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Date: Tue, 09 Jan 2001 14:36:06 +0900
Subject: 総長選挙アンケート
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                       2001年1月9日
全学構成員の皆様
                       北大ネットワーク世話人

 すでにお知らせしましたように北大ネットは、1月29日から行われる本学
総長選挙に当たり、候補者と目される方及び部局長にアンケートを行い、その
結果を皆様にお知らせし、投票の際の判断材料を提供することを予定しており
ます。全学構成員から寄せられました質問項目を整理し、候補者及び部局長宛
のアンケートを以下のようにまとめました。寄せられました回答につきまして
は17日以降皆様に電子メ−ルで配信致します。

--------------------------以下アンケート内容---------------------------

総長選挙「候補者」および部局長各位

                       北大ネットワーク世話人

北大ネットワーク(北大ネット)は、全学の構成員の皆さんが独立行政法人化
に関する正しい認識を共通のものとするための情報提供を主たる目的として一
昨年の年末に発足いたしました。

この間、国立大学協会は文部省の調査検討会議への参加を決め昨7月より検討
作業が開始される一方、また独立行政法人化を見越した「大学改革」が全国の
大学で進められております。北大でも昨年末に未来戦略検討WG検討結果報告」
「平成13年度以降の教育研究基盤校費の配分について(中間報告)」「定員
管理等検討WGからの最終報告」等、今後の北大の進路に重要な影響を及ぼす
報告が矢継ぎ早に出されております。

このような状況の下で、1月29日から本学総長選挙が行われます。今回の選
挙の結果は単に北大の未来だけでなく日本の大学システム全体の行く末にも大
きな影響を持つことが予想されます。全国の大学で無思慮な競争原理導入が画
一的に進行し始めている中で、北大を真に活性化させる方向を冷静に見極め舵
取りし<北大方式の大学改革>を実現することによって、大学の歩むべき新し
い道を見いだし、全国立大学のリーダーとしての使命を果たす総長を選出しな
ければならないと考えます。

北大ネットでは、総長選挙において有権者が適切な判断をすることが出来るよ
うな情報を提供するため、候補者と目される方々にいくつかの項目について質
問をし、その回答を有権者の皆さんにお知らせすることを企画しました。質問
項目については、本学構成員の皆様に意見を求め、全学から寄せられたご意見
を基に下記のようにまとめました。尚、今回ご回答をお願いする方は、当選挙
に当たって、すでに推薦書が出されている候補者及び本学の全部局長を対象と
しており、いずれも本学の管理運営に直接的に関わってきた先生方です。時節
柄ご多忙の折、誠に恐縮ではありますが、当方の趣旨をご理解の上、ご協力下
さいますようお願い申し上げます。ご自身では総長候補とはお考えにならない
場合にも、この機会に是非先生のご意見をお聞かせ願えればありがたく存じま
す。

選挙までの時間が迫っていること、及び「北大を語る会」主催の公開討論会
「今、北大は何を選択すべきか?」開催予定の1月17日(水曜日)にまでに
先生方のご回答を有権者にお知らせするために、1月16日(火曜日)午後5
時までに下記メールアドレス宛、ご回答下さいますようお願い致します。ご回
答は、特に問題の無い限り当方では編集をせず、回答者毎にそのままの形で本
ネットワークのメーリングリストを介して、有権者のほぼ全員へ配信いたしま
す。

回答先メールアドレスは以下の通りです。
  hattori@anim.agr.hokudai.ac.jp

------------------------------アンケ−ト------------------------------
以下の項目毎に、ご回答願います。字数は特に制限はありません。なお、質問
事項を削除しないようお願いします。

■ご氏名


■所属部局


■電子メールアドレス
 (当方からの本件に関する連絡のみに使用します。公開いたしません)


■ホームページのアドレス
 (もしございましたらお教え下さい。全学に公開します。)


■I. 国立大学の独立行政法人化について

【I-1】 国立大学の独立行政法人化問題は、国立大学の将来を規定する極めて
重要な問題です。本来、設置形態のあり方は大学が自ら考えて自ら追究してい
くべきと思われますが、現在の状況は必ずしもそのようになっていないようで
す。この点に関して、どのようにお考えでしょうか。






【I-2】 独立行政法人化の諸問題についてのお考えを是非お聞かせ下さい。大
学改革にとっての大学法人化の得失、国立大学協会・北大が各々取るべき方針、
最終的な決断の方法、等々を含めてお答え下さい。







■II. 大学の現状について

【II-1】 現在、日本の大学が直面している問題の核心はどこにあると思われますか?






【II-2】 市場原理・競争と効率化の導入、大学評価・学位授与機構による評価を
どうお考えですか。これらは大学の活性化に有効だと考えられますか。






【II-3】 大学のあるべき未来像を語って下さい。







■III. 北大の諸問題について

【III-1】 現在、北大が直面している問題の核心はどこにあると思われますか。






【III-2  合意形成システムについて】
  学長のリーダーシップ強化が法的に決まり、北大では総長室が新設される予
定と聞いてますが、北大における合意形成や意思決定方法に関する考えをお聞
かせ下さい。例えば、教授以外の教員や職員、学生の大学運営参加に関しては
どのようにお考えでしょうか。






【III-3  情報公開について】
  本年4月から情報公開法が施行されますが、学長裁量経費を含む大学財政や
運営の透明性をどのように確保されるお考えですか。






【III-4 教員の身分制度】
  教員の身分制度、特に助手の実態をどのようにお考えですか。また、教
員に対する任期制導入についてはどのようなお考えをお持ちですか。






【III-5 北大の改革について 】
  北大における全学教育、学部一貫教育、重点化された大学院の教育をどう評
価されてますか。また、大学院重点化に伴い大量に増加した大学院生が、各々
の研究分野での定職を得難くなっている現状について、どのようにお考えです
か。




【III-6. 北大の未来像について】
  先日出された未来戦略検討WGの教育・研究に関する答申は、北大の在り方を
論じたもので、今後学内で十分に議論される必要があります。WGの答申をどの
ように評価されているのか、今後のあるべき北大の教育・研究像と関連づけて
お答え下さい。







■IV. 今回の総長候補者選挙に当って、全学に向けて訴えられたいこと等がおあ
りでしたら、お書き下さい。












--------------------アンケ−ト終----------------------------------------
ご協力ありがとうございました。