国公私立大学教員有志のメッセージ
  1. Academia e-Network Poll Project の第二回の取り組みです。今回の問題も大学 界全体の未来を大きく左右するものです。
    (****・北海道大学・理学研究科)

  2. 研究者の任期制を、取り入れる研究機関が 近年増加しつつある。任期制のもとでの研究 者・教員の評価は大変困難であることが以前 から予想されていた。そもそも研究のある時 点で、決定的な評価判定がどこまで可能か (科学史を見れば、ノーベル賞級の研究でさ え予測困難である。参考文献:ノーベル賞の 決闘、岩波、ウエイド著、丸山・林共訳)。 仮にその評価作業を許容したとして、真に当 該の研究業績評価をし得る研究者が審査する 側に選ばれているかなども重要な点である。
     上の記述に照らして考えると、今回の京大 医科研の事件は、外部の専門の委員が当該研 究者の業績を十分と評価していることから、 その意見が取り入れられるべきであると思 う。一般に内部の意見よりは、外部の研究者 による評価の方が上位に立つと考えられるか らである。更に外部の審査には、関連分野の 研究者が十分含まれていたとされる。
     それにもかかわらず、内部での意見を取り 入れて再任を拒否するということは、到底理 解できないものである。研究業績以外の因子 が介在しているとしたら、問題外である。任 期制度において、再任するか否かは、純粋に 研究業績に基づいて行われなければ、この制 度のメリットは全くなくなるからである。
     以上の理由から、今回起こっている京大医 科研の再任拒否の結論を不当と考える。
    (****・新潟大学・理学部)

  3. 滝川事件や戦後のレッドパージを思い起こさせられます。歴史に学ぶ、とは、こういうことかと、思わせられます。しかし、現在は、ずっと多くの人々に連帯があると思われ、社会の進みを実感します。
    (****・岡山大学・理学部)

  4.  これでは、研究をしても、良い授業をして も職の保障はないことになります。とにか く、再任拒否の手続き上に瑕疵があると思い ます。  ところで、大学の任期制の場合、特に全学 に導入された場合のことを考えると、任期途 中での同意取り消しは教官の側からはでき ず、同意取り消しが即失職となることも問題 ではないでしょうか?  労働者の同意の要る企画業務型裁量労働制 の場合も同意取り消しは条文には見あたりま せん。しかし、一般の会社で同意取り消しが 即退職とは考えにくいと思います。また、企 画業務型裁量労働制の場合は労使委員会の設 置と議決、本人同意の必要性、期間1年が法 に定められており、大学の任期制のような恣 意的なものではないようです。  今回の再任拒否問題を広く大学人に知らせ ると共に、不当性を主張して行くことに賛成 です。
    (****・高知大学・農学部)

  5. 任期制の安易な運用に強く抗議します。
    (****・北海道教育大学・教育学部)

  6. こんなに業績もあり、かつ多くの患者さんに必要とされている方を何の理由も無く説明も無く辞めさせるのは、どうにも解せませんし、また人道的にまちがっているのではありませんか?(患者さんを見殺しにするようなものでしょうから。)いったい、日本はいつからこんな理解不能な事態が起きてしまう国になってしまったのでしょう。世間の猟奇的殺人事件よりもっと理解不能です。腹が立つ以前になにか薄気味悪さを感じます。
    (****・東京大学・大学院農学生命科学研究科附属農場二宮果樹園)

  7. 数年前、大学教員任期制が導入された国会で、文教委員会の傍聴行動に参加した 経験がありますが、言を左右にこの任期制は学問の自由を奪うものではない、と 言い逃がれを繰り返していた文部大臣の姿が思い浮かびます。 今我々はおしなべて、徐々に無権利状態の道へと導かれているようですが、 今回の井上一知先生の件のような、極立って強権が発動された事態に際し、 出来る限りの抵抗と主張を行なうことが、その道への墜落を回避する不可欠 そして有効な行動だと思います。道理の無いことは必ず打ち破ることが出来ると 信じます。 井上一知先生におかれましては、御研究のさなか、このような不条理な事件に よって研究活動に支障を来たされ、その無念のお気持ちは察するに余りあるもの ですが、この件を通じまして先生が採られたお立場、即ち正しさは決して放棄しない という思想と行動、そしてそれを支持する全国の大勢の仲間の存在は、 この事件で勝利されたあとの先生の御研究の展開の中に、大きく実を結ぶことと 確信します。
    (****・東北大学・大学院理学研究科ニュートリノ科学研究センター)

  8. 大学教員任期制法の悪しき側面が浮き彫りにされた例であると思います。 法の精神に則った判断をしても、外部評価が優先されるべきです。
    (****・名古屋工業大学・工学研究科)

  9. 大学に限らず、任期制の職場では、機械的に任 期を切る契約でない限り、契約続行の可否判断 には雇用者の主観が反映されるので、裁判所は 機械的に門前払いをするべきではない。
    (****・弘前大学・教育学部)

  10.  任期制の恣意的な運用がまかりとおるように なると、大学の自由な発展は根底から揺るがさ れることになります。仮に任期制が導入されて も、再任条件、再任拒否の条件、その判定機関・ 判定システムなど、公明正大な科学的基準がな ければ、またそうした公正な基準がきちんと適 用されなければ、非科学的な利権・利害のぶつか り合う場になってしまうでしょう。  京都大学における今回の事件の判定は、全国 的な重大な意義を持つと考えます。
    (****・横浜市立大学・商学部)

  11. 外部評価委員会も高く評価する国際的な業 績がお有りにも拘わらず,京大医学部が明 確な説明をしないまま井上一知教授への再 任を拒否したという今回の事件には,驚き を通り越して強い憤りを感じます。また, そもそも大学教員への任期制がどれほど公 正・公平に運用されうるのか従来から疑念 を感じていましたが,今回の事件によっ て,任期制が大学によって恣意的に運用さ れうる危険性が現実のものになったという 意味で極めて重大だと思います。歯止めの ない任期制の導入には今後も強く反対して いく必要があります。なお,医学部当局の 不透明極まる決定のために,ご自分の研究 環境を奪われた井上教授の悔しさや苦しみ には想像を絶するものがお有りと思います が,どうか今回の裁判を通じて当局の不当 性を明らかにされますと共に,これまでの 地位と研究環境を一刻も早く回復されます ことを,心より祈念致します。
    (****・富山大学・経済学部)

  12. 大学自治をはき違えないで下さい。
    (****・東京都・工学博士)

  13. 高校の同級生の竹山です。井上君、大変ですね。任期制の問題点が問題点が明白に露呈された事態だと思います。世間は安易にその方向に流れていますが、問題大有りですね。知り合いの大学教員にもこの書名を回したいと思います。頑張ってください。
    (****・京都府立大学・人間環境学部)

  14. 民主主義は日本国憲法の根幹ですで、いまその 民主主義が危うい状況になっています。京都大 学医学部という組織内で、職員の身分に関わる 重大な問題が民主主義を踏みにじって行われて います。組織内の民主主義を潰すことは、日本 全体の民主主義を潰していくことにつながりま す。憲法の番人である裁判所は、このようなこ とは許されない、憲法違違反であることを確固 として示すべきだ。
    (****・兵庫県・サラリーマン)

  15. 大学人自らが、任期制を悪用する、こんないじめというか、村八分 としか言いようのない、思慮のない愚行をすることに、法論理以前に、 情けないというか、ものすごい憤りを覚えます。  井上一知先生、後々のためにも、しんどいでしょうが、頑張りぬいてください。
    (****・大阪経済法科大学・法学部)

  16. 外部評価委員会による客観的な報告結果を覆した根拠が不明確です。今後の大学運営に関わる根本的な問題ですので十分な審議を希望します。
    (****・東北大学・医学系研究科消化器外科)

  17. 大学教員の任期制は、各教員個人に対する権 利侵害の面だけでなく、人事評価や異動に関 連する膨大なエネルギーの浪費を大学組織に 強要するという、組織に対するマイナス面も 大きな制度です。制度の恣意的な運用をやめ させると同時に、このような制度自体の休 止・廃止が、日本の学術の振興のために不可 欠だと考えます。
    (****・南山大学・法学部)

  18. このようにして、大学の自治が根本から否定 される事態が徐々に、しかし確実に進攻して いる事態を深く憂慮しています。かつて大学 にあって、大学の自治と民主主義の重要性と それが日本の歴史と文化とにもつ重要性を体 験してきた一人として、今回訴訟を起こされ た原告の先生に心からの連帯を表明するとと もに、ぜひとも日本の教育と研究の自由が保 障される判決が出されることを願って止みま せん。
    (****・岐阜県・日本福祉大学名誉教授)

  19. 戦うのには、体力、気力のエネルギーが、必要です、ストレスも大きい、と思う。 正義のため、応援します。 これからの、医学の発展のために、必要な先生です。
    (****・東京都・税理士)

  20. 大学が自ら決めた内規を自らの手で、ないがしろにすることは、大学が自分自身で、自治をふみにじるものである。 社会はこうしたことを、大学の自治は大学の都合のよいときだけに主張されると受け取り、大学は自治の信頼性を失い、学問の自由の前提を崩すことにつな。残念としかいいようがない。
    (****・琉球大学・医学部)

  21. 阿部泰隆教授によれば、再生医科学研究所再生医学応用部門に関する申し合わせは1998年4月21日付で、これは井上教授が採用内定して、同年5月1日に発令される直前にあとから決まったもので、それに合わせて20日に同意書を事務官が取りに来たということで、公募の際には任期制のルールは示されておらず、同意の際この申し合わせも知らせていなかったということである。また京都大学再生医科学研究所任期制教官の再任審査に関する内規第九条は「協議員会は、委員会による再任申請者の評価に基づき、再任の可否について審議決定する」となっている。従って委員会の評価が再任を可とする場合には、特段の事由がなければ再任は認められるはずであるが、結論は逆になっている。このように井上教授の採用内定後に任期制が決まり、再任手続きでも委員会の結論とは異なる決定がなされるというように、手続的に重大な瑕疵があり憲法31条の適正手続の下になされたとは到底言うことが出来ない。その場合に裁判所の救済を受けられないというのであれば、井上教授は裁判を受ける権利を奪われてしまう。このようなことは許されてはならない。
    (****・大阪府・弁護士)

  22.  この大学通信において教員の任期制導入に 関する意見がいくつか取り上げられています が、阿部泰隆氏の論文は傾聴に値すると思い ます。阿部氏は、京都大学再生科学研究所で 起こった任期制教授の再任拒否事件につい て、「少なくとも、再任審査のルールを公正 につくり運用しなければ違法違憲であると確 信するに至った。しかし、京大にはそのよう なしくみもなく、これを公正に運用しようと する理性もない。しかも、これは井上教授一 個人の問題だけでなく、大学の崩壊をもたら す重大事件である」と述べている(大学通信 2003.06.02  http://ac-net.org/kd)。私 は、任期制導入そのものに反対するものでは ないが、「再任審査のルールを公正につくり 厳正に運用」しなければ、任期制が大学教員 の自由な研究や教育に対する意欲を著しく阻 害し、「大学の崩壊」さえもたらすものであ ることを十分に認識している。

     そもそも、現行の大学教員任期制施行およ びその運用に関する規則は、各大学部局の教 授会によって決定されるため、同じ大学内で さえも部局によってバラバラで統一されてい ない。しかも、「学問の自由」と「部局の独 自性」を建て前としているため、文部科学省 や大学学長さえも一部局で決定された「内 規」を変えることはできず、その決定を覆す こともできない。このような状況では、大学 教員は実質的な再任審査の権限を握る部局教 授会などの意向を恐れて、自由に研究を行っ たり自由な意見を述べたりすることを控える ようになるかもしれない。大学教員に限った ことではないが、ただでさえ「長いものにま かれろ」や「事なかれ主義」などが横行して いる大学の現状を考えると、現行の教員任期 制のもつ危険性を無視すべきではない。京大 再生研の例が示すまでもなく、法律的には問 題がなくても公正な運用がなされたかどうか 疑わしい大学人事など別に珍しいことではな い。表面では公明正大を唱えながら、実質的 には「談合」や「裏取引」で教官人事を決定 している例など枚挙にいとまがないだろう。 このことは、大学当事者なら誰でも知ってい ることではないだろうか。再任審査の権限が 大学の部局教授会等に委ねられるとしたら、 阿部泰隆氏の言うように「恣意的な免職制 度」として悪用される危険性が大きく、今 後、京大再生研のような事例が増えることは 明らかである。

     これら任期制に係わる問題は、任期制導入 を押し進めようとした過程で、ことが反発の 強い人事問題だけに、とりあえず個々の部局 に責任を「丸投げ」して、なし崩しに任期制 を実行させようとした文部科学省の狡猾な 「及び腰」のツケが回ってきたのではないの か。本来なら、文部科学省と大学当局が責任 をもって抜本的な大学人事制度の改革を行 い、任期制に対する統一指針を打ち出すべき である。大学の「外部評価制度の導入」に関 しても同様な過ちがあったため、現在では国 によって定められた「客観的な評価制度」に 改められていることを思い起こしてほしい。 任期制導入のような個々の教官の将来に直結 する重大な制度は、大学の一部局教授会の 「内規」などに委ねるのではなく、せめて、 大学全体の制度改革の一環として検討して公 正なしくみを構築するべきではないだろう か。現行のような中途半端な任期制では文部 科学省の目指す「研究教育の活性化」など望 むべくもなく、「百害あって一利無し」とい われてもしかたがないのではないか。

    群馬大学生体調節研究所
    教授 立元一彦

    (****・群馬大学・生体調節研究所)

  23. この裁判はきっと日本の大学の歴史に残る と思います。原告が勝てば明るい未来への ともしびとして、負ければ暗黒社会への入 り口の墓標として。したがって、勝たねば なりません。
    (****・広島大学・大学院生物圏科学研究科)

  24. 国や組織は人間を支配するためにあるのでは なく、個々の人間1人1人のために、個人の レベルではできないサービスを提供するため にあるのです。何においても、国や組織を運 営する一握りの者の利益を個々人の利益より 優先することは絶対に許しません。今回のよ うに、組織の意志で、理由も無く個人をどう こうすることなど論外です。

    ここ数ヶ月で急激に権力者の暴挙が横行する ようになっていると思います。メディアも当 てになりません。不当な出来事が起こる度 に、不安に駆られます。安心して研究をする ことができません。

    (****・筑波大学・数理物質科学研究科(大学院生))

  25. 教官再任制の主たる目的は研究や教育に熱 心でない教官を排除することにあります。 公平を期するために、他大学から専門的に 優れた評価委員が再任審査を行います。と ころが京都大学再生医科学研究所(再生 研)の協議会は外部評価委員(7名)全員 一致して井上一知教授の再任を答申したに もかかわらずこれを無視し再任を拒否しま した。再生研の所長はその理由を明らかに せず、本人に弁明の機会も与えません。さ らに奇怪なことに所長は外部評価委員に答 申の内容を書き換えるように働きかけてい ます。

    もし京都地裁が井上教授の訴えを門前 払いするようなことがありましたら、再任 拒否の理由は永久に闇にほうむられること になります。そこには、学問(研究)の自 由も人権もありません。このまま放置すれ ば井上教授だけの問題に終わらず、第2第 3の同様な事件がおこることは目にみえて います。研究者が安心して良い研究にとり くめない事態は、国民にとって大きな損失 であります。

    私の知るところでは、井上教授は外科 医として専門性にきわめて優れ多くの患者 さんの命を救っておられます。

    国外では、米国の権威ある外科の研究 誌「Archives of Surgery]の編集委員(世 界で7名、アジアで一名)に選ばれ、来年 には日本膵臓学界の会長として国際膵臓学 会と合同で国際会議を開催されます。国内 においても昨年には、医学関連学会のわが 国における最高峰である日本医学会の10 0周年記念の7名のパネリストの一人に、 日本外科学会を代表して選ばれ特別講演を されました。また昨年には、世界に先駆け 日本再生医療学会の設立に中心的役割を果 たし初代会長として学会を主宰しました。 学問の自由の崩壊を防ぐために是非公正な 御裁断をよろしくお願い申し上げます。

    (****・京都大学*・医学部)

  26. 必要人をなぜ失職へ? 井上先生が邪魔な人がいるんだとしたら、 その人こそ失職へ追いやられるべし!
    (****・京都府・会社員)

  27. 私は製薬会社に勤務する研究者ですが、私の知 る井上教授は教育者としても研究者としても 医者としても第一人者であり、患者のために日 夜研究をされる先生であります。 国内における再生医療はこれからであり、先生 を中心とした学会活動を拝見しても 今先生 の研究を停止することは国内医療 発展の遅れ をまねき、強いては、治療法の進展を待つ患者 さんの心情を思うに耐えがたい事であると推察 いたします。
    (****・京都府・会社員)

  28. 専門の学者七名よりなる外部評価委員が、全員、再任に賛成したのに、教授会で、無記名投票の結果、再任賛成者が過半数にならなかった ということ自体尋常ならざるものを感じます。業績審査を一旦付託した委員の意見を採用しないというのなら、相応の明確な理由を提示する必要があるでしょう。

    わたくしは病院の倫理委員をしておりま す。移植医療から再生医療に流れが変わっ てきている今日、井上先生のご活躍を心よ りお祈りするものであります。

    (****・姫路工業大学・環境人間学部)

  29. 再任拒否手続きの過程において、「公開性」や 「説明責任」の点で瑕疵があると思いました。 今日、いかなる組織であれ、対社会的な「公開 性」「説明責任」を果たせない場合は、そこに 不正〜不法行為が隠れている可能性がありま す。断固、公の場で、解明すべきです。
    (****・聖マリアンナ医科大学・医学教育研究室)

  30. 遅ればせながら署名の趣旨に賛同いたします。
    (****・熊本大学・教育学部)

  31. 私と井上一知教授とは、専門の消化器病学、 生理学、膵臓病学、再生医療学の領域で20年 以上の研究面での交流があります。井上先生 が、これらの分野における学術面で多大な功 績をあげられてきたことは、私たちの分野で は周知の事実であります。井上先生は最近、 再生医療学会の立ち上げにご尽力され、その 社会的貢献も極めて大きいものがあります。 このような学術的にも社会的にも有用な人材 が、明快な理由なく再任が拒否されるシステ ムは、井上教授個人の問題に留まらず、今 後、わが国の学問と社会の発展に大きな障害 となります。外部の評価委員会の評価に反す る決定がなされる場合には、相当の理由を明 示することが不可欠であり、これを欠く今回 の決定に関して適切なるご判断をいただきた いと、お願い申し上げます。
    (****・名古屋大学・大学院医学系研究科 分子総合医学 病態修復内科学)

  32.  私は、井上一知先生には十数年前より膵疾患のみ ならず消化管ホルモンに関する研究でご指導を受け ており、大変尊敬している先生です。京都大学再生 医療研究所に移られてからは、カプセル化膵ラ島移 植の研究を推進され、その臨床実用も間近となって おり、若年者糖尿病患者(I型糖尿病)にはまさに 福音となるものと確信しております。ところが、突 然京都大学から「教授再任拒否」とのニュースを聞 き、全く信じられませんでした。再任拒否の理由が 分からなく、全く理解できません。  このままでは、先生の研究が頓挫してしまい、医 学会にとっては大きな損失になるものと確信してい ます。私は研究室を数回訪問したことがあるのです が、先生の研究内容のみならず、先生のお人柄にも ひかれて沢山の研究者(なかには私の友人も多いの ですが)が集っており、活発な研究がなされいるの を目の当たりにしております。これは先生お一人の 問題ではありません。  良識ある判断を切に望みます。
    (****・三重大学・医学部第1外科)

  33. 再任拒否理由の明示がなされていないことが最大の問題点だと思います。
    (****・滋賀医科大学・分子神経科学研究センター)

  34. 社会通念上、教授職再任拒否は何であれ、 京大医学部教授会が明解にして本人も納得 可能な理由を明示するという法治国家のル ールを厳守されていない事にただ驚いてい ると同時に、国民として抗議すべきである 筋合いのものと考えます。
    (****・京都府・児童文学作家)

  35. 命を助けていただきました井上先生には、是非とも正義を勝ち取っていただきたいと存じ上げます。家族皆で応援させていただきます。
    (****・京都府・無職)

  36. 私の父の命を助けていただきました井上先生には心より感謝申し上げております。是非とも正義を勝ち取っていただきたいと存じます。
    (****・京都府・会社経営)

  37. いったいこれは、70年前、滝川幸辰先生の 事件のときには学問の自由と大学の自治を守 ろうとした京都大学の行うべきことでしょう か。 学問と研究の自由独立の意義と尊厳を高らか に謳い、純粋な学問の府としての機能がはぎ 取られつつある今日の大学の行く末に対する 警鐘を世に響き渡らせる闘いであると思いま す。 井上先生、阿部先生、どうかがんばってくだ さい。
    (****・兵庫県・地方公務員、神戸大学大学院法学研究科)

  38. 大学の教官が安心して、学問研究をすること ができる体制にするべきです。そのために は、今回の京大事件は勝利してほしいと考え 署名しました。
    (****・***・自由業)

  39. 応援しています。頑張って下さい。
    (****・福岡県・主婦)

  40. 由々しきことです。
    (****・富山大学・経済学部)

  41. 署名の趣旨に賛同いたします。
    (****・東京都・弁護士)

  42. 私の署名が少しでもお役に立つことをお祈りいたします。
    (****・大阪府・会計事務所職員)

  43. 何のために外部評価を依頼するのか、それは身内である研究所内の人間だけでは公平な評価が期待できないからこそ外部評価をおこなったのであろう。適正な方法であるにもかかわらず今回の結論は私にとって全く理解できない暴挙だと感じる。日本の大学の閉鎖性、異常性が表れた恥ずかしい事例である。研究所の教授会は是非胸に手を当てて自分たちが出した結論をもう一度考え、修正して欲しい。
    (****・東邦大学・薬学部)

  44. 暗黒の行政裁判の中ですが民主主義の実験室として果敢に裁判に取り組みましょう。 こんなでたらめを広く諸外国に知らせ永久に裁判の間違いを歴史に刻み込む勢いを裁判官に知らしめていくためにも署名は効果がありますよ。
    (****・徳島県・日和佐町議会議員)

  45. 現在の日本は軍国主義国家へ向けて、憲法 無視、民主主義の形骸化、人権無視が日常 茶飯事となっている。いわゆる、戦争へ向 けて物言わぬ国民づくりが小泉内閣の大き な目的の一つである。国立大学の法人化 や、この事件はその大きな一環であり断じ て許してはならない。私も微力を尽くしま す。阿部泰隆先生どうか宜しくお願いしま す。
    (****・徳島県・著述業(前徳島県木頭村長))

  46. 再任を勝ち取られるまで、頑張って下さい。
    (****・福岡県・会社員)

  47. 非常にゆゆしき事件だと思います。今回のケースは「上司の顔を見ながら仕事をしないと職が奪われる」という事態と認識しています。今回のケースが横行することにより、大学教授が研究活動に集中できる環境が作られないことで日本の研究活動の発展が遅れるだけでなく、外部評価制度そのものへの不信感も募り、ひいては日本の企業や団体の今後のあり方にも大きく影響します。 少しでも井上教授の助けになればと思い、署名に参加します。 がんばってください
    (****・大阪府・会社員)