http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20100827000086
学校法人立命館は27日までに、大阪府茨木市を最有力候補地として、立命館 大の新キャンパスを開設する「将来構想」をまとめた。衣笠(京都市北区)、 びわこ・くさつ(BKC、草津市)の両キャンパスと並ぶ規模を想定し、20 15年度までに複数の学部を移転する案で、既に学内で意見集約を始め、年内 の方針決定を目指している。
新キャンパスが実現すれば、京都の有力私立大学で初の本格的な大阪進出にな る。受験生の動向にも大きく影響し、「生き残り」をかけた大学間競争がさら に過熱しそうだ。
将来構想は、20年までの学園整備を検討する「新中期計画」の検討委員会 (委員長・川口清史総長)がまとめた。衣笠キャンパスは手狭で建物も老朽化 しているが、法規制などで施設整備が難しく、学部再編の障壁になっている。 また、BKCでの大学院の充実や医学系分野への展開をにらみ、新キャンパス が必要と結論づけた。
候補地は、JR茨木駅の南約500メートルのサッポロビール工場跡地で、面 積は衣笠キャンパスとほぼ同じ約12万平方メートルある。阪急の茨木市駅や 大阪モノレールの宇野辺駅からも徒歩圏内で、大阪だけでなく、神戸市からも 1時間以内で通える。
検討委は京都市右京区の山ノ内浄水場跡地も考えたが、約4万6千平方メート ルと狭いことなどから茨木市を優先した。移転する学部は未定だが、衣笠、B KCと同規模の学生数を想定する。衣笠とBKCの一部学部内で移転の検討を 始めている。
立命館大は全国から学生を集めているが、大阪、兵庫からの受験志願者の割合 が「関関同立」の中で目立って低く、大きな課題となっていた。今年4月に関 西大が京都に近い高槻市のJR高槻駅前に新キャンパスを開設しており、立命 館大が逆に大阪へ攻め込む格好になりそうだ。【 2010年08月27日 14時03分 】
立命館大の大阪府茨木市での新キャンパス構想について、茨木市は27日、 「教育のまちを目指す上で大学は魅力的な施設だ」と歓迎する意向を示した。
同市には追手門学院大など3大学のキャンパスがあるが、山本正治副市長は 「関西を代表する私大の一つの立命大が来ることになれば、産官学連携事業や 大学と地域との交流など、さまざまな施策を展開でき、経済的な効果も見込め る」と述べ、駅とつなぐ道路の整備や周辺の緑化などで支援する用意があるこ とを明らかにした。
一方、候補地の工場跡地を所有するサッポロビール(東京都)の広報室は「土 地の売却など、さまざまな方策を検討中」という。
新キャンパス構想は2015年度までにJR茨木駅南側の工場跡地約12万平 方メートルに複数の学部を移転、衣笠(京都市北区)、びわこ・くさつ(草津 市)と同規模のキャンパスとする。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100827/edc1008272134005-n1.htm
学校法人立命館(京都市)が、立命館大学の一部学部の移転を視野 に、サッポロビール大阪工場跡地(大阪府茨木市)の取得交渉を進 めていることが27日、分かった。実現すれば立命館大学初の大阪 進出で、京都市以外では滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパス に続いて2カ所目となる。
工場跡地はJR東海道線茨木駅の南約300メートルにあり、敷地 面積約11万5千平方メートルで、衣笠キャンパス(京都市)とほ ぼ同規模。平成32年度までの学校施設整備を検討する委員会が進 出構想をまとめた。
衣笠キャンパスは建物が老朽化しているが、法的規制が厳しいこと などから施設整備が難しく、キャンパス再編に支障があるという。 このため工場跡地への進出が浮上した。
同大学では委員会の構想を受け、新キャンパスの必要性や移転する 学部・学生数などを慎重に議論し、10月にも学内の意見をまとめ るという。
学校法人立命館(本部・京都市中京区)が、大阪府茨木市に立命館 大の新キャンパス設置を検討していることがわかった。京都、滋賀 のキャンパスから複数の学部を移転させ、2015年度前後に開校 させる構想で、年内にも方針を決めるという。
同法人などによると、新キャンパスの候補地は、JR茨木駅南側に あるサッポロビール工場の跡地約12万平方メートル。衣笠キャン パス(京都市北区)と同規模で、同社と交渉を進めている。
構想は、10年後までの学園整備を検討する「新中期計画」検討委 員会(委員長・川口清史総長)がまとめた。同大学は衣笠キャンパ スの校舎が老朽化しているため、新キャンパスが必要と判断したと いう。
関係者によると、茨木市の候補地を検討している理由には、大阪府 北部や兵庫県にも近く、大学の志願者増を見込めるとの判断もある という。
JR京都線沿線の高槻駅前(大阪府高槻市)には、関西大が4月に 新キャンパスをオープンさせており、少子化のなかで、関西でも私 立大による「学生争奪戦」がさらに激しくなりそうだ。
立命館大学はこのほど大阪府茨木市のサッポロビール工場跡地に新 キャンパスを開設する将来構想をまとめ、学内での意見集約を始め た。衣笠(京都市北区)、びわこ・くさつ(滋賀県草津市)と同規 模のキャンパスを2015年度に開く案で、教授会など各部局の意見が まとまれば、年内にも方針決定する。
将来構想は11~20年の新中期計画を検討する特別委員会(委員長・ 川口清史総長)が7月にまとめた。候補地はJR茨木駅近くで、面 積は約12万平方メートル。阪急の茨木市駅からも徒歩圏内にあり、 神戸市から1時間以内で通える。
同委員会は衣笠キャンパスが手狭となり、学習環境の整備と教育・ 研究の質向上のために新キャンパスが必要と結論づけ、候補地を衣 笠と同程度の面積がある茨木市の物件に絞り込んだ。
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20100828-OYO8T00219.htm
学校法人立命館(京都市)は27日、大阪府茨木市のサッポロビー ル大阪工場跡地に、立命館大の4か所目となる新キャンパスをつく る構想があることを明らかにした。年内に教授会や職員、学生代表 などの意見を集約し、2014〜15年のオープンを目指したいと いう。
立命館によると、工場跡地は約12万平方メートルで、衣笠キャン パス(京都市北区)と同規模の広さ。JR茨木駅に近くて交通の便 も良く、大阪市や神戸市内から通いやすい。設置する学部について は今後、検討を進める。
立命館大は現在、衣笠、朱雀(中京区)、びわこ・くさつ(滋賀県 草津市)の三つの学舎がある。衣笠は学生が増えて手狭になり、施 設の老朽化が課題となっていた。昨年12月から、大学施設の整備 について特別委員会で検討した結果、新しい拠点が必要だと判断し たという。
立命館は「大阪に新キャンパスを設置しても、京都を中心とした大 学運営の方針は変わらない」としている。