためのフォーラムを提供しようとするものである。
    北海道大学ネットワーク 2001.10.24
    呼びかけと意見北大学長への公開質問状
    2001.10.23
    独行法反対首都圏ネット事務局
    中間報告・国大協臨時総会・私たちの見地
    2001.10.23
    2001.10.21 日本経済新聞10/20「地域貢献へ研究交流—学長提言 再編再考求める—地方28国立大」(cf:提言詳細 2001.9.11)
    2001.10.20 総合科学技術会議第10回議事要旨 2001.9.21より
    (前田議員)資料5の棒グラフを見ていただきたい。このグラフには、3,500億円のところに必要予算額の横線が入っていると思っていただきたい。
    平成8年度から12年度までの間の第1期科学技術基本計画では、国立大学の施設整備の目標を1,200万平米としたが、現実には306万平米、つまり25%、しか達成できていない。この轍を踏まないために、第2期基本計画では、閣議決定で、施設整備を進めるために特段の予算措置を講ずることが明記されている。これを受けて文部科学省が作成した国立大学の施設整備に関する5か年計画では、所要経費を約1.6兆円としており、必要な予算額は毎年3,500億円程度である。しかしながら、現実には平成13年度は、平成12年度補正予算を含めて概ね2,500億円、来年度概算要求は1,383億円となっている。施設整備を遅らせると研究費を拡充しても十分な研究が行えない。是非、2,000億円程度の増額措置をとっていただきたい。
    (黒田議員)現場で毎日研究、実験をしている者の意見として申し上げれば、せっかく研究資金を増やしても、大学の施設が現状のようでは、資金が有効に活用されないということを懸念している。最先端の装置の置き場所がない、世界のトップクラスの研究者を受け入れるための実験スペースやオフィススペースがないという状況。実験には、廃ガス、廃液、騒音、生物に由来する廃棄物等の問題があるし、精密機械については、振動やほこりを抑えた特殊な建物が必要であり、民間地の施設ではなかなかできない。競争的資金等の研究資金の投入が有効に活用され、産業、経済の活性化につながるよう、施設・設備に対して、特に省庁を超えた理解をお願いしたい。
    (吉川議員) 昨年、日本学術会議で、国立大学の施設に関する調査を行い、これに基づき勧告を行った。この時にも、1200万平米必要であるのに、306万平米しか整備されなかった、ということで、壊滅的な状況が明らかになった。第1期科学技術基本計画のスタート時点よりも状況は悪化しており、勧告を出して多方面に理解を得たが、来年度の予算要求の額を見て、大変危機感を持っている。本日「分野別推進戦略」を作成して、我が国が初めて科学技術の世界で戦略を立てた、と言えるわけだが、施設整備関係のみ欠落しているのは極めてバランスが悪い。是非とも配慮いただきたい。
    東京大学職員組合
    大学が危ない!国立大学の独法化に反対する10.29緊急集会
    2000.10.20 読売新聞アンケートで独立行政法人(もしくはそれに近い組織)化に93国立大学長中
    賛成17%|反対あるいはやむを得ず61%

    #読売は「賛成あるいはやむを得ず」66%と報道しているが、「やむを得ず」 は「反対だがやむを得ず」ではないか。 2000年9月の「論座」アンケートとの大きな違いは、法人化の中身次第だと態度を保留していた62大学長の大半が「諦めた」ことであり、遠山プランの効果を如実に証明した結果となった。力づくで「やむを得ず」と言わせ現場の士気を殺いでまで、大学を思い通りに手術する政策は成功するのか。大学には創造性も自発性も喜びも誇りも要らない、必要なのは指令を仰いで黙々と忍耐強く従順に働く人材だけだ、と考えているとするならば成功の見込みはない。
    2000.10.17 野依教授記者会見 (2001.10.16)

    「科学技術創造立国のために理科を学べ、というのはおかしい」「大学はもっ と産業界に貢献せよ、というが間違っている」——ノーベル化学賞の受賞が決まった名古屋大大学院の野依(のより)良治教授(63)が16日、日本化学会の次期会長として東京・神田駿河台の同学会本部内で記者会見し、国の教育、 産業行政を痛烈に批判した。

    「大学が何か隠し球を持っていて、それを産業界に渡せば一気に事業化できる、と思ったら大間違いだ。日本の産業に元気がないのは、創造力が足りないからだ」

    2001.10.17 経済団体連合会意見書 2001.10.16

    #(日本の大学政策・科学技術政策を細部まで決めているのが誰かを明確にする文書と言える(cf:遠山プラン平沼プラン)。この意見書の内容で実現寸前でないものを探す方が難しい。わずか6年で「大学人と社会の産学官連携アレルギー」を「完治」する使命を達成した旧通産省産業政策局産業技術課大学等連携推進室の歴史的<偉業>だ。しかし、アレルギーを解消してもΣプロジェクトを失敗させた産学官連携の体質は何も変っていない。この意見書は、日本を科学技術後進国に向けて発進させる不吉な汽笛としか聞こえない。)
    経済団体連合会意見書

    国際競争力強化に向けたわが国の産学官連携の推進
    〜産学官連携に向けた課題と推進策〜

    2001.10.16

    ・・・・
    世界最高水準のシーズ創出ができる大学のあり方

    (1) 独立した経営組織体としての特色ある大学

    1. 国立大学の独立法人化においては、大学トップのリーダーシップの下で、大学が独立した経営組織体として、明確な理念・経営方針を持ち、各国立大学は特色ある大学作りを目指すべきである。その際、各校の理念・経営方針に基づいて、経済環境、技術動向の変化に機敏に対応できるよう、大学組織やカリキュラム編成の自由度を高める必要がある。

    2. 組織編成や公務員法等の制約を取り除き、大学トップが自由に経営判断を下せるようにするためには、大学の独立法人化に際して、非公務員型を導入をするとともに、産学官連携を推進する大学において、非公務員型を選択していくことが強く望まれる。

    3. 地方の国立大学が、地域活性化に貢献し、地域クラスタ−の形成の核となれるよう、地域の経済・産業のために行う研究プロジェクトや関連する施設整備に対する地方自治体の寄付を実現すべきである。

    (2) 大学への競争原理の導入

    1. 能力主義・業績主義による採用、評価と処遇を進めることにより、競争原理を導入すべきである。特に、実用化につながる研究分野、あるいは、それのみを使命とする大学においては、教授等の給与を固定給+成果給とし、柔軟な給与体系とすべきである。ただし、大学における教育と研究の評価基準を明確にし、十分な評価を行うべきである。

    2. 大学の論文、特許取得、産学官連携の研修や成果等の状況についても、積極的に情報公開を行うべきである。また、産業界としても、このような情報をもとに産業界の視点から、各大学における産学連携の取組みについて分析し、情報発信していくことも検討する。

    3. 施設整備予算を充実するとともに、その配分においては大学の業績及び評価が反映される重点的な配分とする。

    v

    2001.10.11 総合科学技術会議
    国の研究開発評価に関する大綱的指針(案)
    に対する意見募集2001.10.5-10.24
    最大文字数1,600字程度==> 提出フォーム

    自明な問題点

  • 「研究開発」は企業の研究活動に妥当する言葉であり、大学における研究活動に直接当嵌めることには種々の問題点があり、(学術予算も含む今後5年間の)科学技術予算24兆円の中の国公私立大学への配分に関する評価の基盤概念に据えてよいか疑問。日本の大学・研究機関全体が企業のための研究所に変身してしまうリスクもある(cf:学術審議会学術研究体制特別委員会基本問題小委員会(第11回 1998.12.11)議事録)。
  • 各国公私立大学が、学内で研究評価する際の指針となることも意図されている。
  • 科研費の申請時期・国立大学法人化へのパブリックコメントの時期と重なる。
  • 研究者個人に対する「基盤的資金」は最初から検討外となっている。
  • 第六回評価専門調査会(2001.8.31)での白川英樹総合科学技術会議議員の批判が考慮されているとは思えない。
  • p2 評価実施主体としては、次のものが想定される。
    ・各府省等の研究開発実施・推進主体(研究開発資金を配分する特殊法人等を含む)
    ・大学(国公私立を含む)及び大学共同利用機関、独立行政法人研究機関、国立試験研究機関、特殊法人研究機関等の研究開発機関
    ・大学評価・学位授与機構等
    p18 (3)基盤的資金による課題:研究開発機関の長の責任において、各機関の目的等に照らして、評価及び資源配分への反映のためのルールを適切に設定し、評価を実施する。その際、論文発表等を通じた当該研究分野における研究者間における評価を活用したり必要に応じて機関評価の対象に含めるなど効率的で適切な方法により実施する。
    2001.10.5
    政治家・市民・学生・大学教職員による討論集会

    「国立大の『独立』行政法人化は真に大学の独立性を高めるか」ミラーサイト

    主催:国立大学独法化阻止 全国ネットワークミラーサイト

      日時 2001年10月5日 12時30分〜15時30分
      場所 衆議院第一議員会館


    配付予定資料の一部

  • 文部科学省交渉:質問状ミラーサイト
  • レジュメ、豊島耕一,ver.2.0「4年で価値規範は変わらない」
  • 加藤寛(千葉商科大学長):「遠山プラン」批判
  • 1997年10月文部大臣記者会見内容
  • 2001.9.29
    「国立大学等の独立行政法人化のための調査検討会議」は、文部科学大臣の私的諮問機関に過ぎず、何かを決定する法的権限はない。また、当該会議には「合意形成」の形式は備えられておらず、中間報告作成に至る過程は不透明で、その正当性に深い疑念を持つ国立大学関係委員は少なくない。こういった事情を知っていながら(知らなければ記事を書く資格はない)、この会議の中間報告を以て国立大学法人化が決まったかのような報道が多いのは、ジャーナリズムの存在理由を成す「正確な報道」・「背景知識の供与」という使命を失念しているか、政府広報紙に退化しかけていることを証明するものである。記者の方々の猛省を促したい。
    2001.9.29
    国立大学協会臨時総会2001.10.29/30
    2001.9.19 国立大学独法化阻止 全国ネットワーク

    政治家・市民・学生・大学教職員による討論集会

    「国立大の『独立』行政法人化は真に大学の独立性を高めるか」

      日時 2001年10月5日 12時30分〜15時30分
      場所 衆議院第一議員会館

    2001.9.27 文部科学省 国立大学等の独立行政法人化に関する調査検討会議

    調査検討会議中間報告9/27
    新しい「国立大学法人」像について

    コメント付9/6案との異同一覧


    中間報告関連文書(週報[69-1-1] より)
    (●:国立大学協会、◎:文部科学省)

    国立大学協会設置形態検討特別委員会報告 2001.5.21
      「国立大学法人化についての基本的考え方」「国立大学法人化の枠組」
      国立大学教員が6月12日までにすべきこと

    中間報告事務局原案 2001.6.29

    「中間報告のとりまとめの方向(案)」についての各委員会における主な意見

    中間報告(案)行番号付 2001.8.9事務局原案との異同一覧

    ○独立行政法人化反対首都圏ネットワーク:『中間報告(案)』分析メモ Ver. 1 2001.8.22:

    中間報告(案)2001.9.68/9案との異同一覧

    ○独立行政法人問題千葉大学情報分析センター速報 No.8 (2001.9.13) 「特集:文科省の目指す大学像」

    2001.9.27 文部科学省 国立大学等の独立行政法人化に関する調査検討会議

    「連絡調整委員会(第2回2001/08/09 )」議事要旨
    (委員の発言から)
    只今のご意見の前段の意見(#教育公務員特例法的なものを残すことは問題)には私は前から反対しており、また人事制度の議論の場においても、教育公務員特例法の精神を活かしていくのだということを再三確認し進めてきていた。教育公務員特例法の運用面での色々な問題があることは承知しているが、それはまさに各大学における運用の問題であり、教育公務員特例法が規定しているものは、憲法の学問の自由を保証するというものの国家権力の関わりの中において、国立大学の教官には特にそれを問題にしなければいけないということで置かれている規定であると思う。そういった意味で特異の法律構成をとっている。一般の国家公務員法の枠組みの中で、特に国立大学の教員に関しては、こういう特例を設けるという形で置かれている趣旨は、やはり憲法上の学問の自由の問題と関連している問題であると思う。その点は私は譲るわけにはいかない。人事制度の問題に関して寄せられているご意見の中にも、非国家公務員型を選択する場合においても、この教育公務員特例法の精神を云々ということを活かせというご趣旨のご意見をいただいているものもある。私は非公務員型を選択した場合には、教育公務員特例法の形のものはやれるのかどうかやや疑問であり、教育公務員特例法の精神を活かしていく、あるいはその仕組みを残していくとすれば、それは国家公務員型を選択することに当然繋がると思っていたが、法律の先生なども非国家公務員型を選択する場合においても、教育公務員特例法に相当する規定を何らかの形で法律で残すべきであるというご意見をいただいている。ということで、私は最初のご意見には反対であるということをはっきりと申し上げておく。
    主として今の教育公務員特例法についてのご見解について、先ほどの事務局のご説明で、例えば、学長と学部長との関係などもそうだが、非常にこの間、文部科学省の方々が精力的に整理され、ここまでご努力されたことに敬意を表し、大変であったと思う。そして、多くのところで意見が一致するのだが、どこか紙一重、現場の状況と何処かもう少しそこがないというところがあるような気がする。したがって、その点をどのように私達がお伝えするべきかいつも考えているが、今の教育公務員特例法の問題も、滝川事件が起こったそういう時代ならともかく、現在の日本の社会、あるいはこれからの21世紀のグローバル化の進む国際社会というのは、全くその時代と違うわけである。したがって、戦時中の国家権力が横暴を極めた時代、そういう教訓の中で国立大学の教員があまりにも過保護である。そのためにほとんど良い意味での競争原理が働かなくなってしまう。今回は給与によって色々と弾力化するということがあるが、一度任用されれば、よほどのことでもなければ教育公務員特例法によって保護され、いわば人員の移動は全くできない。いかにシステムとして今後学長を中心とする運営形態、トップの方はかなり流動化して社会の風が入ったとしても、肝心の国立大学のボトムの部分がものすごく硬直し、また、学問の自由や自律性、大学の自治を隠れ蓑にして、いわば全部国につけをまわして勝手なことができるのが今の国立大学のシステムであり、そういう国立大学を変えようというのが今回の目的であったのではないか。おそらく、そこで今まで出てきた案というものが、必ずしもそうでないというところを見抜かれて、構造改革の方針というものが出てきたわけであり、そこは文部科学省の方もここまで努力されているわけであり、やはり思い切って国立大学が変わるのだということを国民に示さなければ、とても理解は得られないと思う。その一つの典型が従来から申し上げている教育公務員特例法であり、この法律自体を護持したまま、国立大学を動かそうとしても大学が活性化するとは思わない。したがって、その辺を含めて是非再検討いただきたいと思う。また、私はできればA、B、Cではなく、この委員会としてはC案で統一していただきたいということをお願いしておきたい。
    2001.9.26 文部科学省中央教育審議会大学改革連絡会H13.8.30(第1回)

    国立大学の再編・統合を考える際の論点メモ(案)

    中央教育審議会大学分科会/科学技術・学術審議会学術分科会
    大学改革連絡会の開催について
    平成13年6月14日
    中央教育審議会会長
    科学技術・学術審議会会長
    申合せ

    1.趣旨

    21世紀を迎えた現在、我が国の大学を中心とする高等教育・学術研究機関の在り方を中・長期的な視点から展望し、学問分野のバランスや研究者の養成などを含め、今後の高等教育及び学術研究の振興の在り方双方に関連する大学問題全般について、大学等における教育の振興に関する重要事項を調査審議する「中央教育審議会大学分科会」及び学術の振興に関する重要事項を調査審議する「科学技術・学術審議会学術分科会」の委員等による協議を行い、今後の大学改革方策についての両分科会における審議に資する。

    2.協議事項

    (1) 21世紀を迎え、社会、経済及び文化のグローバル化が一層進展する中で、今後の我が国の大学を中心とする高等教育及び学術研究の果たすべき役割

    (2) 学問分野の望ましいバランスの在り方及びその確保のための方策

    (3) 優秀な研究者の養成・確保のための方策

    (4) その他大学を中心とする高等教育及び学術研究の振興の在り方

    3.実施方法

    両審議会会長、副会長及び会長代理並びに両分科会長がそれぞれの分科会の委員、臨時委員及び専門委員のうちから指名する者により協議を行う。
    2001.9.20
    地方国立大学長28名

    《国立大学地域交流ネットワーク》構築の提言

    —地方国立大学と地域社会の活性化のために—
    (要旨)

    提言の背景

    21世紀前半、国際社会においては、世界経済・環境・エネルギーその他あらゆる面において急速なグローバル化が進行し、20世紀の世界システムは大きく変貌する。

    これに伴い、日本の地域社会は、産業構造上も社会構造上も地球的規模の激しい変貌の下に置かれる。各地域社会は、そこに地球的規模の諸問題が集約的に現れる、いわば《グローバルな問題のローカルな現場》として、それら諸問題の共同解決を迫られる。しかも、それら地域社会の諸問題の解決なくして日本の活性化はあり得ない。

    このような状況にあって、地方国立大学と地域社会に求められているのは、それらさまざまな経済的・社会的変動に対する柔軟な適応力、地域現場の困難な問題の中から新しい社会を現実的にしかも創造的に切り開きうる多様な構想力等を、(傍点開始)大学と地域社会が協力して培うこと(傍点終了)である。そこで以下の提言をする。

    提言の二つの柱

    1.地方国立大学と地域社会の間に全面的で根本的な交流関係を築き、両者の相互的・相乗的な活性化をはかる。

    (1)各大学は、地域社会の現場に赴き、あらゆる面で《地域社会との問題の共有および共同解決》をはかり、地域社会の活性化に寄与する。

    (2)各大学は、地域社会との問題の共有および共同解決を通して、地域現場がかかえる現実的問題の多様性・複雑性に深く学び、大学の活性化をはかる。

    2.この地方国立大学と地域社会との間の相互的相乗的な活性化の関係を全国的規模で結合する《国立大学地域交流ネットワーク》を構築し、日本の地域社会全体を支える。このネットワークの各地域における拠点として、各大学に《地域交流センター》を設置する。

    (1)一地域一大学の活性化を、ネットワークを通して広く全国に伝え、他の地域や大学の活性化を促す。これにより、全国的規模での相互的相乗的な活性化が可能となる。

    (2)一大学一地域で解決不可能な問題は、サテライト方式により大学間でネットワークを通じて互いに情報を交換し合い、その都度の問題状況に応じて相互補完的に役割を分担し合いながら、(傍点開始)ネットワーク全体で共同解決する(傍点終了)。これにより、問題解決の水準とスピードと効率性は全国的規模で飛躍的に高まる。

    教育的社会的経済的効果

    1.教師も学生も、地域社会との問題の共同探求・共同解決を通して、

    (1)異分野交流が促進され、各人の専門領域における問題意識が拡張され深化される。

    (2)地域現場の問題の多様性・複雑性に学ぶことにより、各人の知識と教養と適応能力とは多様化・複雑化され、マルチディシプリン化、マルチタスク化が促進される。

    (3)こうして、各地域社会は、組織的にも個人的にも、21世紀の地球的規模の経済的社会的変動に対する柔軟で現実的な構想力と適応力とを獲得する。

    2.地域交流センターを介し、全国の地域社会と大学の間で、基礎科学・先端学を含むあらゆる研究領域における最新情報や興味深い情報を、分かりやすくしかも双方向的に情報交換し対話交流するならば、地域産業の発展や起業ベンチャーへの確かな動機付けを付与し、雇用創出のコンスタントな機会を提供することになる。それは、学術的関心と企業的関心とを相互的にしかもコンスタントに、全国的な規模で活性化するものとして、今日的課題にきわめて適合したものとなるであろう。

    3.現在、IT革命が盛んに唱えられているが、その成否は、

    (1)コンテンツが単に娯楽的でなく日常生活に密着していること、また単に経費節約的でなく、新しい世界を構築しうる知的文化的価値を含んでいること、

    (2)双方向性を有効に活用しうること、の2点に懸かっている。これら2点において、このネットワークの構築こそ最も公共性と将来性に富んだ事業と考えられる。

    ネットワーク成立の条件

    このネットワーク成立のための条件は、次の2点である。

    (1)基本的に協力原理に基づくこと、

    (2)日本の地域社会全体の問題をネットワーク全体で共同解決するものとして、国立大学のネットワーク化であるべきこと。

    以上の意味において、このネットワークは、全国的に張り巡された《知的協力ネットワーク》として、また《知的セーフティネット》として、日本の地域社会全体を支え活性化することができる。それは真の意味での「国力」の基礎となるであろう。

    2001.9.19
    国立大学協会長・国立大学協会理事への質問状(2001.9.16)
    2001.9.19
    豊島耕一「全大教教研集会参加報告」

    行動提案のない「基調報告」/「大学に合わないことが分かれば引き返せばいい」/「法人化」に囚われた議論からの離脱を/独法化問題とはどのような類のものか/必要なのは大学人のエンパワーメント

    2001.9.19 国立大学協会理事会将来構想WG第5回(2001.8.30)議事録より

    (その後の情報)
    文部科学省は、9月6日の連絡調整委員会の後、省内等の調整を経て、「中間報告」を9月下旬には公表し、広くパブリックコメントを求める予定であると聞いている。本WGは、出来るだけスピードを上げてやっているが、9月6日までに各項目に対するコメントを提出することは不可能である。あと3回(9月12日、10月1日、10月25日)でまとめようとしているので、9月6日までには間に合わない。そのため、各界からのパブリックコメントとは別に、国大協・理事会の意見を10月中に提出するので、特別に重要視してもらいたい旨申し入れて、(口答ではあるが)了解を取っている。

    その間に、臨時理事会(9月27日)・理事会(11月1日)が開催されること、設置形態検討特別委員会(9月19日)との関係も当然考慮したいことを申し添えたい。

    2001.9.17
    国立大学協会ホームページ創設

    第108回総会〔第1日目2001.6.12〕議事録独立行政法人化に関する部分の抜粋
    第108回総会〔第2日目2001.6.13〕議事録独立行政法人化に関する部分の抜粋
    2001.9.13 独立行政法人問題千葉大学情報分析センター事務局
    独行法情報速報No.8 2001.9.13

    特集:文科省の目指す大学像
    2001.9.12 独法化反対首都圏ネットワーク

    9.6「中間報告(案)」分析メモ
    2001.9.12

    9月6日案と8月9日案との異同一覧

    『中間報告(8月9日案)』の描く大学組織
    2001.8.30

    2001.9.7 文部科学省 国立大学等独立行政法人化調査検討会議

    中間報告9月6日案

    中期目標・中期計画の例連絡調整委員会における主な意見

    2001.9.10 国立大学独法化阻止 全国ネットワーク

    政治家・市民・学生・大学教職員による討論集会

    「国立大の『独立』行政法人化は真に大学の独立性を高めるか」

      日時 2001年10月5日 12時30分〜15時30分
      場所 衆議院第一議員会館

    2001.9.9 独立行政法人問題千葉大学情報センター事務局・ 東京大学職員組合改革問題特別委員会・独法化反対宮崎大学実行委員会

    我々の目指す大学像
    文科省『大学構造改革計画』による大学破壊に対抗して

    経済財政諮問会議(2001.8.30)議事要旨より中期目標・中期計画の例国立大学関係者各位独立行政法人化反対首都圏ネットの分析文部科学省調査検討委員会中間報告案
    文部科学省 国立大学等独立行政法人化調査検討会議 9月6日配付資料(広島大学サイト)

    9/6中間報告案(未定稿)

    中期目標・中期計画の例連絡調整委員会における主な意見


    文科省調査検討会議の姿勢

    9月6日の会議で中間報告が決まったか否か、報道に食い違いがあったが、独法化反対首都圏ネットワークの報告(2001.9.7)によれば
    「「連絡調整委員会」で「新しい『国立大学法人』像について(中間報告)(案)」について、議論・検討の結果、「座長(主査)」にとりまとめを一任する」
    ことを確認したと言う。一国の高等教育の将来を左右する報告の実質的最終案を、座長に(つまり事務局に)任せて終わり、というのは余りに無責任ではないか。中間報告案(8/9)文科省原案(6/29)に対する委員の種々の批判のほとんどを無視したものであり、そのままであれば文科省案に過ぎず、調査検討会議の中間報告となることは有りえない。

    文部科学省

    文部科学省独立行政法人化調査検討会議中間報告案(2001.8.9)

     目次行番号付(html)文部科学省原案への委員会意見原案との異同

    国立大学協会設置形態検討特別委員会


    国立大学法人化についての基本的な考え方(2001.6.1)

    6月13日の国立大学協会総会では委員会案に明確な反対意見が複数あり了承するには至らなかった(cf:国大協総第69号
    全国大学高専教職員組合 2001.8.29

    2001年 全大教第13回教職員研究集会基調報告

    「知の共同体」の新たな構築を

    国立大学関係者各位

     大学の直近の未来に係わる内容が多いためか遠山プランへの大学内外の関心が高まっています。しかし、遠山プランの中で目立たない「法人化早期実現」は、日本の大学全体にとり、はるかに悪性のリスクを内包している点が忘れられているように思われます。独立行政法人化後は、遠山プランのような場当たり的政策が国会での吟味を経ずに実施されるようになります。
     幸いなことに、調査検討会議中間報告が描くような独立行政法人化を国立大学協会が了承する見込みはほとんどなくなりました。国立大学関係の大きな法案が、国立大学協会の了承なしに国会に提出された例は今までありませんから、国立大学独立行政法人化への第一ハードルを文科省はいまだにクリアすることができないでいます。
     7月来の文科省の行政指導における、違法性を疑われる威嚇には、11月の国立大学協会総会における「調査検討会議中間報告批判声明」を封じる意図も伺われます。政財官による巧な大学制覇戦略を看過することのないよう、彼等の言行・意図を冷静に注視・分析し、適切な行動を取ることが、現在国立大学に勤務するものに課せられた非日常的使命です。

    文部科学省による大学序列表
    独立行政法人化反対首都圏ネットワーク 2001.9.3

    「・・・・この間の「大学改革」は殆ど例外なく、この序列に従って実行された。課長以上の本省人事もこの序列の中で進められている。こうして大学の序列化が長期亘って推進されたのである。文科省『中間 報告(案)』では、この序列化推進によって形成された厳然たる格差を、「置かれている状況や条件」だと人ごとのように言い、それを踏まえて、“「多様化」「個性化」せよ”と命じている。それ は、明治時代以来の大学ヒエラルキーをさらに制度的に固定しようとするものである。・・・」

    中期目標・中期計画における数値目標例
    中期目標:大学運営に国と社会の意見を積極的に反映させるための取り組みを進める。

    中期計画:法人の非常勤役員として、最低□名の学外者を登用する。

    独立行政法人反対首都圏ネットワーク事務局

    『中間報告(案)』の描く大学組織(Ver.1 2001.8.30)

    文部科学省調査検討会議『中間報告(案)』分析メモ (Ver. 1 2001.8.23)