2010.6.28 鈴木元氏から理事長・総長・常務理事会へ

学校法人立命館長田豊臣理事長ならびに川口清史総長そして常務理事会の皆様へ

ゼネコン4社からの出向者受け入れをただちに止めるべきであることを進言します。

2010年6月28日 鈴木元 

(転載者の註:固有名は転載時に伏せました)

私、鈴木元は先に6月20日付で常任理事会構成委員の皆様に「足羽問題に関する情報と私の意見をお伝えしました。そこでも記しましたが私の反省点は、私の進言を基本的に****理事長のみに伝え、常任理事の皆様はもとより常務会の皆様にもお知らせしていなかったことです。

そのために****常務理事などの総務部の「足羽氏への特別手当の支払いを継続する」という提案を止めることができず、立命館は文部科学省から厳しい指摘と指導を受けて、足羽氏にたいする「特別手当」の支給停止を行わざるをえないという失態を演じました。この問題の責任問題は残ったままです。

ところで、その後、私は、慰労金問題などでの私の意見を提言するために改めて立命館に関する資料を見直していましたところ、重大な問題点を発見しました。それは立命館が6月1日付でゼネコン4社から各1ずつを施設整備を担当する管財部に出向者として受け入れていることです(詳細は別紙「常任理事会構成委員の皆様へを参照のこと)。

非営利法人の教育機関である学校法人が、営利を目的とする会社しかも立命館の施設整備を受注する対象となるゼネコン各社から、施設整備の調査と企画を担当する者を恒常的に出向者として受け入れることは、社会通念上許容されるものではありません。

しかもこのような重大な問題を常任理事会はおろか常務会にも諮らず、****常務理事の提案で****理事長が決済し、自らがゼネコン4社との覚書を契約しています。

なおこの問題は常務会、常任理事会には知らされてきませんでしたが、5月20日の部次長会議部において「報告事項として」報告されているために部次長は知るところとなり、職員サイドは全学的に知っています。知らなかったのは常務理事と常任理事だけという法人運営としては極めて異常なことが生じています。

この問題で立命館が社会的批判を受けたり、またゼネコンとの癒着・腐敗や4社による談合が明るみに出た場合、立命館としてはいかなる機関も責任を負えず、責任を取らなければならないのは提案者の****常務理事と、決裁者であり契約者である****理事長のみであり、立命館としては極めて深刻な事態を迎えることになります。

そのような危険性を招く前に、常務会の皆様が社会常識に基づいて適切な判断を下し一刻も早くこのような契約を解消することを提言します。またこのような事を常務会などの機関に諮らず提案し決裁した2人にはしかるべき責任を取ってもらう必要があります。

この問題は既に全学的には知られていることですので、解決は速やかさが求められている判断しますが、先に常務会の皆様にお知らせした上で、常任理事会構成員の皆さんに提言することにしました。

なお****常務理事は、6月24日の部次長会議において、特別に時間を取り、私が常任理事会の構成員に「足羽問題」についての情報と意見を伝えたことを問題しする発言を行っています。

この問題は既に社会的に結論がついています。すなわち私の「止めるべきである」進言を無視して継続し、文部科学省から「公益法人としては間違いでありやめなさい」と厳しい指摘と指導を受けて止めざるを得なかったのです。

文部科学省との関係を含めて、混乱をもたらした自らの行動について反省し謝罪するどころか、問題を指摘し解決することを提言していた人間を、今になっても悪者扱いするという態度は許されるものではありません。

別紙は、この文章と併せて常任理事会構成員に進言する文章である。

なお問題の性格から、これらの文章は監事の****さん、コンプライアンス室室長の****さんにも提出している。以前にも書きましたが、私は匿名の文章は書きません、必ず署名入りの文章で発表し提言します。私の文章に間違いがあれば指摘していただければありがたいです。