2010-10-15-doushisha

毎日地方版 2010.10.15

同志社大:キャンパス再編計画 京都市、大歓迎/京田辺市、残念 /京都

http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20101015ddlk26100431000c.html

◇京都市“回帰”大歓迎/京田辺市「学生減、残念」

 同志社大(京都市上京区)が14日に発表したキャンパスの再編計画は、発祥の地である京都市中心部への回帰を図るもので、同市は大歓迎している。一方で、学生数が4割近くも減る京田辺キャンパスの地元からは不安や困惑も伝わる。

 この日の会見で、八田英二学長は「学生文化も醸成されている京都市内で教育・研究を一体的に行うことは大きなメリットがある」と理由を述べた。

 新設の烏丸キャンパスは今出川キャンパスの北側に13年4月オープン。新学部と既存の大学院2研究科の拠点となる。注目されるのはこうした再編に伴う学生数の増減だ。これまで1、2年が京田辺、3、4年が今出川と“分散”していた文系4学部が完全に今出川へ戻ることになる。

 大学側は、理工系と文理融合の5学部が残る京田辺を「複合的教育・国際的先端研究拠点」と位置づける。しかし、京田辺市市民参画課は「大学の発展は望ましいが学生が減るのは残念」と話す。

 一方、消費支出で年間96億円の経済効果があり、地下鉄の乗客も1日5000人増えると見込む京都市は「市全体の活性化にも貢献する」と喜んでいる。【田辺佑介】

読売新聞 2010年10月15日

http://osaka.yomiuri.co.jp/university/education/20101015-OYO8T00628.htm

同志社大 烏丸キャンパス新設…13年春

同志社大は、今出川キャンパス(今出川C、京都市上京区、8万2000平方メートル)の北側に烏丸キャンパス(同区、7700平方メートル)を設置し、2013年4月に開校すると発表した。烏丸Cには、国際的な研究に取り組む大学院研究科や、国際的に活躍できる人材育成を目指す新学部などが入る。また新キャンパス開設に伴い、今出川Cを拡張。現在、京田辺C(京田辺市)で学んでいる文系学部の1、2年生は2013年度から、すべて今出川Cに通うようにする。

烏丸Cが立地するのは京都市の産業技術研究所・繊維技術センターの跡地。地上3階、地下1階建て(延べ床約1万6800平方メートル)の校舎を建て、三つの研究機関と一つの学部が入る。

また、今出川Cで文系学部生が増えることなどに対応し、今出川Cに隣接する同志社中学跡地(1万7000平方メートル)に新校舎を建設する。この拡張で今出川Cの学生数は現行の1万3000人から2万1000人に増える見込み。

同志社大は、かつて今出川Cが手狭になったため、1986年に京田辺Cを開校。しかし、今回の今出川Cの拡張に伴い、文系学部生は28年ぶりに、1年から4年までを今出川Cで過ごす体制に“原点回帰”する。

14日の記者会見で、八田英二・同大学長は「学年でキャンパスを別々にするメリットはない。京田辺は理系の先端技術の教育研究、今出川は国際教育を含む文系の拠点として役割分担し、厳しい大学間競争を乗り越えていきたい」などと話した。

同志社大・烏丸キャンパスのイメージ図(同志社大提供)
同志社大・烏丸キャンパスのイメージ図(同志社大提供)

共同通信 2010.10.14

http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101401000265.html

同志社大が新キャンパス 京都・烏丸、13年4月から

 同志社大は14日、今出川キャンパス(京都市上京区)の北側に新たに「烏丸キャンパス」をつくり、大学院の2研究科を移設するほか、国際関係分野の1学部を新設すると発表した。オープンは2013年4月。

 同大学などによると、新キャンパスは京都市繊維技術センターの跡地(7758平方メートル)で、11年7月に着工、12年10月に完成予定。大学院の「総合政策科学研究科」と「グローバル・スタディーズ研究科」を今出川キャンパスから移す。

 文、法、経済、商の4学部は現在、1、2年時が京田辺キャンパス(京都府京田辺市)、3、4年時が今出川キャンパスと分かれているが、13年4月からはすべて今出川キャンパスに集約する。