茨木キャンパス用地購入決定報道 2010.11.12-17
2010.11.12
MSN産経ニュース 11/12 サッポロHD、大阪工場跡地を190億円で立命館に売却
http://bit.ly/9vBGNn
2010.11.12 18:55
サッポロホールディングス(HD)は12日、子会社のサッポロビールが所有
していた大阪工場(大阪府茨木市)の工場跡地を、立命館大学などを運営する
学校法人立命館(京都市)に、190億円で売却すると発表した。今月16日
に売却契約を締結する予定。売却益は取得費や譲渡にかかる費用を差し引いた
166億円になる。
同工場は約50年前に23億円で取得後、ビール製造の拠点として稼働してき
たが、発泡酒や第3のビールなどビール類の多様化を受け、平成20年3月に
停止。現在は更地になっている。
MBS 毎日放送 11/12 立命館大 大阪進出へ
http://bit.ly/9TzSVD
京都の立命館大学が大阪に進出です。5年後の開校を目指して大阪府茨木市に
巨大キャンパスを新たに設置することがさきほど決まりました。
立命館大学が新たにキャンパスを設けるのは、大阪府茨木市の旧サッポロビー
ルの工場跡地です。
大学によりますと京都衣笠キャンパスの校舎が老朽化しているためおよそ20
0億円をかけて広さ12万平方メートルの新キャンパスへ複数の学部を移転さ
せる方針で2015年度の開校を目指します。
立命館の大阪進出は初めてで、関関同立の中では少なかった大阪、兵庫からの
学生が増えることも期待しています。
大学側は先ほど終了した理事会でキャンパス新設のための土地購入を承認しま
したが、キャンパスを分散させるとコストがかさみ学費の値上げにつながりか
ねないとして5つの学部の教授らは反対決議を出しています。(11/12 21:02)
スポニチ 11/12 京都の立命館大が大阪に進出 茨木市のビール工場跡地(社会)
http://bit.ly/b5pEeX
立命館大(京都市中京区)は12日、大阪府茨木市にあるサッポロホールディ
ングス傘下のサッポロビール大阪工場跡地に2015年4月に新キャンパスを
開設すると発表した。使用する学部や学生数は未定。
立命館大によると、08年3月に閉鎖された同工場跡地(約12万平方メート
ル)を190億円で購入する予定で、16日にサッポロ側と売買契約を結ぶ。
法学部や文学部が入る衣笠キャンパス(京都市北区)と同規模で、京都市以外
では滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパスに続いて2カ所目。
サッポロは売却価格から帳簿価格を差し引いた譲渡益166億円を10年10〜
12月期連結決算に特別利益として計上する見込み。資産の整理を進めること
で財務基盤を強化する。
茨木市の野村宣一市長は「立命館大の進出を市をあげて歓迎し、大学との良好
な協力関係を築きあげながら、魅力と活力ある都市づくりに取り組んでいく」
とコメントした。[ 2010年11月12日 21:33 ]
京都新聞 11/12 立命大、茨木進出を決定 15年春に開設
http://bit.ly/cWcWHq
学校法人立命館は、2015年4月の大阪府茨木市での立命館大新キャンパス
開設を、12日開いた理事会で正式に決めた。衣笠(京都市北区)、びわこ・く
さつ(草津市)と並ぶ「第3のキャンパス」で、京都の有力私大で初の大阪進
出となる。
新キャンパスは、JR茨木駅の南約500メートルのサッポロビール工場跡地
で、面積は衣笠キャンパスとほぼ同じ約12万平方メートル。サッポロビールと
の売買契約は16日の予定で、取得額は190億円。
同法人では、2020年までの学園整備構想づくりを進めており、衣笠キャン
パスの狭あい化などを理由に、新キャンパスの候補地を探していた。産学連携
の展開や大阪、兵庫からの受験生の獲得が見込めることから茨木市を選んだと
みられる。
新キャンパス構想をめぐっては、先月末の総長選で設置推進派の川口清史総長
が再任された。一方、法、産業社会、国際関係、経済、理工の5学部が反対ま
たは慎重な議論を求める決議を行っている。
【 2010年11月13日 00時07分 】
2010.11.13
産経関西 11/13 立命大 大阪進出を発表
http://bit.ly/aFxEmP
立命館大を運営する学校法人立命館は12日、大阪府茨木市のサッポロビール
大阪工場跡地に新キャンパスを開設すると発表した。16日に同社側と土地の
売買契約を正式に結ぶ。立命館大の大阪進出は初めてで、平成27年4月に開
設予定。
跡地の取得金額は190億円。跡地はJR東海道線茨木駅の南約300メート
ルにあり、敷地面積は約12万平方メートル。京都市北区にある衣笠キャンパ
スとほぼ同じ面積で、学部の新設なども視野に入れ、移転する学部や学生数な
どを検討する。
立命館大は、滋賀県草津市にもキャンパスがあり、新キャンパスは京都以外で
は2カ所目となる。
同法人は「行政や産業と連携し、大阪でも地域の特性を生かした教育を展開し
ていきたい」としている。
asahi.com 11/13 立命館大、茨木に新キャンパス 2015年4月開設
http://bit.ly/bHgfXz
学校法人立命館(本部・京都市中京区)は12日、大阪府茨木市に立命館大学
の新キャンパスを2015年4月にオープンさせる、と発表した。京都府、滋
賀県にあるキャンパスから複数の学部を移す方針で、今後、学部を選ぶ。
立命館によると、約1万8千人が通う京都市北区の衣笠キャンパスの校舎が老
朽化し、手狭になったことなどから新キャンパス建設を決めた。場所はJR茨
木駅の南にあるサッポロビール工場跡地の約12万平方メートル。用地の購入
費用は190億円という。
毎日.jp 11/13 15年春、大阪・茨木に進出 近畿一帯から学生集め
http://bit.ly/cm9rS7
学校法人立命館(京都市中京区)は12日、大阪府茨木市に新たな大学キャン
パスを15年4月に開設すると発表した。大阪進出により近畿圏一帯から学生
を集め、大学の競争力を高めていくという。
サッポロビールとの間で16日、JR茨木駅から徒歩約5分の同社大阪工場跡
地(総面積約12万平方メートル)を190億円で買い取る契約を締結。キャ
ンパス用地に充てる。既存の▽衣笠(京都市北区)▽びわこ・くさつ(滋賀県
草津市)の両キャンパスから一部の学部を移転する方針。立命館大には朱雀
(京都市中京区)を含め現在3キャンパスあるが、特に衣笠は設備や建物が老
朽化、手狭になるなどして、新キャンパス展開が迫られていた。
大学側は「学生の学びと成長にふさわしい、ゆとりある空間の確保、施設の充
実を行っていく」としている。野村宣一茨木市長は「市を挙げて歓迎し、大学
と協力しながら魅力と活力ある都市づくりに取り組む」との談話を出した。
【広瀬登】
2010.11.16
建築通信新聞11/16 茨木に新キャンパス/サッポロビール跡12万平米購入/立命館
http://bit.ly/bKiSPc
立命館(京都市)は、大阪府茨木市のサッポロビール茨木工場跡地を購入し、
立命館大学の新キャンパスを整備することを明らかにした。12日に開かれた理
事会で決定し、16日に正式に同社と売買契約を締結する。譲渡額は190億円。
2015年の開設を目指し、11年度以降に施設内容や、移転する学部、今後のスケ
ジュールなど検討を本格化させる。
新キャンパスの整備構想は、衣笠キャンパス(京都市北区)の老朽化対策や、
びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)での新たな事業展開を見据える中
で浮上、候補地を検討していた。
サッポロビール大阪工場跡地(茨木市岩倉町2−1)は、敷地面積12万1891㎡で、
衣笠キャンパスとほぼ同規模となる。JR京都線茨木駅の南約 300m、阪急京都線
茨木市駅の南西約800mに位置し、大阪市内や兵庫県内からのアクセスも容易で、
利便性は高い。新キャンパス整備により、北摂地域の特性を生かした教学展開
を図る。
JR京都線沿線では、大阪府高槻市の高槻駅前約1.8haに、関西大学が総延べ約5
万3000㎡となる高槻ミューズキャンパスを4月に開設した。立命館の大阪進出に
より、大学間の受験者獲得競争に拍車がかかりそうだ。
毎日放送(11/16 19:09) 学内から反対の声も 立命大大阪進出を正式発表
http://bit.ly/aW9jez
立命館大学が大阪府茨木市に新キャンパスを建設すると正式に発表しました。
初の大阪進出の方針に反対や心配の声も上がり、早くも波紋が広がっています。
立命館大学の新キャンパスが計画されているのは茨木市の旧サッポロビールの
工場跡地で、2015年度の開校を目指しています。
「茨木市は交通の便がいいので、近畿圏の学生が志望する場合、非常に有利に
働く」(立命館大学 川口清史学長)
大学側は大阪進出の戦略に胸を張りますが、京都市、滋賀県草津市と、すでに
キャンパスが分かれていることから、さらにコストがかさみ学費の値上げにつ
ながるのではと5つの学部の教授らが反対声明を出しています。
また滋賀県や草津市も学生の流出を心配していて、先週、知事と市長の連名で
地域経済への配慮を訴えるなど波紋が広がっています。
京都新聞【 2010年11月16日 23時23分 】3都から全国発進 茨木キャンパス、立命総長が抱負 :
http://bit.ly/b5mvYQ
大阪府茨木市での立命館大の新キャンパス設置が決まり、握手する川口立命
館総長(右)と野村茨木市長=茨木市役所)
立命館大の大阪府茨木市でのキャンパス新設決定を受け、学校法人立命館の川
口清史総長と茨木市の野村宣一市長が16日、市役所で記者会見した。川口総長
は「京都に中心を置きながら、(草津市のびわこ・くさつキャンパスを含め)
3都にまたがるキャンパスを展開し、全国発信する大学に成長したい」と抱負
を述べ、野村市長は「最大限の支援を行う」と歓迎した。
新キャンパスは、JR茨木駅南側のサッポロビール工場跡地の約12万平方メー
トル。この日、所有者のサッポロビールと立命館が売買契約を結んだ。
立命館によると、新キャンパスは学生数で約1万人規模を見込み、「日本を変
革する人材を育成する都市型ワールドビジネスキャンパス」に位置づける。経
営学部などの実学系学部の移転を想定しているとみられるが、具体的な学部は
来年3月までに学内での討議の上で決めるとした。
茨木市は支援策として、12万平方メートルのうち3万平方メートルを買い取り、
防災公園を整備し、市民も利用できる施設を立命館とともに建設する予定。
会見で川口総長は、滋賀県や草津市からびわこ・くさつキャンパス(BKC)
の学生数確保の要望が出ていることに対し「仮にBKCからの学部移転があっ
ても、大学院の充実や今春設置したスポーツ健康科学部の定員の充足などで学
生数は増える」と話した。
■「草津経済への悪影響大きい」滋賀県知事
滋賀県の嘉田由紀子知事は16日の記者会見で、立命館大が草津市の「びわこ・
くさつキャンパス(BKC)」の一部学部を大阪府茨木市に開設する新キャン
パスに移転する構想について「草津の地域経済への悪影響が相当大きい」と懸
念を示した。今後の学部再編にあたってBKCの学生数を確保するよう要望し
た。県内の大学生3万8千人のうちBKCは1万8千人を占める。嘉田知事は、
9日に橋川渉草津市長と連名で要望書を大学に渡したことを明らかにした。
2010.11.17
読売新聞 立命館大の大阪進出、滋賀県内の影響最小限に 県などが要望書
http://bit.ly/bzg6Hm
立命館大が大阪府茨木市で進める新キャンパス開設計画に伴い、びわこ・くさ
つキャンパスで検討している学部の一部移転について、嘉田滋賀県知事は16
日の記者会見で、同キャンパスの学生数を確保するとともに、消費減少など地
域経済に及ぼす影響を最小限に抑えるよう求める要望書を、草津市と共同で大
学側に提出したことを明らかにした。
立命館大は2015年4月の新キャンパスのオープンを予定しており、移転学
部は年度末までに決める。嘉田知事は会見で「県は1989年から5年間、約
94億円を支援した。立命館大は地域と連携を取ってほしい」と述べた。
9日付で出した要望書では「学部が移転すれば、学生による消費が減り、ワン
ルームマンションなどの空き室が増え、草津市の地域経済への悪影響は相当大
きい」などと強調。移転する代わりに、学部を新設するなどの学生確保策を講
じるよう求めている。(2010年11月17日 読売新聞)
朝日新聞11/17 滋賀県内の立命大、龍谷大のキャンパス移転構想浮上、地元経済への影響懸念
http://bit.ly/aWm0Z0
写真:学部の移転が検討されている立命館大びわこ・くさつキャンパス=滋賀
県草津市野路東1丁目拡大学部の移転が検討されている立命館大びわこ・くさ
つキャンパス=滋賀県草津市野路東1丁目
草津市の立命館大びわこ・くさつキャンパス(BKC)や大津市の龍谷大瀬田
キャンパスで、相次いで学部の一部移転構想が持ち上がっている。大学側は
「地域と連携していく姿勢は変わらない」とするが、地元では学生数の減少が
地域経済に及ぼす影響を懸念する声が上がっている。(加藤藍子)
立命館大は今月12日、大阪府茨木市に2015年春、新キャンパスを開設す
る計画を公表し、16日にJR茨木駅から徒歩約5分のビール工場跡地(約1
2万平方メートル)を取得した。
広報課によると、BKCと衣笠(京都市)の両キャンパスから一部の学部を移
転する方針。移転規模、移転学部は「検討中」としつつ、「BKCから経営学
部(生徒数約4千人)の移転も視野に入れている」と説明する。学部再編の方
針は今年度末までに決めるという。
再編構想の背景には、学部新設などで学生数が年々増え、既存のキャンパスが
手狭になっている状況がある。理工学部のキャンパスとして1994年に開設
したBKCの学生数は、当時5千人程度。しかし、その後6学部が移転・新設
し、現在は1万8千人に膨らんでいる。
「学生からも『課外活動のスペースがない』などの声が上がっており、再編は
必要」と担当者。最寄り駅のJR南草津駅は、ラッシュ時にはホームから人が
あふれるほど混雑するという。
正式決定を前に、県と草津市は「地域経済への悪影響を最小限にすること」な
どを求める要望書を大学に提出した。「一部学部の移転が現実になれば、学生
の消費が減少し、ワンルームマンションなどは空き室が増える」とし、地域経
済への影響は「相当大きい」と予想。BKCへの新学部の設置や、学生数の確
保などを求めている。
嘉田由紀子知事は16日の記者会見で「県として交通問題を緩和できるよう汗
をかくと申し上げているが、それ以上は強く言えない」と説明。そのうえで
「産官学連携、地域連携で貢献していただいた。これからもそれを続けていき
たい」と強調した。
一方、龍谷大でも大津市の瀬田キャンパスの国際文化学部(学生数約2千人)
を京都市の深草キャンパスに移転する計画が検討されている。学長室は「まだ
何も決まっていない」とした上で、「今後10年の大学全体の長期計画を考え
る中で、再編案の一つとして挙がっている」という。
県企画調整課は「少子化の中で大学間の競争が激化するなか、各大学で再編の
動きが活発になっているのでは。大学からは方針決定にあたっては県と十分協
議をすると説明をもらっており、県としてこれからも大学との連携を強めてい
きたい」としている。
MSN産経ニュース 11/17 立命大が茨木に新キャンパス 「悪影響を最小限に」
http://bit.ly/c5rBui
■県・草津市要望書 誘致に100億円
草津市にキャンパスがある立命館大学が大阪府茨木市に新キャンパス開設を計
画している問題で、嘉田由紀子知事は16日の定例記者会見で、県と草津市が
共同で、大学を運営する学校法人立命館(京都市)に対し、地域経済への悪影
響を最小限にとどめることなどを求める要望書を提出したと明らかにした。茨
木市の新キャンパスには、学部の移転なども検討。県と市は100億円近い支
援をして誘致、成功例として注目されていただけに、大学側に配慮を求めた形
だ。
◇
立命館は今月12日、JR茨木駅南側のサッポロビール大阪工場跡地約12万
平方メートルを約190億円で取得し、新キャンパスを開設すると発表。大阪
進出は初で、平成27年春の開学を目指している。敷地は草津市の「びわこ・
くさつキャンパス」とほぼ同規模。
要望書では、びわこ・くさつキャンパスが県内の人材育成と経済活性化に重要
な存在としたうえで、学生減少で地元経済に悪影響が出ないよう、新たな学部
を新設し、学生数を確保することなどを求めた。
県は平成元年から大学誘致を強化し、6年に立命大を誘致。当初理工学部だけ
だったが、経済学部、経営学部、生命科学部、薬学部などが移転・新設され、
約1万8千人の学生が在籍。誘致に際しては、県と草津市が、用地取得費など
100億円近くを支援し、産学官連携での新産業創出や、県内高校から大学へ
の円滑な進学など、地域に根ざしたキャンパスの成功例として全国から注目さ
れた。
嘉田知事は「『用地取得費を支援したから出て行くな』とは言いにくい」と苦
しい胸中を明かし、「学部新設だけでなく、大学院の充実なども求めていきた
い」と述べた。
毎日新聞 11/17 立命館:新キャンパス開設 茨木市長に進出報告 「市民に愛される大学を」 /大阪
http://bit.ly/asQtQE
茨木市に大学の新キャンパスを開設する学校法人立命館(京都市中京区)の川
口清史総長は16日、茨木市役所で野村宣一市長に進出決定を報告、会見で
「市民に愛され、活性化につながるキャンパスをつくりたい」と述べた。野村
市長も「市の魅力の向上につながる」と歓迎し、周辺整備などで支援していく
考えを示した。
新キャンパスとなるサッポロビール大阪工場跡地(茨木市岩倉町、約12万平
方メートル)について、サッポロ側と立命館は同日、売買契約を結んだ。立命
館大は衣笠(京都市北区)、びわこ・くさつ(滋賀県草津市)に茨木を加えた
主要3キャンパスで学部展開をしていくことになり、適正規模としてそれぞれ
1万人程度の学生数を想定しているとみられる。今年度末までに、茨木への移
転学部を決める。
茨木の選定理由は、大阪の産業・行政・地域との連携が可能▽交通アクセスが
良く通学圏が拡大--など。衣笠は手狭、くさつは交通アクセスなどの問題が
あり、会見した川口総長は「教育の質を上げていくためには、物的条件の整備
も必要。茨木との三つのキャンパスでゆとりのある学びの場をつくることが可
能だ」と語った。
一方、茨木市は、経済効果などを見込み、大学の環境向上と行政課題の解決を
図る整備事業を検討する。防災公園整備▽市と大学の共用施設の整備▽道路整
備--などを進め、総事業費は約60億円と想定している。野村市長は「大学
との良好な関係を築き、まちづくりと市の発展につなげていきたい」と話した。
【八重樫裕一】
読売新聞 11/17 立命館大茨木キャンパス計画、市の公園や学習施設も
http://bit.ly/bNfBrB
立命館大茨木キャンパス計画、市の公園や学習施設も立命館大が茨木市に
キャンパスを開設することになり、握手する川口学長(右)と野村市長
(茨木市役所で)
大阪府茨木市岩倉町のサッポロビール大阪工場跡地(約12・1ヘクタール)
へのキャンパス開設を計画している立命館大(京都市)の川口清史学長が16
日、茨木市役所を訪れ、サッポロビールと土地の売買契約を結んだことを野村
宣一市長に報告した。
市は12ヘクタールのうち3ヘクタールを大学から買い取り、キャンパスと一
体化した公園や市民が学べる施設を建設することを検討している。
大学によると、約1万8000人の学生が学ぶ衣笠キャンパス(京都市北区、
12・6ヘクタール)が手狭になったことなどから、びわこ・くさつキャンパ
ス(滋賀県草津市、61・1ヘクタール)を含めた学部を分散、教育環境を整
える。茨木校舎は2015年4月のオープン予定で、移転する学部などは検討
中だが、広さから約1万人の学生数を想定している。
一方、茨木市は、大学から買い取る3ヘクタールに災害時の避難所となる公園
や、大学と連携した市民開放施設を計約50億円かけて整備する。周辺道路も
約10億円で整備するという。記者会見で川口学長は「関西の中心に近い茨木
市にキャンパスを開設することでビジネス、行政と連携した教育、研究が可能
になる。社会人が大学で学べる条件も整う」と述べた。野村市長は「地域の活
性化と市のイメージアップにつなげたい」と話した。
毎日新聞 11/17 立命館大:経営学部、県外移転検討 県・草津市、地域経済へ影響を懸念 /滋賀
http://bit.ly/c0jgTv
立命館大が15年4月に開設する大阪府茨木市の新キャンパスに、草津市のび
わこ・くさつキャンパス(BKC)から経営学部の移転を検討していることが
16日、関係者への取材で分かった。実現すれば大学院も含めた移転規模は4
000人以上となり、地域経済への影響は避けられないとみられる。【安部拓
輝、稲生陽】
立命大は同日、JR茨木駅に近いサッポロビール工場の跡地12万平方メート
ルの売買契約を同社と締結。本拠地の衣笠(京都市)やBKCと同規模のキャ
ンパスを新設する計画で、関係者によると、7月の理事会で経営学部の移転計
画も合わせて示されたという。
だが学部レベルでは移転反対論が根強く、13学部のうち5学部は反対・慎重
姿勢を示している。特にBKCには移転が難しい専門施設を持つ理系学部が集
中しており、文系学部の経営学部が教授会と移転協議に入っているという。B
KCは今後医科学系など理系での展開を目指す方針。
一方、94年のBKC開設までに土地代と造成費計133億円(県94億円、
市39億円)を助成した県と草津市は今月9日、「築いてきた連携に対する信
頼を揺るがしかねない」として、地域経済への影響を最小限にするよう求める
要望書を大学に提出した。
だが、現在の学生数は当初の3倍以上の7学部約1万8000人に膨れ上がり、
学生向けマンションも1万室近く増加。通学によるJR南草津駅の混雑も問題
となっており、嘉田由紀子知事は16日の会見で「強くは言えない。これだけ
補助を出したんだから移転するなというのは……。少し筋が違う」と語るにと
どめた。