==> 国立大学独立行政法人化の諸問題
Ver 0.11
(0)国立大学は全体として一つの自治組織となる。
(0a)公立大学・私立大学との概念的境界は設けない。
(1)授業料は(公立大学・私立大学も含めて)無料とする。
(1a)必要な税制を導入する(「教育税」など)。
(1b)これは卒業制度をなくすことで初めて可能になると思われる。
(2)大学入試は廃止する。
(2a)大学入学資格試験を行う(年に数回)
(2b)講義ごとに受講資格試験を行う(必要な予備知識を確認するテスト)
(3)特定の大学に入学し、特定の大学を卒業する、という概念をなくす。
(3a)大学入学資格を取った者は、一生いつでもどの大学でも学ぶ権利がある。
(3b)学生は(講義の期間との整合性の制約はあるが)どの期間どの大学に居てもよい。
(3b1)1年目は北大で、2年目は沖縄大学で学び、といったことができる。
(3b2)多すぎたときの対処の仕方はいくらでもある。
(3b2a)自明な解決:くじ。ただし、1年だけの権利等々。
(4)卒業制度をなくす。(...重複するが強調のため)
(4a)各人の「学歴」は合格した講義のリスト「学習履歴表」(一生成長するリスト)。
(4a1)各講義の内容詳細と合格条件を誰でも瞬時にアクセスできる形で公開する。
(4a1a)採用試験では担当者は、「学歴」のリストの内容を必要に応じて瞬時に確認できる。
(4b)社会的便宜のため学習履歴表を評価するプロセスが必要(大学評価機構に相当するもの)
ただし、複数のNGOが育つことが必須。
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以下はコメントです。
(5)自明な利点
(5a)小中学校で遊びが復活し本当に頭が良くなる。
(小学生に遊ばせないのは日本人の頭を悪くする最も効果的な方法、誰が得をするのか)
(5b)講義の合否を厳しく行える。
(5b1)卒業制度がある限り難しい。
(6)すぐ思いつく問題点の例
(6a)受験がなくなると高校まで勉強しなくなるのではないか。
(6a1)大学に入ると勉強しなくなるよりまし。
(6b)大学教育が成り立たないのではないか。
(6b1)卒業制度があるので、先入観でそう思ってしまう。
(6c)一つの大学や学科に大勢が来たら困る:
(6c1)卒業制度がなければ、いくらでも対処法がある。
(6d)医学や法学などでは無理
(6d1)高度専門家養成教育は別に考える必要はある。
(7)深刻な問題点
(7a)新自由主義に基づく幼稚で危険な発想に過ぎないのではないか。
(7a1)共同体としての大学を崩壊させないか。
(7a1a)<共同体としての大学>が今あるのか?
(7b)教員の身分が極端に不安定になりかねない。
(7b1)感想:日本人の大半が大学に無関心である以上 大学教員身分の
安定性確保は目標としては弱すぎるのではないか
(7c)研究の場としての側面が考慮されていないのではないか。
(7c1)コメント:卒業制度から来る教育の形骸化よる無駄が研究の場の質を損なっている
(7c2)コメント:国民の大半が無関心である以上、大学が「下請け研究会社」と
「専門学校」的なものに分離されることは避けられない、と悟るべきだ。
(7d)文部省の教育/研究の分離の考えとどこが違うのか。
(7d1)研究に専念できる機会を用意することは重要。しかし、それは身分としてではなく、
若手の教員の、例えば10年位の期間の権利とする。
(7d2)大学教員の生活は安定したものにすることは不可欠。非常勤講師化は避ける。