立命館学園で働く方々へ Dear colleagues, ◇◇ 7月14日にお知らせしましたように(*)、一人で立命 館を相手に裁判を始められたAPU常勤講師を支援するカンパ のための口座を立命館教員ネットが開設しました。これまでに、 3名の方から、目標額120万円の1%にあたる1万2千円が 寄せられましたので、本日、常勤講師の方に転送しました。同 じ学園の構成員からのカンパは、精神的にも大きな支援となる と推測しますが、それだけでなく、立命館の大多数の構成員に とって恥ずかしい裁判を粛々と進める理事会の無恥加減への批 判ともなります。少額でも多数の方のカンパを、よろしくお願 いいたします。定期的にカンパ状況をご報告すると同時に、 (仮処分決定が予想される)11月には、一旦、会計監査しご 報告する予定です。 滋賀銀行 南草津支店 普通預金 口座番号 633143 立命館教員ネット (*)野路だより:http://ac-net.org/rtm/No/87 英文:http://ac-net.org/rtm/No/98 ◇◇ 理事長への要望書への連署者数は279名になりました 【1】。立命館大学専任教員の約4割(BKC4学部の教授会メ ンバーの53%,衣笠5学部は約25%)が連署されています。 また、付属校の先生方も呼びかけ人に参加されました。 7月19日の業務協議会で理事長が示した一時金カットの理 由ーー私学危機の中で私たち教職員の職を将来にわたって保障 するために一時金をカットするーーという理由に納得できない 方や、憤激される方は、ささやかな意思表明かもしれませんが、 この連署を利用されますように。 「署名では生ぬるいとお考えの先生方もおられると伺っ ています。しかし,署名よりも強い行動や取り組みを 打ち出せるかは,この署名の賛同状況が大きく左右し ます。」(【1】) ◇◇ 熟練した日本語常勤講師がいなくなった後に、その方たち が開発した独自のコースパックが、著作権の関係で使えなくな ることに気づいたAPUは、独自の教科書作成を始めたようで す【2】。熱意を持って日本語教育に取り組んでAPUの成功で 不可欠な役割をはたしてきている熟練教員を手放すとは、AP Uは、というよりは立命館の理事会は、何を考えているのでしょ うか。 雇用継続しても給与が上がらない職種について、雇止規定を置 くのは、財政的な理由からではないことは明らかです。教学的 には害が大きく、財務的にいってもプラスにはならず、むしろ マイナス面がある雇止規定に、どうして立命経営者はこれほど までに固執するのか。理由としては、有能で熱意ある教職員が、 多数長く立命館に居続けると、自然に学内で大きな発言権や権 威を持つようになり「民主主義」の擬装が綻び経営がやりにく くなる、それを嫌っているのではないか、ということくらいし か思いあたりません。 ◇◇ 明日金曜日午後6時半から、APUのアスキュー先生が、 京都に来られ、APUにおける教育と研究の現況を話されます 【3】。組合、衣笠フォーラム、BKC月曜会、共催です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【1】(転載) 賛同大幅増:279名。BKC衣笠教員の賛同4割に。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーー転送始ーー From: Hiroshi OGASAWARADate: Thu, 27 Jul 2006 このメールはご自由に転送下さい。 理工・物理の小笠原宏です。 相互信頼回復の端緒となるように昨年度一時金カット撤回の要望 書の賛同を,組合とは独立に,非組合員の先生方も含めて募って います。 第二回業務協議会前に理事会に提出した要望書 (ユーザー名: rits, パスワード: yobosho): http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060707_yobosho_V3.doc 要望書には,相互信頼回復と昨年度一時金カット撤回, 交渉の 場につくことが要望されています。 また,同時に唯一の交渉チャンネルである組合の 交渉活動を支 持する文言も記されています。多くの先生方は ここに異論を持 たれるかも知れません。 下記は,今朝,全賛同者279名にお送りした賛同状況報告メールで, BKCは教員の53%,BKCと衣笠を合わせて約4割から賛同が集 まっています。 署名では生ぬるいとお考えの先生方もおられると伺っています。 しかし,署名よりも強い行動や取り組みを打ち出せるかは,この 署名の賛同状況が大きく左右します。 特定の支持政党の人間だけが賛同しているのではないかと想像し ておられる方もいらっしゃると聞いておりますが,理工・情報を 中心に集まっている賛同が,特定の支持政党に偏っているとは到 底思えません。 もし,意思表示を迷っておられる先生がもしいらっしゃったら今 が,意思表示をして頂くベストな時期です。 もし,ご賛同を頂けるようでしたら,ogasawar@se.ritsumei.ac.jp に下記の内容をメールしていただけないでしょうか? メールタイトル: 賛同 (1)職種 教員・職員・退職者 (2)所属 (3)ご氏名 (4)メールアドレス (5)メッセージ(もしあれば) 賛同のメールを頂けた場合,賛同者数の推移やメッセージの紹介, 関連の情報をメールで小笠原からお知らせします。 *** 注意:氏名公表のポリシー *** 教員の方々の氏名は,要望書に記し理事長と理事会メンバーに提出 いたします。職員の方々の氏名は,絶対的多数に集まるまでは,公 表しませんし,要望書にも記載しません。絶対的多数に達したと判 断される場合,氏名公表の可否について,職員お一人お一人にお伺 いするつもりです。 ご一考して頂けると幸いです。 ********************************* 以下は,今朝,送信された賛同状況のコピーです ********************************* 対理事会要望書に賛同して下さった279名の方々へ: 呼びかけ人:赤堀次郎、荒井正治、小野文一郎、小笠原宏、坂根政男、 里見潤、杉本末雄、高山茂、辻下徹、中島淳、吉田真(以上理工教員) 小川均、島川博光、樋口宜男(以上情報理工学部教員)、 佐藤卓利、田中宏、藤岡惇(以上経済学部教員)、 三浦正行(経営学部教員)、小堀眞裕(法学部教員)、 朝尾幸次郎(文学部教員)、山下高行(産業社会学部教員)、 勝村 誠(政策科学部教員)、小林 誠(国際関係学部)、 松田全功(中高深草教員)、杉浦真理、玉野典明(中高宇治教員) (文責:小笠原) BKC4学部の教授会メンバーの53%から,衣笠5学部は約25%の先 生方から賛同を頂いています。両キャンパスの約4割の先生方から の賛同を頂いていることになります。 昨日から1日の間に大きな動きがありました。 産社の13名の先生方から,また,文学部の2名の先生方から さら に,1名の職員の方から賛同を頂きました。 連絡ミスにより経営学部の2名の先生方の賛同が反映されていな かったことが判明しました。大変申し訳ありません。 結果として,賛同者総数が279名。昨日ご報告したよりも19名増え ました。産業社会学部の伸びが非常に大きく,学部別賛同者数で 第三位。在籍教員の過半数に一気に近づきました。 できれば,夏期休暇前にもう一伸びさせて,理事会に突きつけた いと考えています。ご協力どうぞよろしくいたします。 今日現在の内訳は以下の通りです: 退職者3 理工82 情報44 産31 法24 経済23 経営22 文7 国5 政5 法研5 職員24 宇治2 深草1 2.夏休みに入る前に,賛同者の大幅増加をお願いします。 そのために,賛同集約方法を非常に簡便な形にしました。 もし,新しくご賛同を頂ける方がいらっしゃたら, ogasawar@se.ritsumei.ac.jp に下記の内容をメールしていただける よう,お知らせ下さい。 メールタイトル: 賛同 (1)職種 教員・職員・退職者 (2)所属 (3)ご氏名 (4)メールアドレス (5)メッセージ(もしあれば) 賛同のメールを頂けた場合,賛同者数の推移やメッセージの紹介, 関連の情報をメールでお知らせします。 *** 注意:氏名公表のポリシー *** 教員の方々の氏名は,要望書に記し理事長と理事会メンバーに提 出いたします。職員の方々の氏名は,絶対的多数に集まるまでは, 公表しませんし,要望書にも記載しません。絶対的多数に達した と判断される場合,氏名公表の可否について,職員お一人お一人 にお伺いするつもりです。 新しい呼びかけ人の先生を含めた呼びかけ文 (ユーザー名: rits, パスワード: yobosho): http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060725_shomei_boshu.doc 第二回業務協議会前に理事会に提出した要望書 (ユーザー名: rits, パスワード: yobosho): http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060707_yobosho_V3.doc どうぞ,よろしくお願いいたします。 ***************************** P.S. 以下は,小笠原個人からの皆さんへの情報です賛同報告に 便乗させて頂くことをお許し下さい。 ***************************** 7月22日に,学友会と理事会の対立が京都新聞に掲載されました。 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006072200047&genre=G1&area=K10 http://blog.drecom.jp/gakuyukai_rits/archive/36 これに対し理事会は、学友会が理事会に対して謝罪するか,学友 会が京都新聞に対して抗議しなければ、第1回全学協代表者会議事 務折衝の開催を拒否するという対応に出ています。 http://blog.drecom.jp/gakuyukai_rits/archive/37 ちなみに,7月上旬,公式の場で,「中期計画起草委員の1人から、 質問した学生に対して、「あほ」「ばか」などの暴言が数度にわ たって浴びせられた」ばかりです。 http://blog.drecom.jp/gakuyukai_rits/archive/23 学生を育てる立場の人間として許せない行為です。 ーー転送終ーー =(再掲)========================= 要 望 書 川本八郎理事長殿 謹 啓 日本の大学全体が困難な状況におかれている中で、立命館学園運 営に日夜尽力しておられることに感謝の意を表します。 さて、わたくしたち教職員有志***名は、昨年度の一時金の一 部が未払いのままに新年度を迎え、学園内の広範な士気低下が恒 常化しつつあることに強い危惧を持ち、この文書を提出すること を決意致しました。 一時金カットに明確な意義があるのであれば、それにより士気を 低下させる者はいません。しかし、理事会と組合との昨年度を通 しての交渉過程を見まもってきましたが、一時金カットについて 教職員が納得できる合理的な理由はついに提示されないまま、今 日に至っております。 理事会が、わたしたちに果すべき最低限の義務を独善的な理由で 不履行のままで済せようとしていることで、わたしたち教職員は 立命館の運営責任者である貴理事長への信頼感が根本から崩れつ つあることを感じています。立命館の大きな発展の主要な功労者 の一人である貴理事長への信頼感を失うことは、わたくしたちに とってたいへん辛いことです。しかし、昨年度の給与が未支払の ままで終るのであれば、貴理事長への信頼感の崩壊は回復不能な ところまで達することは避けられません。そのようなことになら ないことを私たちは強く願っておりますので、この問題について、 再考を要望いたします。 なお、わたくし達の中の非組合員は、立命館教職員組合が、この 問題に責任を持って忍耐強く持続的に取り組んでおられる姿勢に 強い共感を抱き、根本から支持しております。貴理事会が、教職 員組合の要請を全教職員の心願・励声として捉えられ、種々の交 渉の場に臨まれることを要望いたします。 学園内の相互信頼の崩壊を回避することは、立命館学園の発展の ためには、あらゆることに優先すべきことと切実に考えておりま すが、貴理事長も同じように考えてくださることを信じつつ、以 上を要望いたします。 敬 具 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【2】(お便り紹介) APU日本語セクションの現況 Date: Mon, 24 Jul 2006 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「今学期、日本語セクションでは、コースパックの問題で紛糾して います。手弁当で常勤講師が中心になって作ってきたコースパッ クの著作権を、APUは取り上げようとしました。秋学期から著 作権をAPUにすると言い出したのです。それに対して大反対が 起こりました。あと半年~1年半で解雇されるだろう立場で、著 作権を取り上げられたら、他大学などに移った場合、自分たちで 作ったものなのに、使用料などを支払わされることになり、あま りにも理不尽だということでです。APU側は、今の常勤講師が いなくなった後のことを見越して、コースパックを自分のものに しておきたい、ということでそのようなことを言い出したのだと 思います。 大反対にあって、また著作権についてのAPU内での規定を作っ たとのことですが、規定を作る前に作成されたコースパックにつ いて法的に拘束できないことを弁護士に言われたのだと思います が、既存のコースパックの著作権をAPUにすることはあきらめ るが、現在のコースパックは秋学期以降使用しない、新しい教科 書を作るチームに参加してほしい、それができるまでは市販の教 科書を使用する、と言い出しました。新しい教科書の著作権はA PUのものとするそうで、あと半年~1年半で解雇されるだろう 常勤講師や最長でもあと2年半で解雇される上級講師・嘱託講師 や非常勤講師たちに対して、教科書作成の希望者を募っています。 新しく作るのはコースパックではなく、いきなり教科書として出 版するとのことです。それもこの2年程で初級・中級・上級のす べてについてAPUオリジナルの教科書を出版すると言うのです。 言語の教科書は、普通はコースパックとして何回も改訂して練っ てから出版します。 また、この4月から新しいAPUでの経験の少ない教員がたくさ ん入ってきてそれだけでも混乱が絶えないのに、秋学期からほと んどの教員を今まで担当したことがない科目に移動させるという のです。 これからも長く働けるならそれもいいかもしれないけど、もうす ぐ解雇されるような状態の教員に今まで担当したことがない科目 を担当させるのは混乱させるだけで何のメリットもないという抗 議がありましたが、大幅な担当変更を主張する人によれば「その 方がモチベーションが上がる」のだそうです。 慣れた教員がまだある程度は残っているからこそ、新しい教員が 大量に増えても苦しいながらもまだなんとかやれていたのですが、 今まで築いてきたものをすべて破壊しつくそうとでもしているか のようで、狂気の沙汰としか思えません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【3】(再掲)7月28日(金):「APUの教育と研究を考える」 教職員組合・衣笠フォーラム・BKC月曜会 共同企画 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー [kinugasa-forum:0214] より転載 「28日金曜日午後6時半から9時までで、教職員組合・衣笠フォー ラム・月曜会の共同企画を行います。内容は、以下のとおりで す。 「APUと総長選を考える」 話題提供:アスキュー・デイビッド(APU助教授、法学・政治思想史) 「APUの教育と研究を考える」 話題提供:未定 「総長選任のあり方について」 場所:組合会議室(衣笠とTVで繋ぎます) 日時:7月28日午後6時半から9時まで (編註:BKCの組合会議室はイーストウィング1階組合室の隣) ============================== 配信数 3865 [ http://ac-net.org/rtm/No/104 ]