立命館学園で働く方々へ
Dear colleagues,
対理事会要望書の賛同者は307名となりました【1-1】。その呼掛
け人から、10/2に公示された総長候補者3名【3】へ、公開質問状
【1】が昨日送付されました。
理工学部有志で総長選についての意見交換をするMLでの意見
【2】に以下の節があります:
私が、本学に着任した頃(19**年)の、立命館
のよさ、学園の全構成員の一体感、連帯感が、実際
には原動力になって、現在の社会的評価の高さを生
み出したと思うのですが。社会的、世間的評価の高
さを生み出した原動力となったものを捨て去り、こ
れとは逆の方向の管理体制(上意下達)に進もうと
しているのが、現在の立命館の姿のように思います。
3候補者の方々は、程度の差はあれ、どなたも立命館の経営中枢
において重責を担ってこられたようですが,立命館の現実となり
つつある「上意下達の管理体制」に抵抗感を保ち、立命館が大き
な内的危機に直面していることを認識できるかたが一人でもおれ
れば、と願わずにはおれません。公開質問状への回答が期待され
ます。
BKC月曜会では、候補者による講演会の企画を検討していましたが、
学友会による総長候補者公開討論会の企画を支援する方向で調整
中のようです。
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【1】(転載)対理事会要望書呼びかけ人から総長候補への公開質問状
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2006年10月4日
公開質問状
○ ○ 先生
拝 啓
○○ 先生におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申
し上げます。
この度、先生が学校法人立命館の総長候補者として総長候補者推
薦委員会から推薦されたと伺いました。私達は、立命館大学さら
には立命館学園において伝統的ともいえる理事会と教職員との協
調が、最近では、破綻していると認識しています。その中で、一
時金の1ヶ月未払いに的を絞って、別紙のような要望書を理事会
に対して提出し続けているところです。賛同者は、現時点で、理
工学部・情報理工学部の教授会構成員の過半数を大幅に超えてお
り、 BKC全学部の教授会構成員の過半数も超えています。また、
立命館大学全学部の教授会構成員比では、約4割の賛同が得られ
ています。この時期の立命館学園の総長は学園の将来を大きく左
右する役割を担っていただくことになると認識するとともに、総
長にはその視点を持って職責を全うしていただくことを期待して
おります。ついては、先生が“一時金の1ヶ月未払いをどのよう
に受け止めておられるのか”、また、“一時金問題や理事会と教
職員との協調の破綻についてどのような解決策を考えておられる
のか”の2点を伺いたいと切望する次第です。時間的制約がある
ので、申し訳ありませんが、10月10日までに、私達が呼びか
けている要望書に対しての先生のご意見を、同封の封筒にてご郵
送頂くようお願いいたします。
突然のお手紙で先生には大変失礼と承知しております。また、先
生には大変なお手数をおかけすることになりますが、立命館学園
の将来を ○○ 先生と共有する立場にある私達の心情をご拝察
いただき、是非とも、ご回答いただくようお願いいたします。な
お、これと同じ内容の書状を他の総長候補の先生方にもお送りし
ております。総長候補の先生方から頂いた回答は、今回の総長選
挙に関心を持っておられる方々に公開させていただきます。この
点もご了承頂くようお願いする次第です。
敬 具
差出人:赤堀次郎、荒井正治、小野文一郎、小笠原宏、坂根政男、
里見潤、杉本末雄、高山茂、辻下徹、中島淳、吉田真(以上理工)、
小川均、島川博光、樋口宜男(以上情報理工)、
佐藤卓利、田中宏、藤岡惇(以上経済)、三浦正行(経営)、
小堀眞裕(法)、朝尾幸次郎(文)、山下高行(産業社会)、
勝村誠(政策科学)、松田全功(中高深草教員)、
杉浦真理、玉野典明、北尾悟(中高宇治教員)
なお,この質問状と要望書は,電子メールと速達郵便で先生にお
届けしています。郵便では返信先も記入済みの封筒も同封いたし
ました。
また,このメールには,郵送した質問状と要望書のファイルも添
付致しました
どうぞよろしくお願いいたします。
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【1-1】(転載)公開質問状送付の報告
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From: Hiroshi Ogasawara
Date: Thu, 05 Oct 2006
対理事会要望書にご賛同下さった名の307名の皆さん:
このメールは,学校法人立命館の総長選任に関係する方に対して
ならば,ご自由にご転送下さい。
1.昨日郵送にて,本日メールにて,下記内容の公開質問状(編
註【1】)を3名の総長候補の先生方に送りました。8月25
日付けで提出した対理事会要望書
http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060825_Yobosho.doc
(id: rits password: yobosho)
も添付いたしました。回答期限は10月10日です。
回答がありましたらご報告いたします。
2.対理事会要望書の賛同が9月に10名増えました。
内訳は理工教員8,政策教員1,職員1です。
この結果,賛同の割合は,情報理工教授・助教授の約3/4,
理工の6割強,BKCでは6割弱,大学全学部の教授助教授の
約4割に達しています。
307名の賛同者の内訳は次の通りです。
理工学部92 情報理工44 経済24 経営22 法25 産32 文10 国6 政6
法研5 独立大学院1 職員32 退職者4
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【2】(転載)理工学部有志の総長選MLからの意見抜粋
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Subject: 総長選挙の選挙人選出について
Date: Thu, 14 Sep 2006
「従来の総長選挙では、被総長候補者を除いて理工学部の先生方も、
学部執行部の方も、なんとなく安心して、適当な方が選出される
だろうと、高見の見物のような気持ちでいたものでした。
しかし、最近の学内情勢、この間の、理不尽なボーナスの一ヶ月
分カットに象徴されるように、現場の教職員と学園執行部との一
体感、連帯感、運命共同体としての姿勢を大切にするという立命
館の美風がどんどん消滅しつつあります。BKCへの学部移転、
APUの開設当時の、立命館学園の構成員全体の、一体感がなく
なりつつあります。
私が、本学に着任した頃(19**年)の、立命館のよさ、学園
の全構成員の一体感、連帯感が、実際には原動力になって、現在
の社会的評価の高さを生み出したと思うのですが。社会的、世間
的評価の高さを生み出した原動力となったものを捨て去り、これ
とは逆の方向の管理体制(上意下達)に進もうとしているのが、
現在の立命館の姿のように思います。
最近の風潮は、一部の指導者層の愚かな硬直した思い込みと傲慢
な指導性。財政難でもないにも関わらず、9私大、関西大手4私
大での最低給与水準から、まださらに1ヶ月もボーナスカットを
行うという暴挙。このようなことに対して現理事会メンバーの誰
もが何も発言できず、何もできない状況が生じている。」
(編註:以下、選挙人の推薦が続いています。)
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【3】(転載) 公示:総長候補者2006年10月2日
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/kyousyokuin/kouji/kouhosha.pdf
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公 示
2006年10月2日
学校法人立命館
理事長 川本八郎
総長候補者推薦委員会において次期総長の候補者が推薦されたので、
学校法人立命館総長選任規程第12条にもとづき公示する。
記
1.推薦の考え方
・人格、学識に優れ、教育行政に関する識見と力量を有する者で、
学生の学びと成長の立場に立ち、立命館憲章の精神に則って学園
創造を推進するリーダーシップを発揮する人物
・立命館をとりまく国際・国内情勢を的確にとらえ、世界に開か
れたアジア太平洋地域の教育・研究拠点形成を目指す学園の計画
を確実に推進する人物
2.総長候補者氏名(五十音順)
川口 清史 (かわぐち きよふみ)
久岡 康成 (ひさおか やすなり)
平田 純一 (ひらた じゅんいち)
3.総長候補者経歴(五十音順)
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川口 清史(61歳)
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立命館大学政策科学部教授・博士(経済学・京都大学)
理事・評議員・政策科学部長・政策科学研究科長
【専門分野】
経済学(経済・社会システム、経済事情および政策学)
【所属学会】
国際第3セクター学会、国際公共経済学会、社会・経済システム学会
【現在の学外の学会等の役職】
国際公共経済学会理事
【本学園の役職暦】
1983年4月1日~1985年3月31日 学生部次長
1988年4月1日~1988年9月30日 調査・広報室副室長
1988年10月1日~1991年3月31日 調査・広報室長(調査企画室長)
1991年7月1日~1992年9月20日 政策科学部設置委員会事務局長
1994年4月1日~1995年3月31日 UBC-JP教務主任
1996年4月1日~1997年3月31日 政策科学部主事
1997年4月1日~1999年3月31日 政策科学研究科主事
2000年4月1日~2003年3月31日 教学部長
2003年4月1日~2004年3月31日 UBC-JP教務主任
2004年4月1日~現在
【推薦理由】
川口清史氏(以下、川口氏という)は、経済・社会システム、経済
事情及び政策学を専門とし、博士(経済学・京都大学)を有する。
立命館学園での主な経歴は、1983年学生部次長、1988年調
査・広報室長(後の調査企画室長)、1991年政策科学部設置委
員会事務局長、2000年教学部長、そして2004年から政策科
学部長・同研究科長、今日に至る。このように川口氏は、1980
年代以降の立命館学園のダイナミックな改革の企画部門の重責にあ
り、第4次長期計画策定時には、調査企画室長としてBKC新展開
に関する改革プランを指導的立場で策定した。また、UBC-JP
教務主任を二度務め、国際的な教育研究活動に取り組んでいる。政
策科学部ではその設置の中心的役割を果たし、現在6代目の学部長
として学部改革の先頭に立っている。
川口氏は、教育研究業績において、また行政経験においてもその実
績は豊富であり総長候補として推薦するにふさわしいものである。
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久岡 康成 (64歳)
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立命館大学大学院法務研究科教授
法務室長
【専門分野】
法学(刑法・刑事訴訟法)
【所属学会】
日本刑法学会
【現在の学外の学会等の役職】
長岡京市法令遵守委員会委員長
【本学園の役職暦】
1993年4月1日~1994年3月31日 法学部調査委員長
1994年4月1日~1996年3月31日 理事・評議員・法学部長・法学研究科長
1997年4月1日~1998年3月31日 図書館長
2000年1月1日~2004年3月31日 常務理事(教学担当)・評議員
2004年4月1日~現在
【推薦理由】
久岡康成氏(以下、久岡氏という)は、刑法・刑事訴訟法を専門と
する。久岡氏は、本学の法学部学生時代、現役で司法試験に合格し
た。
立命館学園での主な経歴は、1994年法学部長・法学研究科長、
1997年図書館長、2000年に常務理事(教学担当)を歴任し、
2004年からは立命館学園の初代法務室長を務め、今日に至って
いる。とりわけ、常務理事として、第5次長期計画以降の多様な教
学改革を推進し、新世紀学園構想やその具体化である第1期基本計
画の策定に尽力した。現在は法務室長として、立命館大学を始め立
命館アジア太平洋大学や附属校も含めた学園全体の法務・裁判対策
等司法関係の業務において主導的な役割を果たしている。また、応
援団顧問や野球部長として立命館スポーツに貢献をしてきた。
久岡氏は、学部役職や全学役職を歴任し学内行政の経験は豊富であ
り、専門を生かした法学分野の研究業績とキャリアは総長候補とし
て推薦するにふさわしいものである。
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平田 純一(56歳)
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立命館大学経済学部教授・Ph. D.in Economics
理事・評議員・経済学部長
【専門分野】
経済学(経済統計学、財政学・金融論)
【所属学会】
日本経済学会
【本学園の役職暦】
1990年4月1日~1991年3月31日 二部教務主任
1992年4月1日~1993年3月31日 経済学部学生主事
1995年4月1日~1996年3月31日 経済学部主事
1996年4月1日~1997年3月31日 経済学部調査委員長
1998年4月1日~2002年3月31日 BKC社系研究機構長
2004年4月1日~現在
【推薦理由】
平田純一氏(以下、平田氏という)は、経済学(経済統計学、金
融論)を専門とし、アメリカ(ニューヨーク州立大学バッファロー
校)において大学院博士課程を修了し、Ph. D.を取得している。
平田氏は、国際的な研究業績として、学位論文をベースとする貨
幣需要理論に関する研究等を行った。
立命館学園での主な経歴は、1990年二部教務主任、1992
年に経済学部学生主事、1995年学部主事を務め、1996年
調査委員長、2004年経済学部長に就任、現在に至る。経済学
部長として、2006年度設置の国際経済学科の開設に尽力し、
高い実績を残した。また、全学的には1998年BKC社系研究
機構の初代機構長としてBKC社系学部の産学連携推進の先頭に
立った。
平田氏は、研究業績、教学改革に関する行政経験の実績は総長候
補として推薦するにふさわしいものである。
以 上
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