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メッセージ159:
[kinugasa-forum:0312] 一時金取り戻しを展望する学習・討論会
From: "toshiyasu saito"
Date: Tue, 21 Nov 2006 17:35:55 +0900 (JST)
衣笠フォーラム、月曜会にアクセスしておられる皆さん

組合副委員長の斎藤敏康です。

「ゆにおん」No102でお知らせしていますように、11月24日(金)PM6:30-8:30、衣笠・BKC両キャンパスの組合書記局・会議室をテレビでつないで、林健一郎弁護士を迎え、一時金取り戻しに向けて、法的な面からの可能性を検討する学習・討論集会を開催致します。林弁護士には「福岡双葉学園裁判勝利判決の意義」と題して報告していただきます。

双葉学園裁判は、人勧準拠でやってきた学校が、人勧がマイナス勧告になった時に、年度当初に溯って給与を減額し、減額分をボーナスから一括差し引いたのは違法であるとして、教職員が訴えていた裁判で、福岡地方裁判所では敗訴しましたが、福岡高等裁判所で逆転勝訴を勝ち取っている裁判で、林弁護士はこの件の担当弁護士です。

双葉学園の判決は、ボーナスもまた賃金の一部であり、特段の事情がない限り不利益変更は認められないとしている点、教職員には長年続いている給付基準に基づいた給付を期待する権利がある事を認めている点、一般の企業と異なり、学校はその使命に照らして長期的、安定的に運営されなければならず、そこに働く教職員の給与を妄りに減額することも、教育の安定的な持続という観点から認められないとしている点等において、私たちの主張と軌を一にするもので、今後私たちが裁判闘争を展望した時に、依拠しうる論理を豊かに内包していると思われます。林氏も「立命館のケースは双葉学園と非常によく似ており、是非経験を交流したい」と述べています。

会場は、組合会議室で狭いですが、それでも両キャンパス合わせて60人以上を収容することは出来ます。

一時金取り戻し署名に賛同しておられる皆さん、それにも拘わらずこの間(或いはこの一年間)一時金取り返しの運動が盛り上がらずに切歯扼腕しておられた同僚の皆さんに、万象繰り合わせて是非ともご参集いただきたいと思います。

組合員と非組合員とを問いません。一時金削減の暴挙に不条理を感じつづけておられる多くの方々に集まっていただければ、おそらくこの集会が今後の裁判闘争に向けた重要な起点になっていく可能性もあるだろうと思います。

組合は今、一時金取り戻しに向けた最後の業協要求をしていますが、その次のステージでは、団交、ストライキ等も展望しています。こうした運動を進めながら、同時に更にその次のステージをも見据える必要があると思われ、その点でも意義のある集会にしていきたいと願っています。

学習・討論集会の成功に力をお貸し下さい。