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メッセージ104:
野路便り Letter from Noji (06-07-27 Thur)
【1】(転載) 賛同大幅増:279名。RU専任教員の賛同4割に。
【2】(お便り紹介) APU日本語セクションの現況
【3】(再掲)7月28日(金):「APUの教育と研究を考える」アスキュー・デイビッド(APU助教授)、他
立命館学園で働く方々へ
Dear colleagues,

◇◇ 7月14日にお知らせしましたように(*)、一人で立命
  館を相手に裁判を始められたAPU常勤講師を支援するカンパ
  のための口座を立命館教員ネットが開設しました。これまでに、
  3名の方から、目標額120万円の1%にあたる1万2千円が
  寄せられましたので、本日、常勤講師の方に転送しました。同
  じ学園の構成員からのカンパは、精神的にも大きな支援となる
  と推測しますが、それだけでなく、立命館の大多数の構成員に
  とって恥ずかしい裁判を粛々と進める理事会の無恥加減への批
  判ともなります。少額でも多数の方のカンパを、よろしくお願
  いいたします。定期的にカンパ状況をご報告すると同時に、
  (仮処分決定が予想される)11月には、一旦、会計監査しご
  報告する予定です。

   滋賀銀行 南草津支店 
   普通預金 口座番号 633143 立命館教員ネット

(*)野路だより:http://ac-net.org/rtm/No/87
   英文:http://ac-net.org/rtm/No/98

◇◇ 理事長への要望書への連署者数は279名になりました
  【1】。立命館大学専任教員の約4割(BKC4学部の教授会メ
  ンバーの53%,衣笠5学部は約25%)が連署されています。
  また、付属校の先生方も呼びかけ人に参加されました。

  7月19日の業務協議会で理事長が示した一時金カットの理
  由ーー私学危機の中で私たち教職員の職を将来にわたって保障
  するために一時金をカットするーーという理由に納得できない
  方や、憤激される方は、ささやかな意思表明かもしれませんが、
  この連署を利用されますように。

    「署名では生ぬるいとお考えの先生方もおられると伺っ
      ています。しかし,署名よりも強い行動や取り組みを
      打ち出せるかは,この署名の賛同状況が大きく左右し
      ます。」(【1】)

◇◇ 熟練した日本語常勤講師がいなくなった後に、その方たち
  が開発した独自のコースパックが、著作権の関係で使えなくな
  ることに気づいたAPUは、独自の教科書作成を始めたようで
  す【2】。熱意を持って日本語教育に取り組んでAPUの成功で
  不可欠な役割をはたしてきている熟練教員を手放すとは、AP
  Uは、というよりは立命館の理事会は、何を考えているのでしょ
  うか。

  雇用継続しても給与が上がらない職種について、雇止規定を置
  くのは、財政的な理由からではないことは明らかです。教学的
  には害が大きく、財務的にいってもプラスにはならず、むしろ
  マイナス面がある雇止規定に、どうして立命経営者はこれほど
  までに固執するのか。理由としては、有能で熱意ある教職員が、
  多数長く立命館に居続けると、自然に学内で大きな発言権や権
  威を持つようになり「民主主義」の擬装が綻び経営がやりにく
  くなる、それを嫌っているのではないか、ということくらいし
  か思いあたりません。

◇◇ 明日金曜日午後6時半から、APUのアスキュー先生が、
  京都に来られ、APUにおける教育と研究の現況を話されます
  【3】。組合、衣笠フォーラム、BKC月曜会、共催です。

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【1】(転載) 賛同大幅増:279名。BKC衣笠教員の賛同4割に。
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ーー転送始ーー

 From: Hiroshi OGASAWARA 
 Date: Thu, 27 Jul 2006 

  このメールはご自由に転送下さい。

  理工・物理の小笠原宏です。

  相互信頼回復の端緒となるように昨年度一時金カット撤回の要望
  書の賛同を,組合とは独立に,非組合員の先生方も含めて募って
  います。

   第二回業務協議会前に理事会に提出した要望書
   (ユーザー名: rits, パスワード: yobosho):
   http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060707_yobosho_V3.doc

  要望書には,相互信頼回復と昨年度一時金カット撤回, 交渉の
  場につくことが要望されています。

  また,同時に唯一の交渉チャンネルである組合の 交渉活動を支
  持する文言も記されています。多くの先生方は ここに異論を持
  たれるかも知れません。

  下記は,今朝,全賛同者279名にお送りした賛同状況報告メールで,
  BKCは教員の53%,BKCと衣笠を合わせて約4割から賛同が集
  まっています。

  署名では生ぬるいとお考えの先生方もおられると伺っています。
  しかし,署名よりも強い行動や取り組みを打ち出せるかは,この
  署名の賛同状況が大きく左右します。

  特定の支持政党の人間だけが賛同しているのではないかと想像し
  ておられる方もいらっしゃると聞いておりますが,理工・情報を
  中心に集まっている賛同が,特定の支持政党に偏っているとは到
  底思えません。

  もし,意思表示を迷っておられる先生がもしいらっしゃったら今
  が,意思表示をして頂くベストな時期です。

  もし,ご賛同を頂けるようでしたら,ogasawar@se.ritsumei.ac.jp
  に下記の内容をメールしていただけないでしょうか?

    メールタイトル: 賛同
    (1)職種 教員・職員・退職者 (2)所属 (3)ご氏名 
    (4)メールアドレス (5)メッセージ(もしあれば)

  賛同のメールを頂けた場合,賛同者数の推移やメッセージの紹介,
  関連の情報をメールで小笠原からお知らせします。

  *** 	注意:氏名公表のポリシー ***

  教員の方々の氏名は,要望書に記し理事長と理事会メンバーに提出
  いたします。職員の方々の氏名は,絶対的多数に集まるまでは,公
  表しませんし,要望書にも記載しません。絶対的多数に達したと判
  断される場合,氏名公表の可否について,職員お一人お一人にお伺
  いするつもりです。

 ご一考して頂けると幸いです。

*********************************
       以下は,今朝,送信された賛同状況のコピーです
********************************* 

対理事会要望書に賛同して下さった279名の方々へ:

   呼びかけ人:赤堀次郎、荒井正治、小野文一郎、小笠原宏、坂根政男、
     里見潤、杉本末雄、高山茂、辻下徹、中島淳、吉田真(以上理工教員)
     小川均、島川博光、樋口宜男(以上情報理工学部教員)、
     佐藤卓利、田中宏、藤岡惇(以上経済学部教員)、
     三浦正行(経営学部教員)、小堀眞裕(法学部教員)、
     朝尾幸次郎(文学部教員)、山下高行(産業社会学部教員)、
     勝村 誠(政策科学部教員)、小林 誠(国際関係学部)、
     松田全功(中高深草教員)、杉浦真理、玉野典明(中高宇治教員)

         (文責:小笠原)

  BKC4学部の教授会メンバーの53%から,衣笠5学部は約25%の先
  生方から賛同を頂いています。両キャンパスの約4割の先生方から
  の賛同を頂いていることになります。

  昨日から1日の間に大きな動きがありました。

  産社の13名の先生方から,また,文学部の2名の先生方から さら
  に,1名の職員の方から賛同を頂きました。

  連絡ミスにより経営学部の2名の先生方の賛同が反映されていな
  かったことが判明しました。大変申し訳ありません。

  結果として,賛同者総数が279名。昨日ご報告したよりも19名増え
  ました。産業社会学部の伸びが非常に大きく,学部別賛同者数で
  第三位。在籍教員の過半数に一気に近づきました。

  できれば,夏期休暇前にもう一伸びさせて,理事会に突きつけた
  いと考えています。ご協力どうぞよろしくいたします。

  今日現在の内訳は以下の通りです:

    退職者3 理工82 情報44 産31 法24 経済23 経営22 
    文7 国5 政5 法研5 職員24 宇治2 深草1


  2.夏休みに入る前に,賛同者の大幅増加をお願いします。

 そのために,賛同集約方法を非常に簡便な形にしました。

  もし,新しくご賛同を頂ける方がいらっしゃたら,
  ogasawar@se.ritsumei.ac.jp に下記の内容をメールしていただける
  よう,お知らせ下さい。

   メールタイトル: 賛同
   (1)職種 教員・職員・退職者 (2)所属 (3)ご氏名 
   (4)メールアドレス (5)メッセージ(もしあれば)

  賛同のメールを頂けた場合,賛同者数の推移やメッセージの紹介,
  関連の情報をメールでお知らせします。

  *** 注意:氏名公表のポリシー ***

  教員の方々の氏名は,要望書に記し理事長と理事会メンバーに提
  出いたします。職員の方々の氏名は,絶対的多数に集まるまでは,
  公表しませんし,要望書にも記載しません。絶対的多数に達した
  と判断される場合,氏名公表の可否について,職員お一人お一人
  にお伺いするつもりです。

  新しい呼びかけ人の先生を含めた呼びかけ文
  (ユーザー名: rits, パスワード: yobosho):
  http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060725_shomei_boshu.doc

  第二回業務協議会前に理事会に提出した要望書
  (ユーザー名: rits, パスワード: yobosho):
  http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060707_yobosho_V3.doc

  どうぞ,よろしくお願いいたします。

  *****************************
  P.S. 以下は,小笠原個人からの皆さんへの情報です賛同報告に
  便乗させて頂くことをお許し下さい。
  *****************************

  7月22日に,学友会と理事会の対立が京都新聞に掲載されました。
  http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006072200047&genre=G1&area=K10
  http://blog.drecom.jp/gakuyukai_rits/archive/36

  これに対し理事会は、学友会が理事会に対して謝罪するか,学友
  会が京都新聞に対して抗議しなければ、第1回全学協代表者会議事
  務折衝の開催を拒否するという対応に出ています。
   http://blog.drecom.jp/gakuyukai_rits/archive/37

  ちなみに,7月上旬,公式の場で,「中期計画起草委員の1人から、
  質問した学生に対して、「あほ」「ばか」などの暴言が数度にわ
  たって浴びせられた」ばかりです。
  http://blog.drecom.jp/gakuyukai_rits/archive/23

  学生を育てる立場の人間として許せない行為です。

ーー転送終ーー

=(再掲)=========================

			 要 望 書

  川本八郎理事長殿

  謹 啓

  日本の大学全体が困難な状況におかれている中で、立命館学園運
  営に日夜尽力しておられることに感謝の意を表します。

  さて、わたくしたち教職員有志***名は、昨年度の一時金の一
  部が未払いのままに新年度を迎え、学園内の広範な士気低下が恒
  常化しつつあることに強い危惧を持ち、この文書を提出すること
  を決意致しました。

  一時金カットに明確な意義があるのであれば、それにより士気を
  低下させる者はいません。しかし、理事会と組合との昨年度を通
  しての交渉過程を見まもってきましたが、一時金カットについて
  教職員が納得できる合理的な理由はついに提示されないまま、今
  日に至っております。

  理事会が、わたしたちに果すべき最低限の義務を独善的な理由で
  不履行のままで済せようとしていることで、わたしたち教職員は
  立命館の運営責任者である貴理事長への信頼感が根本から崩れつ
  つあることを感じています。立命館の大きな発展の主要な功労者
  の一人である貴理事長への信頼感を失うことは、わたくしたちに
  とってたいへん辛いことです。しかし、昨年度の給与が未支払の
  ままで終るのであれば、貴理事長への信頼感の崩壊は回復不能な
  ところまで達することは避けられません。そのようなことになら
  ないことを私たちは強く願っておりますので、この問題について、
  再考を要望いたします。

  なお、わたくし達の中の非組合員は、立命館教職員組合が、この
  問題に責任を持って忍耐強く持続的に取り組んでおられる姿勢に
  強い共感を抱き、根本から支持しております。貴理事会が、教職
  員組合の要請を全教職員の心願・励声として捉えられ、種々の交
  渉の場に臨まれることを要望いたします。

  学園内の相互信頼の崩壊を回避することは、立命館学園の発展の
  ためには、あらゆることに優先すべきことと切実に考えておりま
  すが、貴理事長も同じように考えてくださることを信じつつ、以
  上を要望いたします。

  						   敬 具


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【2】(お便り紹介) APU日本語セクションの現況
  Date: Mon, 24 Jul 2006 
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「今学期、日本語セクションでは、コースパックの問題で紛糾して
  います。手弁当で常勤講師が中心になって作ってきたコースパッ
  クの著作権を、APUは取り上げようとしました。秋学期から著
  作権をAPUにすると言い出したのです。それに対して大反対が
  起こりました。あと半年~1年半で解雇されるだろう立場で、著
  作権を取り上げられたら、他大学などに移った場合、自分たちで
  作ったものなのに、使用料などを支払わされることになり、あま
  りにも理不尽だということでです。APU側は、今の常勤講師が
  いなくなった後のことを見越して、コースパックを自分のものに
  しておきたい、ということでそのようなことを言い出したのだと
  思います。

  大反対にあって、また著作権についてのAPU内での規定を作っ
  たとのことですが、規定を作る前に作成されたコースパックにつ
  いて法的に拘束できないことを弁護士に言われたのだと思います
  が、既存のコースパックの著作権をAPUにすることはあきらめ
  るが、現在のコースパックは秋学期以降使用しない、新しい教科
  書を作るチームに参加してほしい、それができるまでは市販の教
  科書を使用する、と言い出しました。新しい教科書の著作権はA
  PUのものとするそうで、あと半年~1年半で解雇されるだろう
  常勤講師や最長でもあと2年半で解雇される上級講師・嘱託講師
  や非常勤講師たちに対して、教科書作成の希望者を募っています。

  新しく作るのはコースパックではなく、いきなり教科書として出
  版するとのことです。それもこの2年程で初級・中級・上級のす
  べてについてAPUオリジナルの教科書を出版すると言うのです。
  言語の教科書は、普通はコースパックとして何回も改訂して練っ
  てから出版します。

  また、この4月から新しいAPUでの経験の少ない教員がたくさ
  ん入ってきてそれだけでも混乱が絶えないのに、秋学期からほと
  んどの教員を今まで担当したことがない科目に移動させるという
  のです。

  これからも長く働けるならそれもいいかもしれないけど、もうす
  ぐ解雇されるような状態の教員に今まで担当したことがない科目
  を担当させるのは混乱させるだけで何のメリットもないという抗
  議がありましたが、大幅な担当変更を主張する人によれば「その
  方がモチベーションが上がる」のだそうです。

  慣れた教員がまだある程度は残っているからこそ、新しい教員が
  大量に増えても苦しいながらもまだなんとかやれていたのですが、
  今まで築いてきたものをすべて破壊しつくそうとでもしているか
  のようで、狂気の沙汰としか思えません。

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【3】(再掲)7月28日(金):「APUの教育と研究を考える」
   教職員組合・衣笠フォーラム・BKC月曜会 共同企画
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[kinugasa-forum:0214] より転載 

  「28日金曜日午後6時半から9時までで、教職員組合・衣笠フォー
  ラム・月曜会の共同企画を行います。内容は、以下のとおりで
  す。

  「APUと総長選を考える」

    話題提供:アスキュー・デイビッド(APU助教授、法学・政治思想史)
     「APUの教育と研究を考える」
    話題提供:未定
     「総長選任のあり方について」

   場所:組合会議室(衣笠とTVで繋ぎます)
   日時:7月28日午後6時半から9時まで

    (編註:BKCの組合会議室はイーストウィング1階組合室の隣)


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配信数 3865 [ http://ac-net.org/rtm/No/104 ]