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メッセージ135:
投稿「改革、急ぎすぎないで」(立命館大3年) 『讀賣新聞』2006年9月25日(月曜日)夕刊、大阪本社版
立命館大学には2007年度から京都衣笠キャンパスに映像学部が誕生する。 2008年度にはびわこ・くさつキャンパスに生命科学部、薬学部(仮称)が設 置される予定だ。

立命館は近年、付属小学校を創設したり、新しい学部を作ったり、ユニークな 入試方式を導入する等様々な改革を行っている。大学全入時代を迎え、私学間の 競争が激化している今、こうした経営努力が求められるのは必然かもしれない。 しかし、一学生の私が言うのはおこがましいかもしれないが、もう少し落ち着い てもいいのではないか。改革を合い言葉にひた走るのも良いが、教育に競争の意 識が入り込みすぎることに疑問を感じざるを得ない。

長田豊臣総長は「次第の早稲田、慶應、立命館という評価は定着しつつあり、 さらに高い目標を目指したい」(京都新聞2006年4月4日付)と述べている が、学生・教職員のことを第一に考え、“改革”もそこそこにやって頂きたいと 思う、今日このごろである。