皆様昨夕の日経の社会面で立命館大学の教授が研究費を300万円ほど流用したという記事が載っています。大学は深刻に受け止めているということです。
しかし、記事をよく読んでみると、この教授は、生活に困っている留学生に資金援助をするためにバイトをさせたことになっています。留学生が生活困難に陥り、教授が義侠心を動かさざるを得ない状況に問題があるのです。留学生や院生、ポスドクに人々は極めて厳しい立場におかれています。
お上がそれを救済しないので、代わりに義侠心のあるこの教授がねずみ小僧宜しく、流用したらしいのです。ねずみ小僧や清水の次郎長の役割をこの教授は果たしたわけです。
ルール違反だから処分されるでしょうが、一番処分されなければならないのは留学生をそのような状態においている政府であり、理事会です。ここの責任があいまいなまま一方的に処分することには慎重であらねばなりません。