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メッセージ253:

月曜会とは何だろうか

ーー何を目的にし、どのようにして生まれ、どんな活動をおこなってきたか
2008/05/12

BKCの汎学部の教員懇談会として月曜会があります。

『月曜会』の経緯は、2005年に理事会が出した“ガバナンス文書”に立命館の危機を感じた教員が月曜日の夕方に三々五々参集した会合に始まります。当初は、理工学部の教員だけの集まりでしたが、問題の広がりから、経済学部・経営学部の教員も参加するようになりました。(職員や学生の方の参加もあります)。

開催日時は、『月曜会』という名称から“月曜開催”に多少のこだわりがありますが、臨機応変を旨としています。案内はメーリングリストによる連絡が中心ですが、ビラを配布することもあります。

懇談会の目的というのは、理工学部のある先生のことばを借りると、「大学大衆化時代の大学教育には何を根幹にすえるべきなのか、<学力不足>とそれのアンチテーゼとして安易に出される学力トレーニング主義(メシをくうためには苦しい修行に耐えよ)をどう克服し、真の学びへの動機づけが可能になるのか。半端な、たった10年ももたないような<専門教育>を越えた<教養教育>をどうデザインするべきなのか?中国インド等への産業移転による職業環境の激変を学部教育にどう繰り込むべきか? 環境問題をいかに学部教育に反映させるか? 研究と学部教育(教養教育)はどう相関するのか?(研究者が教育する事の意義)。 個人的には、これらの問いに応えるような具体的提言を教員団が行い、できるものから実現してゆく事=現場主導による大学改革の提案と実行。教育研究の現場を考慮しない経営側の提案に抵抗し、現場からの改革に経営側を協力させるような運動の展開。それが月曜会の主要な目的と考えて参加しています」。  組織の特性をみるに、このように『月曜会』は自然発生的に生じた組織です。組織といっても、実際は組織を作らないことをモットーにし、「会員名簿」も「会則」もありません。強いて言えば、メーリングリストに参加している人が会員になるのでしょうが、メーリングリストに参加しなくても、会合に参加することは自由です。


これまでの開催の歴史
前史   12月上旬から    理工の生物学実験室などで・・・
第1回 2005年12月19日(月)午後5:30−7:00  自由な議論
第2回 2006年1月6日(金)午後4:00−−6:00 (理工 数物系会議室)   
      「東京都立大学でおきたこと、おきつつあること」
              話題提供 首藤 啓 (都立大学理学部)
第3回 1月23日(月) 午後5時半―― エポック立命307
  1)「新ガバナンス文書」とその集約文書をめぐって
  2)立命館・BKCの研究・教育とガバナンスはいかにあるべきか
                    話題提供 藤岡 惇(経済)
第4回 2月17日(金) 午後6時―― アクロス7階の第3研究会室、15人
  「立命館・BKCの研究・教育・ガバナンスを考える」
      話題提供 中村雅秀(経営)  世話人 三浦正行さんを加えて3人体制に
第5回 3月23日(木)午後5時―― エポック立命305
 「立命の明日を考えるBKCフォーラム」
   話題提供 ?「立命館の明日はどうあるべきか」 藤岡 惇
        ?「APUの京都は立命の明日―APUの経験から考える」 金丸裕一(経済)
 ・・・・・・
第6回 4月10日 自由討論
第7回 4月24日 
    話題提供「未来を信じ、未来に生きるーー学園創造への思い」 三浦正行(経営) 15名
第8回 5月8日 「川村副総長との意見交換の集い」   エポック3階
第9回 5月19日午後4時―6時 エポック306号室
    「立命館民主主義に学ぶーー館史第2巻を編集して」  芦田文夫(元副総長)
第10回 6月5日(月)午後6時――   エポック307
    「生命系新学部構想にみる立命館の教育」   久保 幹(理工学部)
       司会 三浦正行
第11回 6月20日(火曜)午後6時― エポック立命308
    「BKCにおける教養教育の現状と課題」   吉田 真(理工)
第12回 7月24日(月)午後6時―8時 エポック308
    「学園中期計画を検討する2――『世界水準の研究成果の創出』の意義」
                         池田 研介(理工)
第13回 9月26日(火)午後6時―エポック307
    「立命館学園の中期計画はいかにあるべきか、次期の総長に何を望むか」
第14回 10月16日(月)午後5時半―7時半 エポック308    11名
    「総長選挙とは何だったのかーー総長選挙の検証」
第15回 2007年1月15日(月)午後5時半―7時 エポック307
    「BKCの研究・教育の改善を考える」
・・・・・・・・・・
第16回 2007年4月5日
     「学院構想をめぐって」  15名で3時間ほど
第17回 7月2日   夕刻 組合との共催、組合会議室
     「ICUの英語教育の基本理念――English for the Academic Purpose」
                      富山真知子(ICU)
第18回 10月1日(月)午後6時―9時 エポック3階
    「理工系学部からなる学院構想をめぐって」 10名
第19回 10月26日(金) 午後6時― 組合と共催 組合会議室
    「立命館大学の低賃金政策は何を意味しているか」 松本 朗(経済)
第20回 12月25日 (火)   組合との共催 組合会議室
    「早稲田大学の教員組織の学術院制度への再編の経過と概要」
                  近森 拡充(早稲田大学教員組合書記局)
第21回 2008年2月25日(月)6時―8時 エポック307
    「総合理工学院と教授会規定の問題」 本田 稔(法学部)
第22回
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   5月12日(月) 6:00---  エポック立命 307号室
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 テーマ・現場からどう教育改革案をつくりだし、実現 してゆくか

 生命理工学部の特別転籍問題、 現場の教職員の契約教職員化、 不当超過勤務
 問題と残業代未払い問題、 一時金カット撤回訴訟、 等々の問題がいくらでも
 あると思いますが基本に戻ってどのよう な問題に焦点をあててゆくのか議論
 していただきたいと思います。三浦さん〔経営学部〕が帰国されましたので、
 氏に海外の大学学部教育事情を話していただくことを糸口にしてもいいのでは、
 と思います。

 呼びかけ人 
  池田研介〔理工〕  藤岡 惇〔経済〕  三浦正行〔経営〕