「意見広告の会」ニュース78

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Date: Tue, 30 Dec 2003 10:37:34 +0900
From: 「会」事務局
Subject: 「意見広告の会」ニュース78
1 都立大学理工系教員の声明
2 都立大学人文学部長の抗議声明 
関連 都庁記者クラブ内マスコミ各社に対する声明
3 東京都大学管理本部の教員「公募」
予告 「都立大に関する文科大臣への要望」の紹介
   明日以降に掲載します。
*3について
 一体誰がどこで教員人事の「審査」をするのでしょうか。

都立大の方から「これらについては、年明け早々に改めて、違法性を追求する予定です 」との連絡をいただいています。

また、特に法科系の方からのご意見をお待ちしております。

1 都立大学・科学技大理工系教員有志110名の声明
                          2003年12月26日
12月24日の記者会見で都知事が、人文系教員だけ東京都大学管理本部を批判してい る、と言い逃れをしていたが、それがきっかけであろう、都立4大学全体に浸透してい た批判が、理工系教員110名の強い声明として結晶した。大学の全構成員を屈服させ ようと躍起になっているのは、権力に恍惚となるタイプのつまらない政治家であること を自ら証明しているようなものである。しかし、良識であれ法律であれ道徳であれ憲法 であれ、軍隊以外の何ものにも「屈しない」強い権力者に感動する人も少なくない現状 では、日本の将来にとって要注意の権力者ではなかろうか。

声明

東京都大学管理本部主導による一方的な「新大学設立」準備の早急な見直しと開かれ た大学改革準備組織の再構築を求める

 東京都立大学は50年を超える歴史と伝統を培っており,教育と研究の両面で,公立 大学として多くの社会的責務を果たしてきた.また,都立科学技術大学をはじめ他の 都立の大学も首都の教育と研究を支える貴重な貢献をしてきた.しかしながら,2年 前 ,東京都は専らその財政的な理由に基づき都立の4大学の統合・改革を提起した. こ れに対して,4大学は多くの問題を抱えながらも当時の管理本部と共同して,新た な 枠組みによる大学の設置の作業に取り組んできた.特に,教育を受ける現在と未来 の 学生達に不利益が生じないことを常に念頭に置き,教育・研究に携わる機関として の 社会的責務を今まで以上に間断なく果たすことを目標として,平成17年度の新た な 枠組みによる大学の発足に向けて長時間にわたる検討を進めてきた.ところが,本 年 8月1日に現大学管理本部が唐突に提出してきた「新大学構想案」は,これまでの 検 討結果を一方的に破棄したものであった.以来,大学の「現場の声」を無視して進 め られる「新大学構想」に対し,10月7日の都立大学総長声明(「新大学設立準備 体 制の速やかな再構築を求める」)をはじめ,教職員,学生,大学院生などからの多 く の声明や抗議が出されてきているにもかかわらず,大学管理本部は全くこれらを無 視 し,その後も河合塾への作業の外注や教員の任期制度や年俸制の一方的公表など, 大 学運営の基本に関わる事項を大学との協議の姿勢を示すことなく押し進めている.

 大学の改革は時の行政が一方的に進めるべきではなく,大学を運営する大学の執行 部,あるいは,法人化後であればその責任を専らに担うものが中心となり,行政と手 を携えて進めるべきものである.この基本すら守られない状況において,これ以上管 理本部がいうところの「大学改革」を認めることは,現大学で学ぶ学生・大学院生の みならず,大学の新たな出発を期待する高校生,受験生をはじめとする東京都民,国 民に対する責務を大学自身が放棄することになりかねない.したがって,現在都立の 大学で教育・研究に従事し,大学の運営に一半の責任を持つ大学人として,これを黙 って見過ごすことは出来ない.

 私たちは,10月7日の都立大学総長声明で指摘されている内容を支持するととも に,現在進められている一方的で独断的な「新大学設立」準備を直ちに見直し,開か れた準備組織のもとでしっかりとした改革の方向を検討し,新しい大学を作っていく ための取り組みを進めることを強く求める.

2003年12月26日

東京都立大学理学研究科・工学研究科,東京都立科学技術大学工学研究科教員110名

連絡先:東京都立大学理学研究科 小柴共一(生物科学専攻), 神木正史(物理学専攻), 三宅克哉(数学専攻) 工学研究科 渡辺恒雄(電気工学専攻)東京都立科学技術大学工学 研究科 山田雅弘(インテリジェントシステム専攻)


2 東京都による基礎データの歪曲に抗議する

 東京都大学管理本部はこれまで再三にわたり、プレス発表や都議会本会議・各種委員 会において、都立大学、なかんずく人文学部に係るいくつかの基礎データを歪曲して発 表して来た。これは、現在設置準備が進められている新大学の構想において、都立大学 を半ば解体し、とりわけ現人文学部については実績ある専攻の多くを廃止する、という 都の方針を正当化するために行われていると考えざるを得ない。すでに指摘されて来た ように、大学管理本部の挙げる数字は真正のデータとはまったくかけ離れたものだから である。東京都のこのような姿勢は、およそ公正を旨とすべき地方公共団体にはあるま じきものであり、そのことは、すでに文教委員会(11月13日)において行われた質疑等 を見ても十分に明らかである。

 しかるに、去る12月24日の記者会見の席上、今度は知事までが、同様の歪曲されたデ ータをもとに、現都立大学および人文学部の存在理由そのものを否定するごとき発言を 行ったことは、まことに遺憾と言わざるをえない。特に、教員一人当たりの学生担当数 、学部卒業後の学生進路など、人文学部に直接に係る諸データは、驚くべきことにこれ まで大学管理本部が繰り返し発表して来たものと同一であった。しかし、このデータに ついては、すでに再三抗議を受け、大学管理本部自身が行き過ぎを認めていたはずであ る。

 以上の理由により、私は、大学と学部の名誉を不当に毀損するこのような行いに対し 、断固抗議せざるを得ない。また、ここに改めて、民主的手続きを無視し秘密裏に策定 された新大学構想とその準備過程を批判するとともに、それを正当化するために行われ るいっさいの不正な情報操作を即刻中止するよう強く要望するものである。

以上

      2003年12月25日    都立大学人文学部長  南雲智


*関連 都庁記者クラブ内マスコミ各社に対する声明

 去る12月16日には、私ども「開かれた大学改革を求める会」の会見にご参集下さり、 誠にありがとうございました。

 石原都知事は12月24日に記者会見を行い、都立の新しい大学の問題に言及しました。 その発言の中には私たちにとって看過できない点がありますので、ごく重要な点につい て取りあえず指摘させていただきます。

1. 都知事は人文科学系の教員のみが8月1日以降の新構想に反対しているかのように 喧伝しています。これまで大学管理本部も同様の発言を繰り返してきました。しかし法 学部内からも抗議の声が上がっていることはすでにご存じのとおりです。また、12月26 日には都立大学理学研究科・工学研究科、科学技術大学工学研究科教員110名が、《管 理本部主導による一方的な「新大学設立」準備の早急な見直しと開かれた大学改革準備 組織の再構築を求める》声明を発表しています。なお、私どもの会の構成員75名につい て申しますと、教員の所属は人文学部のみならず、法学部、理学研究科に及んでおり、 大学院生・学生の所属は全学部にわたっています。このように、8月1日以降、管理本部 が進めている新構想に対する反対の声が、学部、大学の枠を越えて広がっているのが実 状です。

2. 石原都知事は会見において様々な数値を示して人文学部不要論を展開しています 。しかし、その数値の取捨選択は不正確かつ恣意的であり、データの捏造とすら呼び得 るものです。教員一人当たりの学生数については、これまで大学管理本部が発表した4. 6という数字に対して、大学側は9.9という数値を挙げて修正を要求しており、また、11 月13日の文教委員会の質疑においても、4.6という数字の誤りが指摘されました。にも かかわらず、都知事は相変わらず誤ったデータを使用しています。また、学生数につい ても、「ほとんど希望者のない専攻科がある。独文は2人。仏文は0人。」と知事は発言 していますが、各専攻への進級者がそのような数であったことはなく、現在、独文学専 攻の学部生は30名、大学院生23名、仏文学専攻は学部生28名、大学院生26名を数えます 。さらに、独文、仏文をはじめとする文学・語学担当の教員は、自専攻の学生のみなら ず、全学部の語学および一般教養科目を担当しており、教員一人当たりの学生数は、知 事が示した数を大きく上回るものです。

3. 石原都知事は8月1日新構想に反対している教員が、自らの保身をはかっている と述べています。しかし、私ども「開かれた大学改革を求める会」が要求しているのは 、よりよい大学改革を遂行するための開かれた協議体制の構築と、学習権の十全な保障 であり、これは決して保守・保身にもとづく行動ではありません。大学改革を実りある ものにするためには、行政の独断ではなく、教育・研究の当事者である教職員、院生、 学生と行政との不断の対話が不可欠であると主張しているのです。

 今後とも都立の大学の改革問題に関して、公正な視点から報道していただきたく、よ ろしくお願い申し上げます。

2003年12月27日
開かれた大学改革を求める会
代表 西川直子


3 東京都では、現在の都立4大学(東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立 保健科学大学、東京都立短期大学)を廃止し、平成17年4月に新しい大学を開設しま す。

 この新しい大学の専任教員(平成17年4月採用)を下記のとおり公募しますので、 採用を希望される方は各募集要項に従い、ご応募くださいますようお願いいたします。

 なお、必要な教員の公募情報については、今後随時更新を行ってまいります。

 新大学専任教員公募一覧
   ※ 学部・コース等の名称はいずれも仮称です。

所属学部・コース等名 専門分野 職位 募集
人員 募集要項
(PDF形式) 申込
締切日 
都市教養学部
経済学系経営学コース 経営学(テクノロジー・マネジメント) 教授又は
「准教授」 1 募集要項 H16.1.30 
都市教養学部
経済学系経営学コース 経営学(ベンチャービジネス) 教授又は
「准教授」 1 募集要項 H16.1.30 
都市教養学部
理工学系電気電子工学コース 電磁気応用分野 「准教授」 1 募集要項 H16.1.30 
システムデザイン学部
ヒューマンメカトロニクスシステムコース ヒューマノイドロボット、ロボットセンシ
ング、ロボットマニピュレーション 教授 1 募集要項 H16.1.30 
システムデザイン学部
航空宇宙システム工学コース 数値流体力学、空気力学 「准教授」 1 募集要項 H16.1
.30 
システムデザイン学部
航空宇宙システム工学コース 航空宇宙材料、材料力学、構造力学 「准教授」 1 募集
要項 H16.1.30 
システムデザイン学部
経営システムデザインコース 人間工学、セイフティマネジメント 「准教授」
又は教授 1 募集要項 H16.1.30 
システムデザイン学部
経営システムデザインコース 人間工学、マンマシンシステム 「准教授」
又は教授 1 募集要項 H16.1.30 
システムデザイン学部
経営システムデザインコース 社会システム工学、経営情報システム工学 「准教授」
又は教授 1 募集要項 H16.1.30 

 注1 本件公募で「准教授」と表示している職位は、学校教育法上の助教授に相当し ます。

 注2 平成16年度採用の公募情報については、各大学の公募のページをご覧くださ い。

     都立大学工学研究科(土木工学専攻)の採用情報へ
     保健科学大学(看護学科・放射線学科)の採用情報へ

提出書類様式集(様式がダウンロードできます。)
  様式1(履歴書)・・・・・・・・・・・・・・・・ ( word文書 ・ pdfファイ
ル )
  様式2(教育研究業績一覧)・・・・・・  ( word文書 ・ pdfファイル )
  様式3(代表的研究業績説明書)・・・ ( word文書 ・ pdfファイル )
  様式4(教育・指導実績一覧)・・・・・・ ( word文書 ・ pdfファイル )
  様式5(外部資金実績一覧)・・・・・・・ ( word文書 ・ pdfファイル )
  様式6(社会貢献等業績一覧)・・・・・ ( word文書 ・ pdfファイル )
  様式への記入要領・・・・・・・・・・・・・・ (pdfファイル )

 ※ 提出は、上記様式を参考に別のファイル形式で作成したものでも構いません。

新大学の教員の人事給与制度について
  新大学は、地方独立行政法人法に基き東京都が設置する公立大学法人が運営する大 学となることを予定しております。法人化後の人事制度については、こちらをご覧くだ さい。

  ※ 新大学全般に関する情報については、こちらをご覧ください。

 問合せ先
  ・募集全般に関する問合せ
   東京都大学管理本部管理部総務課人事係
     TEL 03−5320−7093
     E-mail S0000677@section.metro.tokyo.jp
  ・専門分野に関する問合せ
   各募集要項に記載されている問合せ先へ