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メッセージ30:
いただいた意見を転載します。
月曜会の指摘によって理事会による立命館憲章草案に多くの問題点があることがわかりました。特に以下の点を心配するとともに、全学の英知を結集するために憲章策定に2年程度の時間をかけてほしいと思います。
  • 1.品位を欠く拡大優先の理念
    憲章草案は規模拡大(学部数、付属校、学生生徒数の増大)が至上の価値を持つかのように述べていますが、この理念は実に貧弱であり品位を欠いています。憲章は本来今後半世紀を視野に入れ、教職員、学生が日々精神的支えにできる理念を謳うべきではないでしょうか。もっと理想主義的な内容、たとえば、企業や自己の利益をもっぱら重視する人間ではなく、人々との連帯、社会的弱者や社会全体に貢献できる人材の育成のようなことを盛り込むべきではないでしょうか。

  • 2.理事会・法人主導の学園運営ではなく、全構成員自治を重視してほしい
    理事会・法人主導の大学運営こそ「世界水準の学園」「学園高度化」(その内容は明確でない)にとって望ましいとしていますが、全構成員自治こそ教職員、学生生徒の教育研究に対する自主性、創意性の最大限発揮を可能にするのではないでしょうか。

  • 3.拙速な憲章策定手順
    理事会の憲章草案は「大学の基本理念、学園運営の基本思想の宣言 である」と述べています。そうであれば拙速に策定(2~3ヶ月間で) するのではなく、全学の英知が結集できるように、2年ほどの期間を かけるべきではないでしょうか。