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メッセージ55:
野路便り Letter from Noji (06-06-09 Fri)
立命館学園で働く方々へ
Dear colleagues,

  常任理事会のメールニュース「UNITAS HOT NEWS(立命館学園
  広報)」が創刊されました。

    『今日の情勢や学園課題について理解を深めていただく契
      機として、各文書を裏付けるデータや 解説、理解を促
      進する寄稿、また学園に関するニュースなどの掲載を予
      定しております。』

  とあります。膨大な常任理事会文書が全学を辟易させ「民主
  主義」の形骸化を促進している状況で、その骨子を直接に伝
  えようという常任理事会の姿勢は高く評価したいと思います。
  今後、形式や内容が進化していくと予想し期待しますが、こ
  れまでの3号のような形式や内容が続くとすれば、逆効果では
  ないかと感じました。

  これまでの記事は、

    No1.(6/7)~「UNITAS HOT NEWS」を創刊します~
    http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/kyousyokuin/uhn/unitashotnews01.htm

    No2.(6/7) 常任理事会の提案~「立命館教職員組合連合要求書
	 への回答」のポイント~3回シリーズ【その1】
    http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/kyousyokuin/uhn/unitashotnews02.htm

    No3.(6/8) 常任理事会の提案~「立命館教職員組合連合要求書
	 への回答」のポイント~3回シリーズ【その2】

  となっていますが、いずれの記事にも署名がなく、筆者につい
  ては「総務部がまとめた」と文中に言及があるだけです。後付
  けには『編集・発行責任が常任理事会、発行責任者が薬師寺公
  夫立命館副総長、発行元が広報課』となっていて、発信したの
  は広報課ということはわかりますが、各記事の筆者は誰で、編
  集したのが誰かが結局よくわかりません。責任を分散させてい
  るためでしょうか、No 1,2,3 のいずれにも、何のメッセージ性
  も感じられませんでした。

  小泉メールマガジンは創刊以来「批判的購読」をしていますが、
  毎週、首相自身によるメッセージが巻頭にあり、内容の是非は
  ともかく、それなりに彼の信念を具体的なことに則して伝えよ
  うとしています。外の記事もすべて署名入りです。また、いく
  つかの大学のメールマガジンを購読していますが、大学の宣伝
  だけの詰らないものが多いなかで、香川大学のメールマガジン
  は巻頭に「学長・理事随感」のコーナーがあり、毎回、学長や
  理事が、もちろん署名入りで、その時々に直面している困難に
  ついての思いや惑いを語りかけています
  (http://www.kagawa-u.ac.jp/itwinfo/i484/)。

  おそらく全専任教職員に配信されたであろう、UNITAS HOT
  NEWS の創刊号でも、理事長や総長が何も語りかけず、総務部が
  無味乾燥な事務的なことを書いているだけであることは、最近
  の立命館のありかたを象徴するように感じました。

  先日もお伝えしましたが(*)、5月中旬に、理事長への信頼感を
  とりもどしたいために、一方的に未払いとした昨年の一時金を
  支払うよう求めた要望書に賛同署名簿を添えて提出し、呼掛け
  人との面会を理事長に申し込んでいましたが、直接には会わな
  い、総務部が対応する、という回答がありました。
  (*)(http://ac-net.org/rtm/a/bunsho/95)

  また、本日開催される第一回業務協議会にも理事長は出席しな
  いと聞いています。今年度最初の主要な交渉会議に経営責任者
  だけでなく総長も学部長理事も欠席することがわかっているの
  に、組合が出席しようとしていることは全く理解できず謎です
  が、それはともかく、何事も組合を通して言え、と常々言いな
  がら、組合との重要な折衝に出席しようともせず、また、専任
  教職員1500名余、全教職員でも3000余名の小規模社会で「間接
  民主性」を強調して教職員に直接には会わず総務部に丸なげ、
  というのでは、引退したも同然です。やはり、以前そうであっ
  たという伝説の通り、忍耐強く対話をしていただきたいと思っ
  ています。

  そういう思いから上記の要望書への賛同署名が(これまで主に
  理工と情報理工で展開され、それぞれ、専任教員の過半数の賛
  同署名を得ていますが)衣笠でも広がり、再度、理事長に要望
  書が提出できればと願っています。趣旨に賛同されるかたはぜ
  ひご署名ください。衣笠での集約先が近いうちに決るようです
  が、それまでは、超ご多忙の中、集約の労もとってくださって
  いる理工学部の小笠原宏先生*までまでご連絡ください。
  (* ogasawara at se.ritsumei.ac.jp)

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編集発行人:辻下 徹  Toru Tsujishita ( BKC 教員 )  
連絡先:tjst@rtm.ac-net.org