立命館学園で働く方々へ
組合が運動方針を発表しました【1】。理事会に業協(業務協議会)
開催を要求し、12月1 日までの文書回答を求め、理事会が応じな
ければ団体交渉を要求し、その要求にも応じなければスト権行使
を職場委員会で判断するそうです。ということは、理事会が業協
開催に応じれば、この運動方針の文脈では団体交渉もスト権行使
も行わないことになります。その業協で理事会が一時期カットの
実施方針を繰り返すだけであるときどうするか、については組合
の方針は白紙のままです。
「一時金再回答」が得られなければ12月7日に衣笠で、12月8日に
BKC で抗議集会を開くことも運動方針【1】に記載されてはいます
が、理事会が何か回答すれば、撤回でなくとも、「一時金再回答」
を得たことになりますから、この方針ではその場合は抗議集会を
開かないことになります。また、単なる抗議集会など、今の理事
会にとっては痛くも痒くもないですから、一時金カットについて
はノーコメントでも構わない、と理事会に思わせるような運動方
針ではないかと懸念されます。
これまでの経緯を考えれば、たとえ「制限なき業協」が開催され
たとしても一時金カット撤回が実現するはずはありませんから、
今回の運動方針により、組合が、一時金カット撤回より業協開催
の方が重要だとする組織判断に達したことが明らかになったよう
に思います。業協は組合が大学経営に参画する場であった経緯を
考えれば、この判断は理解できないわけではありませんが、大多
数の組合員の現在の意向から乖離しています。
スト権を実質的に行使せよ、という意見は、理事会との信頼関係
を重視する「組織意思」とは調和しない以上、日常的人間関係の
延長上にある組合職場会議の中では主張しにくいことが推測され
ます。業協開催より一時金カット撤回の方が重要だと思う方々は、
組合へのスト権行使要請の署名運動【2】を利用してください。
立命社会では、組合ですら構成員の共通意思が組織意思とはなら
ず、職場横断的連携を通して意思を結集して組織に反映させるこ
とを模索するしかない状況です。これは学園規模の急激な拡大に
付随する現象という面もあるかもしれませんが、そうであれば、
それに応じて、新しい実効性ある合意形成法を模索することが組
合として必要になってきているように思います。
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【1】【組合】学園の危機打開に向けた緊急行動提起 11/24
ゆにおんNo.103:http://ac-net.org/rtm/f/union103.pdf
全文 => http://ac-net.org/rtm/No/164
( id: rtm, passwd: rtm )
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《 運動方針 》
★第1ステージ:
制限なき業務協議会を開催することを理事会に要求します。
常任理事会に対して業務協議会開催要求への文書による回答を1
2月1日までに求めます。
★第2ステージ:
12月1日までに理事会が業務協議会の開催に応じないという態
度をとるのであれば、昨年同様に労働組合法上の団体交渉を要求
します。
理事会が、団体交渉にも応じないということであれば、職場委員
会でストライキ権の行使について判断します。また、一時金につ
いて再回答が得られなければ、12月7日(衣笠)と8日(BK
C)に抗議集会を開催します。
《 詳細 => http://ac-net.org/rtm/f/union103.pdf
( id: rtm, passwd: rtm ) 》
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【2】(転載) スト署名呼びかけ
From: ARAI Masaharu
Date: Fri, 24 Nov 2006 16:04:43 +0900
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《 呼掛け人 宛のメールより抜粋 》
11月24日(金) 15時半 現在の署名者数は、呼びかけ人を除くと
大学教員 9 + (非組合員 3名)
高中教員 1
職員 2
です。
《 中略 》
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無為の内に年末一時金支給の日が近づいています。
そこで、
教職員組合に対して、
既に確立しているスト権を
年末一時金支給の日に行使する
ことを要請する、
署名を呼びかけております。賛同の程、宜しくお願い致しますと
ともに、このメールを友人、知人の方々へ転送頂き、この署名運
動の輪が広まりますようにご協力下さい。
呼びかけ人
(法学部) 小堀眞裕
(経済学部) 稲葉和夫、佐藤卓利
(理工学部) 赤堀次郎、荒井正治、小野文一郎、高山茂、辻下徹、吉田真
(情報理工学部) 小川均
署名方法 下記 (i)、(ii) のどちらかで
i) e-mail にて
所属キャンパス(朱雀 / 衣笠 / BKC / APU / 付属校 / その他)の別
教員・職員の別、組合員・非組合員の別
所属部課(教員は学部または付属校学校名)
氏名
( 宜しければ、組合へのメッセージ
本署名呼びかけ人へのメッセージ )
を記載に上、arai-m@se.ritsumei.ac.jp まで e-mail にてお送り下さい。
ii) 文書にて
http://www.ritsumei.ac.jp/se/~arai-m/suto_syomei_yoshi.doc
の文書を印刷し、必要事項を記入の上、
(BKC) 理工学部数理科学科 荒井正治
までお送り下さい。
郵送の場合の宛先:
525-8577 草津市野路東 理工学部数理科学科 荒井正治
氏名公表の範囲
署名された方の氏名は、組合へは提出しますが、それ以外では公
表致しません。尚、氏名以外の属性による分類別署名者数は随時
公表します。
署名権者
本来ならば、組合員に限定するべきだとの考えもありますが、
「将来の」組合運動を考えたとき、厳格に「現在の」組合員に限
定する必要は無いと考えています。
お願い
このメールを友人、知人の方々へ転送頂き、この署名運動の輪が
広まりますように ご協力下さい。
追記:
署名活動としましては、下記2件がありますので、共に宜しくお
願いします。
i) 「一時金カット撤回要望書」
連絡先 小笠原宏氏(ogasawar@se.ritsumei.ac.jp)
賛同募集の趣意書は下記からdownloadできます。
http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/060805_shomei_boshu.doc
(user id: rits password: yobosho)
現在の署名状況は
http://www.ritsumei.ac.jp/se/~ogasawar/shomei/061114_Yobosho.pdf
(user id: rits password: yobosho)
にあります。
氏名公表の考え方:教員は全員公表。
職員は、一定程度集まってから公表。
ii) 「新総長に要請書」
連絡先 藤岡惇氏 (fujioka@ec.ritsumei.ac.jp)
《》内は送信者註