[71] 真理を探求する研究者のはしくれとして、正しくないことが正しいかのように判断されていることに反対するのは当然の責務です。 派遣に賛成するどれだけの人々がイラクの現状について知っているというのだろうか。(****・仙台白百合女子大学・人間学部)
[70] 研究教育機関の所属ではありませんが、自衛隊のイラク派遣に反対の声明に、賛同します。昭和20年7月生、岸本秀久。 (****・税理士・近畿税理士会 姫路支部)
[69] たとえすでに取り返しのつかない状況になっているのだとしても、あきらめることなく、反戦へ向けた対話を日常生活世界で根気強く続けて生きたいと思います(新潟国際情報大学臼井陽一郎・EU研究)。(****・新潟国際情報大学・情報文化学部情報文化学科)
[68] 人間の愚行の繰り返しを見ていると生きる気力を失います。できることを少しでもしたく、署名に参加させていただきました。道徳倫理の通用する時代が早く来ることを祈ります。(****・沖縄県立芸術大学 ・学生)
[67] 法治国家であることを放棄する首相のやり方には、心から怒りを感じます。アメリカの侵略を手助けするために、復興支援という名目で憲法を蹂躙し実質的な派兵を行うことは、売国奴のやり方です。署名だけでなく、3月20日の世界反戦行動にみんな参加しましょう。20万人集まれば、小泉もマスコミも無視できなくなります。知らぬふりをしている人たちの中からも、きっと行動を起こそうという人たちが出てきます。一人でも多く、集会に、デモにいきましょう。(****・北海道大学・北方生物圏フィールド科学センター)
[66] 世界的視野から見て、イラク戦争が何である か、よく事実を知ることが大事だと思いま す。いろいろな勉強会で、しっかりした文献 に基づいて事実の勉強をすることを努めてい ます。現代は人間活動が大きくなったので、 未来の人間の生存条件が、文化はおろか生理 的にもなくなる事態にあります。人文科学、 社会科学の方々も、市民の方々との勉強会な どで、どうか、下記の文献の参照をお勧めい たします。とくにWackernagalらの、人間の 活動量を地球面積使用量として換算して表わ した論文は生態学・経済学などの共同作業と して有意義なものと思います。これによる と、1980年代で、人間活動は全世界で地球面 積を越えています。赤字収支なのです。赤字 収支が一時にせよ可能なのは、化石燃料を消 費しているからです。現在の政治や経済体制 はこの事態を制御することは出来ていませ ん。個別分野での成果を関連づけて捉え、関 係者がみんなで、未来をどうして行くかにつ いて本当の合意を形成することがどうしても 必要です。人間の存続がテーマなのですか ら、合意は形成されなければならないのでは ないでしょうか。 ●Rees WE & Wackernagel (1994) Ecological footprints and appropriated carrying capacity. pp.362- 390. "In, Jansson AM, Hammer M, Folke C & Costanza R (eds) Investing in natural capital: the ecological economics approach to sustainability. Island Press, Washington D.C., USA." ●Wackernagel M & Rees W. (1995) Our ecological footprint: reducing human impact on the Earth. New Society, PA & Gabriola, British Columbia, Canada. ●Wackernagel M et al. (2002) Tracking the ecological overshoot of the human economy. PNAS 99:9266-9271. また、この解説的な役割を果たすもの、それ から発展させた提言として、下記がありま す。 ●鷲谷いづみ(筑波大)・松田裕之(東大海 洋研) 「生態系管理および環境影響評価に関する保 全生態学からの提言(案)」 応用生態工学 1:51-62. ●鷲谷・草刈編 『自然再生事業ー生物多様性の回復をめざし て』 築地書館. 長くなりましたことお詫びします。(****・岡山大学・理学部)
[65] 私も、人類の平和を守る為、一研究者として賛同します。 なお、2004年1月23日に創価大学平和学会は下記の声明を出しました。 http://www.s.soka.ac.jp/~onakanis/pasu/seimei/20040123.html(****・創価大学平和学会・会員)
[63] 私は、学生ですが、署名させていただきました。自衛隊を派遣してはならないと思います。それを表明することが、反対していたにもかかわらず先遣隊派遣まで国にさせてしまった一国民としての"悔やみ"の表明にもなると思います。自衛隊先遣隊のイラクからの即時撤退を要望いたします。(****・愛知淑徳大学)
[61] 自衛隊イラク派遣に強く反対します。
この派遣が復興支援よりも米軍後方支援の色
彩を強く持つのは明らかです。
もし真剣にイラクの人々に対する支援をする
意志があるなら、イラクの地で地道に活動し
既に復興支援で実績のある日本NGOに補助金
を出すことが遥かに有効です。現地での雇用
を創出し、自衛隊が行おうとしていることを
10分の1程度の費用で実現できるばかりでな
く、テロや抵抗運動の標的となりやすい軍服
を曝す必要もありません。
正当防衛のためといって重装備し、過失ある
いは故意にイラク人を傷つけ、雇用も期待さ
れるほど創出しないような事態になれば、自
衛隊に攻撃の矛先が向くのは避けられませ
ん。
違憲の疑いが濃厚なイラク特別措置法でさえ
想定されない状況(戦闘がいまだ継続中)の
イラクで、まったく大義のない米英軍の占領
を助ける形で、自衛隊員が命を危険に曝すこ
とに意味を見い出すことはできません。
第二次世界大戦後、海外で人を傷つけたり傷
つけたりしないことを国是としてきた日本が
イラクの地で人を殺し、人に殺される危険を
冒す愚策に、自分の税金が使われることを拒
否します。
安易に武力に頼り、米国盲従に留まる今の日
本は、外交、政治の貧困を世界に向けて告白
しているも同然。このような恥ずかしい姿勢
から早く脱却することを国民が政府に要求し
て行くことが今こそ求められていると思いま
す。
(****・一橋大学・経済学研究科(日本語教育))
[60] 日本はまさに今、戦争国家・警察国家への 道を邁進しつつあります。9・11以後の 世界では、「対テロ戦争」と「グローバロ ゼーション」を絶対視する見方が強く打ち 出され、アメリカ、イスラエル、イギリス と並んで日本が本当の意味での「悪の枢 軸」4カ国を形成しようとしています。 「強い国家」「強い指導者」「強い企業」 中心の世界・社会を築くために、権力集中 と民主主義の矮小化、競争と効率を過度に 重視するエリート中心・差別主義がその本 質だと思われます。まさに、「勝者・強 者」中心の弱肉強食の世界を築こうという わけです。 私たちはこのような方向・世 界に断固反対し、より人間らしい世界を築 くために今こそ力を合わせるときだと思い ます。一人一人が自分の持ち場で努力する とともに、より多くの人との連帯・協力を 求めていく必要があると思います。最後ま であきらめずにともに頑張りましょう!(木 村 朗・鹿児島大学・法文学部) (****・鹿児島大学・法文学部)
[59] 日本国憲法は、日本が世界に誇れるものである。その精神をないがしろにする戦場への自衛隊派遣は、許されるものではない。自衛隊の駐屯する街に住んでいるが、隊員の不安も見るに忍びないものがある。(****・*独立行政法人 海上技術安全研究所)
[58] 声明に全面的に賛同します。改めて国民の一人として「平和憲法」の基本精神を護り、その実現のために積極的に行動する決意を強めています。 (****・高知短期大学名誉教授)
[57] 声明に賛同します。
いかなる理由であれ、国家の行為として他
国民を殺傷することは、
避けられなければならないと思います。
これは理念ですが、理念は、「現実」の前
に容易に屈してはならないものであるはず
です。
この理念を表わすものとして憲法第9条の
文面があるのだと、私は解釈します。
政府が、自衛隊に、本来の任務とはかけ離
れた仕事をさせようとしていること。
政府が、憲法第9条の恣意的な解釈をし、
その結果を国民におしつけていること。
政府が、上の2つのことに関して、国民に
対する説明をちゃんとしていないこと。
(私のような、ものわかりの悪い国民にも
分からせることが、為政者の責務です)
これらを、私は黙って受け容れることがで
きません。
ましてやこれは、イラクの人たちの・自衛
隊の人たちの・世界の人たちの、
生命や身体に危険が及ぶ可能性のあること
です。
私たち日本の主権者は、日本政府の行為に
責任をもたなければならない。
説明してもらえない「被害者」でありなが
ら、他国民に対する「加害者」になる。
それはなんとしても、避けたいことです。
(****・東京大学・大学院教育学研究科)
[55] イラク問題は、非暴力的に解決されるべきです。国連と国際法を無視して、劣化ウラン弾を使用して、イラクの人々の生命・健康を奪ったアメリカの片棒を担ぐのは正しくありません。自衛隊派兵は憲法違反です。イラクへの援助は、NGOなどの民間団体を通して行うべきです。納税者の立場としても不当な派兵に反対し、イラク問題の創造的解決を望みます。(****・和光大学・人間発達学科)
[54] 私は、人間とは時代や歴史の流れに大部分、身をゆだねて生きていかなくてはならない生き物だと考える。昨今の国際情勢という大きな流れには、これまでの幾多の戦争の歴史やそこからの反省は全く活かされないのであろう。しかし仮にそうだとしたら人間世界には人が人を殺すという悲劇がやむことは永遠にないことになる。人間は本当に心からそのような憎しみの世界を望んでいるのだろうか?自分の手で罪のない人を殺すことを想像して欲しい。そしてその遺族の嘆き苦しむ姿を。想像してみてどうだろう?心は痛まない人のほうが少ないのではないか?冒頭で述べたように人間は時代の流れに逆らえないという事実は否めない。が、しかし本来、歴史とは人間が創造するものだということも忘れてはならない。自分が「人を殺す」、「人に殺される」ということを拒否したい人は、他人事だとは思わず、現代の戦争の止まない時代を終わらせることに力を注ごう。今回の自衛隊派遣は、日本が過去に舞い戻る危険もあり、またアメリカという力だけが正義を完全に認めたことになる。アメリカのような大きな力や、日本の上層部の力、そして「時代の流れ」という最も大きい力には、一人では到底戦えないであろう。力のない我々が結束して力を集め、力だけの正義から脱却しよう。世界を21世紀までで終わらせないように、将来の世界中の人が平和を平等に享受できるようになることを祈って。(****・一橋大学大学院社会学研究科修士課程在学)
[53] 憲法を否定する暴挙を許すことは出来ません。今が日本の将来を左右する正念場だと思います。(****・東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科)
[52] 大変な事態だと思います。70年代半ば以来のこ の国の政治・社会・経済の全て及ぶ再編成によっ て一部の人々によって執拗に系統的に追求され てきた倒錯した国家造りの最終段階で、このよ うに日本国憲法にも拘らず派兵が円滑に進め ば、この国はこれ以降は急坂を転げ落ちるよう に、3四半世紀前に経験した道を遥かにしのぐ 規模と質をもって繰り返すことになるであろう と思います。人類が築き上げてきた文明の恵沢 と貴重な文化を平和のうちに子々孫々に残すた めに、我々がなし得る時間は本当に限られてき ているのだろうと思います。(****・東京都立大学 ・法学部)
[51] 自衛隊のイラク派遣に賛成できるとすれば、それは次のような条件を満たす場合であろう。(1)決定者である内閣総理大臣あるいは閣僚の、身内の者を派遣者の中に含める。(2)派遣される自衛官の社会階層と境遇を明らかにする。すなわち、出生地、出身となる社会層(親の職業や所得)、現在の所得、家族構成、学歴、年齢、性別、などについて、派遣される自衛官の個人情報を公表することを義務付ける。 以上の二つの提案の中で、第二のものは重要である。派遣される自衛隊のメンバーに社会層の偏りはないのか、という問題を私たちは真剣に考えてみなければならない。国民が自衛隊の派遣に反対しないのは、多くの人が、自分とは異なる社会状況に生まれた人が行くと感じているからだろう。これでは、国家がリスクを犯すということの実感が国民的なレベルで沸いてこない。沸いてこないから、議論せずとも容易に政治的決定を下すことができてしまうのである。いったいどのような境遇に生まれた人が派遣されるのか。社会層の分断による配慮感情の欠如という問題は生じていないのか。この問題について、私たちは徹底した議論を積み重ねなければならない。 (****・北海道大学大学院・経済学研究科)
[50] 小泉首相になってから、ヒトラーばりの蛮行が続いています。 日本は国際社会の平和に貢献すべきで戦争屋のブッシュ加担など もってのほかです。 一日も早く、世界と日本に平和と国民の暮らしが守られる社会が 実現されるよう微力でも尽くしたい。 (****・*元NTT電気通信研究所)
[49] 15年戦争敗戦以後の日本の平和主義的な行動こそが「国益」にかなっていることを
歴史は証明していると思います。
ガキ大将的な唯一超大国の子分のごとくノコノコと戦場に出ていくのは、我が国の
将来にもう一つの暗い陰をつくることになります。
自衛隊の海外派兵に断固として反対します。
(****・北里大学・獣医畜産学部教育心理学研究室)
[48] 誰の目にも戦場そのものであるイラクに、戦争をしないことを憲法に
掲げた我が国が、軍隊であることが明白な自衛隊を派遣することは許
されざる欺瞞であり暴挙である。
後の世代のためにも、断固反対を表明する。
(****・東洋大学・自然科学研究室)
[47] 現在検討されているイラク派兵を皮切りとして
なし崩し的に日本が戦争のできる国になれば、
自分が携わる学問が軍事利用され
人殺しに使われるようになるかもしれないという恐怖を感じています。
平和のために学問を追求するという誇りを奪われることを断固として拒否します。
本声明に賛同致します。(****・東京大学・工学系研究科 博士課程)
[46] 日本科学者会議常任幹事の阿部一雅です。 自衛隊のイラク派遣に反対する研究者の声明に賛同します。(****・日本科学者会議核戦略問題研究会)
[45] 集団疎開と戦災を実体験し、墨塗り教科 書と「新しい憲法のはなし」で戦後の授業 が再開された私たちの世代にとっては、戦 火にさらされたイラクの子供たちがどのよ うな思いで居るのかが、痛いほど良く分か ります。小泉首相の恥知らずな言動に対し て、はっきりと抗議し止めさせなければ、 後世の史家は私たちをも共犯者として評す ることになるでしょう。一人では僅かな力 でしかありませんが、皆さん方との連帯に 励まされて、少しずつでも行動に移して行 くつもりです。ご健闘を!(****・*元・工業技術院地質調査所)
[43] 今が戦時下であることに気づかないようでは大学人として情けない。戦時下と気づいてもなお行動しないようではさらに情けない。自由な発言を許されている大学人としての責務として、不戦・反戦の声をあげなければと思い、署名いたしました。(****・愛知教育大学・教育学部)
[41] 世界に誇れる憲法9条を守るためにも、イラクの国民の生活を守るためにも、自衛隊の派兵には絶対反対です!!(****・全日本民主医療機関連合会)
[40] 今回のイラク戦争は国連や国際法を無視した 違法な戦争であり、どのような名目をつけよ うと、客観的にはアメリカの干渉戦争、侵略 戦争です。まして「大量破壊兵器」という大 義すらなかったわけです(これからどういう 作為をするかわかりませんが)。このような 戦争に加担することは世界からの孤立を深め るのだということをもっとアピールしても良 いのではないでしょうか。スペイン、イギリ ス、アメリカ、いずれもかつてないし現在世 界支配をとげた「帝国」です。今度はアメリ カの子分としてですが、日本は世界とそうい う付き合い方しかできないのでしょうか。 とくに問題としたいのは、自衛のための先制 攻撃を容認する議論です。こんなことを認め たら、もう19世紀に逆戻りです。今回のイラ ク派兵は、国連PKOなどとは全くレベルが 異なります。まして日米安保がいつから侵略 同盟になったのか、「集団的自衛権」が論議 されますが、いったい他国への先制攻撃もそ の中に含まれているのか、もう少し冷徹な議 論が必要なのではないでしょうか。 と、あれこれ憤慨しています。また、そうは 言っても「戦闘地域に自衛隊は送れない」の は、憲法の歯止めがかかっているわけです。 憲法を変えて、「自衛戦争」ができることに なれば、現状のままではあっという間に世界 のどこでも戦争が出来る国になってしまうこ とでしょう。日本人は被害意識の強い国民の ようですが、もういちど加害者になることの ないように願いたいものです。(****・東京大学・史料編纂所)
[39] 戦争はおかしい、と声を出して言える時代に、 これほど民意の届かない決定をされることは不 快でしかありません。大切なのは、命です。そ れは、昔も今もこれからも続く普遍的なことで す。これ以上、人の命から続く未来を奪われる のは、嫌です。(****・大阪外国語大学・外国語学部 学部生)
[38] 「まさか」そこまで・・・と思っていたこと、憲法違反の自衛隊の海外派兵が・しかも醜い侵略者ブッシュの手先となって、個人崇拝宗教団体に依存した保守連合政権によって、現実のものとなってしまった。これを今阻止せず座視すれば戦前の特高警察がまかり通る恐怖の時代が再来しかねない。(****・沖縄県病害虫防除所)
[37] テロ行為の証拠すらないまま他国に武力攻撃 を仕掛けること自体、国際法上許されない暴挙 と考えます。このようなアメリカの行動に対し て手を貸しておいて、イラク復興に支援すると は自己矛盾も甚だしいと言うほか有りません。 人道的な支援というのであれば、自衛隊を派 遣する必要はありません。特別に組織し編成し たチームを「自衛隊」としてではなく、救援隊 として派遣することが出来ます。 日本国憲法 は人類の崇高な理想と言うべき平和主義を掲げ ております。国際紛争解決の手段として武力行 使を放棄しているはずの日本が、どんな理由に しろ軍事力を外国に派遣できるのでしょうか。 最近はマスメディアも兵力と言う言葉を平気で 自衛隊に対して用いていますが、本来日本は兵 力を保持できない筈です。小泉政権言うところ の「兵力としての自衛隊」の合法的派遣の論理 は、政治の専門家には理解できるのかも知れま せん。小生には、全く理解できず、論理のすり 替えに思われます。 昨今の自衛隊を巡る社会 の動きは、第2次世界大戦前の日本が辿った道 を再び進もうとしているかのようです。 日本 が、「平和を希求する名誉ある世界の一員」で 有り続けることを切望しています。(****・金沢大学・自然科学研究科)
[36] 貴声明に賛同し、連署致します。日本は戦争を放棄した「普通でない」国であり、私はその事を誇りに思っています。イラクへの支援には日本だからこそ可能な様々な方法がある筈です。自衛隊派遣はイラク支援の名に値しません。(****・東京大学・分子細胞生物学研究所)
[35] 今、日本は「悪しき歴史」の方への曲がり角 に直面しているとおもいます。かっての軍国 主義時代に国民は侵略戦争を阻止することが できなかった。その反省の上に立って、今国 民の心ある一人一人が戦争反対の意思表示を することが重要だと思います。意思表示を記 録しておくことも重要と考えます。私は研究 者ではありませんが、退職者の会から配信が あったので喜んで反対の意思表示をします。(****・*新潟大学・附属図書館)
[33] 派兵は、アメリカの不正なイラク征服戦争に参画することを意味します。 また政府は、「自衛隊は戦力である」などと開き直り、平和憲法を堂々と踏みにじろうとしています。 こうした誤った政策に反対し、あくまで非軍事的な国際平和実現の道を対置すべきでしょう。(****・横浜市立大学・国際文化学部)
[32] 自衛隊のイラク派兵は、たんに憲法9条違反というだけでなく、イラク特措法違反(戦闘が日常的に頻発するバグダットのような「非戦闘地域」に自衛隊を派遣)でもある。この自明の法律論が、現実政治の上では何の力も発揮していない。これは、憲法9条だけでなく、近代立憲主義そのものの深刻な危機をも意味している。(****・静岡大学・人文学部)
[31] イラクに自衛隊を送ることに反対します。
私は広島に住んでいますので、無差別大
量殺戮兵器としての核兵器ならびに放射能被
害について述べてみたいと思います。
ご存じのように、アメリカのブッシュ大
統領ならびにアメリカ政府はイラク戦争の口
実にフセイン政権の無差別大量殺戮兵器の保
有を挙げました。しかしながら、戦争開始後
9ヶ月経ってもまだ見つかりません。また、
もし見つかったとしても、アメリカが無差別
大量殺戮兵器に反対するならば、まず自分か
ら核兵器の廃絶をしなければならないことは
明らかでしょう。(アメリカは「ならずもの
国家」あるいはテロ集団の大量殺戮兵器の保
有に反対しているのだと主張するでしょう
が、そのことについてはあとで述べます。)
無差別大量殺戮兵器としての核兵器であ
る原子爆弾を使用した唯一の国家であるアメ
リカは広島、長崎の市民に謝罪することもな
く、また放射能被害に対する補償を行うどこ
ろか、被害そのものを認めようとしていません。
そうした放射能被害の問題は、原子爆弾
ばかりでなく、湾岸戦争ではじめて大量に使
用され、今回も大量に使用された劣化ウラン
弾にも見られ、イラク市民ばかりか、従軍兵
士としてのアメリカ人、イギリス人に数多く
見られる(『中国新聞』の城田記者の取材に
よる『知られざる被爆者』によれば、湾岸戦
争後帰国した英米の従軍兵士30万人のうち
9000人がすでに放射能の影響で死んでい
るが、アメリカ政府は放射能被害として認め
ていないとのこと)のですが、アメリカ人は
劣化ウラン弾の被害の恐ろしさどころか、劣
化ウラン弾自体についてもほとんど知らされ
ていないとのことです。劣化ウランの放射能
の半減期が45億年という途方も無く長いも
のであることを知れば、そうした兵器を使用
した人類に対する「ならずもの国家」はどこ
であるかはおのずと明らかではないでしょうか。
自衛隊が送られようとしているイラク中
南部は湾岸戦争と今回の戦争で劣化ウラン弾
が大量に使われたところで、残留放射能
(45億年の半減期!)で市民の健康がむし
ばまれているところです。今年の8月6日に
はバスラの医者が広島に来られ、イラク市民
の放射能被害者の急増について述べられました。
いま世界に求められていることは、被害
者の嘆きを共有し、これ以上の嘆きや苦しみ
を増やさないことです。広島、長崎の被爆者
が復讐の気持ちを抑え、この嘆きや悲しみを
繰り返さないためにどうしたらよいのか命が
けで考えたことを学ぶことです。
自衛隊が軍隊であり、武力で抑え込む組
織であるかぎり、復讐の連鎖から抜け出るこ
とはできません。
(****・広島大学・大学院教育学研究科)
[30] イラク特措法に違反するばかりか、日本国憲法に違反する自衛隊のイラク派兵に私は絶対に反対です。(****・日本大学・歯学部)
[29] 力学の練習問題として、砲弾や爆撃機など 兵器を材料とする問題が米国のテキストに は散見されますが、わが国ではほぼ消滅し ました。憲法九条のもとで育まれた平和的 な文化を誇りに思い、軍旅を知らぬ国とし て国際社会において名誉ある地位を目指し たいと思いま す。(****・信州大学・理学部)
[28] 今の日本社会は、権力にしろ財力にしろ、多く
の人間に影響を与える力を持つ者の暴力・横
暴・嘘が、翼賛メディアである大手メディアに
よって不当に通されている状態です。大手メデ
ィアから流される情報に少しでも疑いを持つ意
識があれば、政府・メディアの情報操作・扇動
に気付くはずです。捏造されたデータ・情報を
使い、原理的に論理が破綻している詭弁によっ
て不正・横暴が通り、人の生活や社会が無茶苦
茶になることなんて許しません。悲しいです。
挙句、「携帯小銃は武器ではない」などの小泉
純一朗の発言に見られるように、「物理」まで
歪められています。放っておけばいずれ、分野
を問わず、大学の研究内容にまで不当な介入を
させることになると思います。
僕は物理の研究者を目指す1人の人として、例
えどんな状況になろうとも戦争協力はしませ
ん。「戦争」=「人に対する不当な行動全ての
集合」です。
今回の自衛隊の派兵は何ら成果を上げることに
ならず、自衛隊員が被爆するだけなので誰一人
のためにもなりません。本当に無意味であり、
戦争推進を行う政治家・資本家が人の命をどれ
ほど軽んじているか良く分かります。
人として生きるということは、お互いに相手の
ことを配慮・尊重して生きることだと思いま
す。日本人は、何事においても「物質利益・経
済利益優先」の考え方をする人が多いように思
います。「人の生活・個人1人1人を尊重・優
先」の考え方に自分たちの考える基準を変えて
いくべきではないでしょうか。
1人1人が人としての権利を意識し、戦争推進
者の不当な行動に反対・拒否し、人が人として
生きることのできる社会・環境の在り方を考
え、実際に作る時だと思います。そうしなけれ
ば、人の社会は本当に破滅すると思います。
(****・筑波大学・数理物質科学研究科)
[27] 自らの安寧のために、他者を傷つけることを、私は拒否します。 イラク戦争自体に大儀など存在しなかったと思います。 この1年間に起こった様々なことを、私は恥じています。 せめて声だけでもあげなければ、いづれすべてを失ってしまいそうです。(****・東北大学・理学部)
[25] 世界の財産である日本国憲法第九条を破る憲法違反を、日本国の首相が犯すことは絶対に許せません。憲法違反を侵しながら「自衛隊のイラク派遣は、世界に誇れる貢献」といって憚らない首相の下での日本国民としての私は、世界に恥だと思うことはあっても誇りには決して思えません。私たち研究者は、全ての人々の平和と安心・安全・健康を衛(まもる)社会の実現のために、社会科学・人文科学・自然科学やこれらを包括する科学技術の発展に精力を費やしているのです。日本国が誇れるのは、戦争に参加したり加担をしない日本国憲法を守り、科学・技術の人道的移転・支援によってイラク復興に貢献することです。 (****・日本福祉大学・社会福祉学部)
[24] 戦争はいつも「国の安全と繁栄」というウ ソ(一部の人にとっては真実?)を装いつ つ、一部の利益のために市民のいのちと自 由を踏みにじっていきます。この戦争につ きもののウソを論理的に暴き、大多数の市 民が理解できるように対話していくこと も、我われ研究者の使命だと思います。(****・広島大学・生物圏科学研究科)
[23] 自衛隊を派遣すれば彼らが劣化ウランで被曝することは明らかですから(小泉さんたちももちろん先刻承知でしょう),隊員の定期的かつ精密な健康診断と,帰還後の追跡調査を提案しましょう。たぶん白血病などが有意に多く出て,放射線の人体への影響が確認されるはずです。(****・大分大学・経済学部)
[22] 平和を創る大学たることを誓った名古屋大学 の一構成員として、署名します。(****・名古屋大学・留学生センター)
[21] この呼びかけには「不満」ながら自衛隊派遣 反対の一点において、賛同いたします そもそもイラクへの米英への侵略とともに、 経済面でアメリカからの支援が必要な国々の足 元を見られた要請という面があるにせよ、EUや NATO諸国の一部、韓国を含むアジアの一部の 国々など、外国軍隊の派兵およびそのイラクに おける存在自体が問題と思います。また、イラ ク復興に国連中心がよくいわれますが、国連安 保理の常任理事国(米英含む)が全て賛成しな ければ物事すすまない、という実態からする と、疑問があります。しかも残念ながら、日本 の国会に議員を有する政党で、米英等外国軍隊 の即時撤退を主張するものが一つもなありませ ん。 この呼びかけでも「自衛隊派遣反対」はあり ますが外国軍隊即時撤退が明記されず、「復興 国連中心論」が例示されています。したがっ て、内容に反対ではありませんが「不満」では あります。 しかし、今日本で始まったイラクへの自衛隊 派遣という事態に絞って、その点のみについて の「反対」の立場の一致点ある者として賛同い たします。(****・*東京大学・医学部)
[20] 追加メッセージ
イラクでの戦闘で自衛隊に死者・負傷者が出
たら、そして東京がテロで襲われたら、石原
都知事の言う「敵を殲滅せよ」などの声が一
層声高に叫ばれ、イラクさらにはアラブ諸国
と日本の関係は一層悪化します。自衛隊員は
身の危険性が高まり、志願者が減少し、「徴
兵制を!」の声が意図的に高められるでしょ
う。そして、「愛国心強調」の教育基本法改
悪、そして遂に日本国憲法改悪・・・!。こ
のような悪夢のシナリオが現実とならないよ
う、「(小泉首相が軍隊と認定している)自
衛隊のイラク派兵に強く反対!」の声を急速
に高めましょう。「全世界の国民が・・・平
和のうちに生存する権利」(日本国憲法前文
に記載)を確立するために!
東洋大学社会学部社会福祉学科 片平洌彦 (****・東洋大学・社会学部社会福祉学科)
[19] イラクの自衛隊派兵に反対します
日本が国際的に信頼されている理由の一つに、
第二次大戦後一度も他国の兵隊と殺し合いをし
なかったことです.その歯止めは「徴兵制をしな
い」「核兵器を持たない」と並んで「海外派兵
をしない」ことを国是としてきたことにありま
す.その一角が崩れようとしています.
日本はアメリカの「庇護のもと」国際的な地
位、経済力を高めようとしてきました.しかし、
実際は戦後60年経っても,沖縄が基地の中に
あり,首都東京も米軍に「包囲されている」の
が実情ではないでしょうか.朝鮮戦争でアメリカ
の「一部隊」として創設された自衛隊の誕生の
目的は,「イラク派兵」によって,一層明確に
なり,そして後方部隊から前線部隊へと「格上
げ」されようとしています.イラクの人々にと
っては、「さとうきび畑」の歌にあるように、
「海の向こうから,いくさがやってきた」ので
す.
平和の声を広げ「アメリカの世界支配のため
に,日本の青年が他国の地で殺し合いをする」
ことをやめさせましょう.(****・大分工業高等専門学校・基礎専門)
[18] 大儀の無いアメリカの侵略戦争に同調し、 アメリカ政府と日本財界の要請にしたがって、 憲法をふみにじり、日本を危険におとしいれ、 中東の平和を遠くへ追いやる今回の派兵は、 ゆるすことができません。 アメリカのイラク支配を即時にやめさせ、 国連主導の平和的援助をおこなうことを要求します。(****・鹿児島県立短期大学・商経学科)
[17] 本当に「どさくさ紛れ」という言葉がよく似合います。日本国憲法制定以来半世紀以上、これまで、国際平和の実現のためにほとんど努力をせず、そして、もめごとが起こったときに「どさくさ紛れ」に事態を進める。こんな政治のあり方が日本社会、とくに未来を担うべき世代に対して、どれだけ悪い影響を与えてきたことでしょうか。(****・東北大学・経済学研究科)
[16] 国会で小泉氏に「日米同盟は重要でしょ。こ れ無しでどうしようというのですか」と言われ 良く反論できなかった民主党議員を鍛え直さ ねばなりますまい。少なくとも、「小泉さ ん、同盟とは、隷属することですか、対等な 関係で是々非々を論ずることではありません か?」ぐらいは直ちに切り返せる程には。
小泉政権は拉致問題に引きづられ、或いは引 きずられる振りをして、いわゆる出兵の既成 事実化をはかり、なし崩しに憲法を変更する ことでしょう(この行為を簡単に「憲法改 悪」と名付けるかどうかは?)。外務省の2 人に対する「国葬級」のパーフォーマンスは 昔の「軍神」「爆弾3勇士」などを彷佛させ るもので、それにとやかくいうと「非国民」 「人非人」と言われそうですね。
例えば拉致問題は、「金正男」なる人物がデ
ズニ−ランド訪問とやらを企て不正入国した
とき、「奇貨置くべし」流に手許に置いてお
けば「人質交換」が自然に達成されたのでは
ありませんか?とはいえ、その時点では外務
省の公式見解は「拉致はない」というもので
した。
北朝鮮の原子爆弾阻止の方が拉致問題より優
先事項であることは、「拉致された側」以外
の国々にとって当然でしょう。日本政府はこ
の状態を解決できるのは米国しかないとし、
ますます隷属していくことでしょう。しか
し、ルーズベルトはハワイ奇襲を知り乍ら、
させるままにしモンロー主義からの離脱にそ
れを利用したし、チャーチルも同様の事をし
たのではありますまいか。
これらの政治的外交的不手際がいとも簡単に 日本では起こるということは、「人民はその 民度に応じた政府しか持てない」ことから、…。
では、どうしたらよいのか?
いわゆる米国流の民主主義は、少なくとも日
本には根付かないだろうとは思われるものの、
堯舜の治世も臨めない。差し当たり「いかが
わしい民主主義」の代替案を見つけだすか、
「正しい民主主義」が実現できる民度を持つ
までの間をどう凌いでいくか?
結局人々に考えてもらうより他はない。そし
て、大学教官は「考える葦」を養成する現場
にいるのだから、それをもっと有効に使えな
いものだろうか?或いは、「大学」とは名の
みで、今まで「富国強兵策」を担ってきただ
けなのか?
結局ゲーテの言葉に行き着くのみ:
「人生の意味は何によって知るか。思索に
よってではなく、行動によるほかはあるま
い。しかしどのような行動によって自己を知
るのか。ただ日々の務めを果たせ」
その行動の一つとしての「反対署名」、 あー、これしかできないのか。これが「考え る葦」を養成してきた結果なのか?
井上淳(=ALOM)(****・東京工業大学・大学院理工学研究科)
[15] 私は、この世界=生活を受け入れない。武器と権力を持った者が、エラソーに、力なき者を踏みにじっているこの世界=生活を受け入れることはできない。そういう連中の邪魔になっている日本国憲法の平和主義を擁護する。イラク派兵に反対する。(****・亜細亜大学・法学部)
[14] 日本はなぜこんなに法や理想を尊重しない国になってしまったんでしょうね。政界のリーダーや官界が率先して法律軽視に動くというのは異常です。高等教育の失敗のためだとすれば責任の一端を私たちが担っている訳ですが…
(****・大阪大学・大学院工学研究科)
[13] どう考えても,アラブ世界で,アラブ世界から要請もないのに,日本人が命をさらすことには賛成できません。(****・鹿児島大学・法文学部)
[12] 日本のための子守歌
素直と言えば われら日本民族
ええ大統領 そうです大統領
もちろんですとも 大統領---
総選挙中だって 無し歌 うたってました
フセイン無くしてビンラディン無し
死体無くして大量破壊兵器無し
テロ無くして石油無し
(テキサスの石油は備蓄用です)
ねんねこ しゃっしゃりませ
寝た子の かわいさ
ああ ひとよ おれたちの安らかな夢は
一切合切が一斉に吹き飛ぶ空の
向こうの一瞬の空を
青空色に迷彩したC130がひそひそと飛ぶ
夢 バグダッドへ平和を!
夢 守るべき平和の戒めをかい潜り
自衛権を行使するため
砂漠で攻撃を待つ
寝た子の かわいさ
起きて 泣く子のつらにくさ
来るべき英雄たちの時代
夢は夢 人は人 子どもたちを守るべき
歌がなく 日本は日本ではない
見れば必ず 悪夢であった
イラクが日本であった
盗賊跋扈のシェヘラザードから
魑魅魍魎 三百代言
単純絶叫のコイズミへ
起きて 泣く子の ねんころろ
つらにくさ
歌で子供を守った時代があったか
歌は歌 歌は単なる歌にすぎない
爆音を子守歌とするのではない
おまえ 男 女 四面楚歌
不眠症のおまえたち
目を凝らし 目を腫らし テレビを見つめろ
ほら 走査線が描きだす
美しき爆弾だよ
つらにくさだよ
ねんころろ ねんころろ
(****・立教大学・文学部)
[11] 直前に選挙があったにもかかわらず争点にせず、ろくな議論もないまま、大義なき戦争に加担し、イラクの人たちの反日感情を煽り、イラク人にも日本人にも死傷者を出す危険を犯し派遣を強行して、(石油とブッシュのご機嫌取りというさもしい目的以外に)いったいどんな正当な理由があるというのか、このような決定を下した為政者にはきちんと説明してもらいたいものですが、(3時間半やそこらイラクに滞在して茶番劇を演じて見せたりするばかりで)その能力さえないようです。(****・東京都立大学・人文学部)
[10] 日本のアジア侵略戦争、広島・長崎へのアメ リカ軍による原爆投下、アメリカ主導による ベトナム侵略戦争、アフガニスタン侵略戦 争、イラン湾岸戦争、そして現在続行されて いるイラク侵略戦争などにより、生物・化学 兵器や放射能発生兵器で地球規模で、急速に (加速度的に)環境汚染が進んでいる。現在 の日本の平和憲法こそが、軍事(兵器)に頼 らないで紛争を解決する方策を可能にするの ではないか。日本政府の全世界の未来に対す る責任は真に重大である、といって過言であ ろうか。 (****・電気通信大学・電気通信学部量子・物質工学科)
[9] 憲法とは、時の為政者から国民を守るもの である。「憲法で禁じられていることは できない」これが法治国家である。軍隊を 出動させることが、国際社会において名 誉ある地位を獲得するための唯一の方法で はない。国際社会において、一切の軍事 行動をとらない国として世界に知られるこ とこそが現実的な方法である。これは、 決して理想論ではない。圧倒的な力を以て 力を制しようとすれば、それは結局はテ ロリズム等を誘発することにしかならな い。そしてその結果として、一般市民が犠 牲になっている。既にアメリカが国際社会 においてこれまでやってきたことや、イ スラエル・パレスチナで起こっていること をみれば明らかである。そのような愚行 に日本が関わるべきではない。「一国平和 主義」とは、実に意図的な言い方である が、軍隊を出さなければ「一国平和主義」 で、軍隊を出せば「一国平和主義」でな くなるという発想も非常に短絡的である。 日本は、国際紛争を解決する手段として 軍事力を行使しないのであって、その他の あらゆる方法で世界平和に貢献すべきで あり、それなりに貢献してきたと思ってい る。「金は出すが人は出さない。これで は、国際社会に通用しない。」これまた、 実に恣意的な言い方であるが、軍事行動 のために金を出すことも人を出すことも やってはならないことである。又、「国際 社会」は、日本に軍隊を出せなどとは言っ ていない。 (****・東北大学・理学研究科)
[8] 自分の大学の「改革」問題だけでも大変で、イラク問題・派兵問題が気になりながら、なにもできませんでした。日本は、2度にわたる世界大戦の悲劇の結果として人類が獲得した見地、すなわわち世界的機関(現在では国際連合)で、国際問題を調整し解決する道をこそ率先して追求すべきであり、その国連の充実と発展、世界の人びとが認めるような国連の権威と信頼の確立(国連改革も含めて)の道をこそ進むべきであると考えます。 米英主導の軍事作戦に一方的に荷担する道は、取るべきではないと考えます。 その意味で声明に賛同し、署名いたします。 あまりにも問題が多くてすべてにかかわることはできませんが、大学人がこのような憲法的な国際的な重要問題できちんと発言しないでは、大学人の価値と意味もない、まさに社会的責任ははたせいないと思います。 (****・横浜市立大学・商学部)
[7] 自衛隊のイラク/サマワ派遣は憲法違反だ何だという以前に、 はっきりいって税金の無駄遣いです。 なぜなら、当地にはすでに各国NPOにより給水施設が必要十分数あり、配給水作業は 現地の人たちの貴重な仕事として執り行われているからです。 つまり、派遣目的はぜんぜん必要性がなく、 リストラや倒産で失業して困っている現地の人たちから仕事をとりあげてしまい かえって多大なご迷惑をおかけするのみなのです。 こんな税金の無駄遣いがありますか。 これじゃ、税金使ってわざわざ現地の人たちから 恨みを買いに行くもんじゃないですか? じゃ、つまりはケンカを売りにいってアメリカと一緒に戦争しちゃえ、って つもりですね〜小泉さん。 ところで、現地のこんな実情は、どこの新聞にも書いてありません。 現地に行ってきた人たちからの、細い声ですけど確実な事実です。 もっと現実を知ってください、もう大手新聞の話はまともにとっちゃいけません。 今はもはや新聞・TVは大政翼賛会体制下にあるのですよ。 大新聞によれば「日本自衛隊歓迎」という横断幕がかかってるそうですが、 あれはわざと誤訳してまして、「日本人の援助歓迎」という意味だそうです。 現地の人は、来るのが自衛隊と(日本人NPOから) 最近初めて知らされて大ガッカリだそうです。(役に立ちそうに無いから。) 気をつけましょう、かつての太平洋戦争でのマスコミのあり方を思い出しましょう。 それはわたしたちのためであり、イラクのごく普通の人たち、 つまりはイラクの「わたしたち」のためであるからです。(****・東京大学・大学院農学生命科学研究科附属農場)
[6] 私は、米国がなぜイラクに攻撃をしかけ、
そして居座っているのかを色々調べた。深い
根には、チェイニー報告に象徴されるような
アメリカのエネルギー資源の将来の涸渇が横
たわっているようだ。今回のイラク攻撃に
よって、油田の権限を英米が手にしたことは
余り報道されていない一面である。それ以外
に昔から悪名高い軍需産業の利潤を増やして
ゆく政策(どこにミサイルが発射されても、
それは軍需産業の高い利益をもたらす)もあ
るだろう。
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しかし、このように深い理由を問うことは、
今回の米国を助けるためだけのイラクへの自
衛隊派兵には全く不必要であろう。余りにも
反対の理由は明確過ぎる。自民党の古手でさ
え、派兵は違憲という訴訟を起こすと言って
いるのであるから、もはや反対の理由をくど
くど述べる必要はなかろう。
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ベトナムの人民がやむを得ず自国を守るため に力を用いざるを得なかった局面がかって あったが、現在駐留しているアメリカ軍人、 そして今後それを補助する日本の軍人には、 眼前の人間を攻撃しなくてはいけないかの理 由も正当性も全く無いまま行動せざるを得な い状況にあり、これは非人間的行為の極とい える。一刻も早くこのような行為を停止する べきだ。(****・新潟大学・理学部)
[5] 日本は、第2次世界大戦で、アジアの人々を中心に多くの被害を与え、自国民にも多大な犠牲を与えました。その反省にたって作られた現在の憲法、特に憲法9条は平和な世界を作っていく上で、世界的な基準でみても、本当に重要だと思います。このような憲法の精神を踏みにじり、アメリカに従属して、再びイラク国民をはじめ他国民に被害を与えるということは、決して許せません。(****・金沢大学・総合メディア基盤センター)
[4] イラク派遣が違法だとすれば、何か法的対 抗措置があるのではないでしょうか。「先遣 隊」というかたちですでに部分的に行われて おり、また「本隊派遣」として大規模に違法 行為が行われることが確実に予見されるので すから、何らかの法的予防措置、対抗措置が あるはずだと思います。首相自身が「やる」 と明言しているのですから、「予見性」は国 が保証しているのです。 隊を送り出す地元の裁判所で係争を起こす だけでも大きな意味がありますし、もし裁判 所が何か有利な仮処分を出せば、何週間かは 隊を足止めさせることができるのではないで しょうか。そのような法的予防手段が何もな いということは、どうしても信じられないの です。 法律というものは、もしだれかが犯罪を犯 すことが確実に予見できるときには、何らか の法的な予防措置が取れるように出来ている はずだと思うのですが・・・。専門家の意見 を伺いたいと思います。 (****・佐賀大学・理工学部)
[3] 誰がイラクを「人道支援」が必要な状況にしたのだろうか?
なぜ軍隊が「人道支援」を担うのだろうか?
自衛隊の派兵に反対する(****・九州大学・大学院法学研究院)
[2] 最近,新潟大学の就職部経由の文書がとどいた.それは大学の教授等に対し,防衛庁・自衛隊部隊見学に,旅費・宿泊を負担し招待するというものである.昨年は,学科の就職委員のところに直接,自衛隊地方連絡部の課長が訪ねてきたことがあったが,自衛隊の大学をターゲットと した一連の攻勢である.今,大学法人化へと進むなか,研究費の貧困が極めて深刻な形で進行しているし,さらにこれが深刻化する可能性がある.このようななかでも,我々は大学人としての良識・見識をもって望むべきである.戦争のための科学,戦争協力への思想・イデオロギー への協力などといったことを繰り返すことのないよう,注意を喚起したい. これから国立大学法人になろうとも,1988年に教職員の過半数の署名で制定した新潟大学非核平和宣言の精神にのっとり,平和な社会をめざし,そのために貢献する大学づくりをめざしたいと考えます.(****・新潟大学・理学部)
[1] イラク問題に関連して、日本は大きな岐路に
立っています。大学界でも主に人文社会科学
系の方で、市民運動の中心となって活動され
ておられる方々が少くありませんが、大学界
からの声としてはイラク派遣への危惧は日本
社会に十分には届いていないように思います。
東京都
議会と横浜市議会への要請書 、京都地
裁への要望書と同様の形
式の電子署名により、大学界の思いの一端が
社会に伝わり、自衛隊派遣への世論の危惧が
さらに明確な形となるきっかけの
一つとなってほしいと思います。(****・北海道大学・大学院理学研究科)