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「朝まで生テレビ」番組作成者へ公開質問状に対する
テレビ朝日の返答

以下はテレビ朝日からファックス送信された返答を(段組を除き)原文のまま転載。世話人会の質問は斜体で挿入。世話人会では第二次の質問状を準備しています。緊急アピールに賛同署名されたかたの疑問をできるだけ反映させたいと思いますので、admin@honor.ac-net.orgまでご連絡ください。

「イラクから帰国された5人をサポートする会」
(以下「サポートする会」と略称させていただきます)
代表世話人 醍醐 聡 様
'04.5.14
貴団体が当番組「朝まで生テレビ!」(以下「朝・生」と略称)に 宛てて出された質問についてお答えします。

ご質問のうちアンケートの実施方法と不備に伴う返答につきましては別途回答させていただきますので、ここでは今回お尋ねの中で核心部分と思われます第一項目について、当番組の考え方をお伝えし貴「サポートする会」への返答といたします。

質問(1)そもそも、 「人質とその家族に対するバッシング」は賛否 を問う以前の人権侵害の問題です。とくに、「非難は当然である」 という設問を設けること自体、個人の人権を侵害するバッシング行 為の機会を提供する、あるまじき行為です。したがって、このよう な質問は直ちに中止すべきと考えます。これについての貴社の諾否 の意思を明確にお答え下さい。
ご質問のQ1「人質とその家族に対するバッシングをどう思います か」の点についてですが、貴団体代表醍醐氏はこの質問自体が人権 侵害とのお考えに立っておられますが、当番組とはご指摘の認識そ のものが基本的に違っていると考えざるを得ません。特に当番組の 選択肢での一つにある”非難は当然である”との設問を設けること 自体あるまじき行為であるとの指摘について、同意しかねる事をお 伝えしたいと思います。

まず事実関係を整理したいと思いますが、「朝・生」が5人の方々 へのバッシングの是非を問う提起をしたのは、5人が解放され日本 に帰国した後も尚5人及びその家族や関係者を含めた方々に対し厳 しい批判が続いている渦中であり、連日そのことがマスコミでニュー スとして取り上げられている中でのことでした。当番組放送時の日 本国内の雰囲気は、5人の拘束時ととりわけ解放後(先に拘束され た3人と2人の性格は必ずしも一様ではありませんでしたが)にわ かに自己責任論なる被害者自身に非があり、危険地とされる海外で の行動に批判的な意見が沸き上がり、5人に対して極めて厳しい世 論が形成され、一部マスコミもそれに同調するかの要にバッシング が増大し、大きな社会問題となっていきました。この点については 貴団体も否定されないことと推察します。

当番組はこうした社会問題になっている5人へのバッシングについ てこの間に於ける5人とその関係者の方々の行動や意見に対し、様々 な考え方(賛否又は別の形での提言などを含め)があるとしても、 こうした社会現象の意味や問題点、本質とは何なのかについて取り 上げ多くの国民に広く意見を求め論じる場を提供することは、メディ アに関わる者としてむしろ当然行うべきことと判断しました。(そ の際そこに予断や偏見を持ち込まないことを前提とすることは当然 のことですが。)確認致しますが、ご指摘の質問にお答えする上で 大事な点は当番組が”5人に対するバッシング”という提起をバッ シング論が生じる前、或いは未だ世論として少数時に行ったのでは ないという点です。

前述のようにバッシングは既に世論として大きな形を成しており、 「朝・生」が提起する前から5人の方々へのプレッシャーとなって いるであろうことも含め存在していました。一方で事実としてル・ モンド紙やパウエル国務長官が5人の勇気に言及していたことも報 道されていました。

こうした状況の中で5人の方々を包む問題について冷静に考え、又、 事の本質は何かについての理解の一助とすべく番組の企画を決めた ことをお伝えしたいと思います。ご指摘の問題とされた設問は、こ うした私達スタッフの問題意識から生じたもので、ご指摘のような 人権侵害の意図は全くないことはこれまで述べてきました経過から ご理解いただけると思います。


質問(2)投票者が実在することをどのように確認しておられるのか、 お聞かせ下さい。現在、貴番組が採用しておられる実施方法では投 票結果に影響を与えようとする組織的関与を排除できないと考えま すが、こうした関与を防止するために、どのような方策をとってお られるのか、お聞かせ下さい。
2)まず、二重投稿については、一般に必要とされる対策は行って います。そもそも、インターネットによる投稿行動等において、厳 密な「本人確認」は不可能だと認識しています。また、組織的な投 稿の可能性については認識していますが、より多くの人が気軽に意 見を投稿できるようにすることを重視しています。そのため、主た る対策の対象とはしていません。
質問(3)「このページで入力して頂いた個人情報は、テレビ朝日また は提携先から、各種サービスに関する情報などをお知らせするため と、本サービスを行うため以外には利用致しません。テレビ朝日 on the web上で取得した個人情報の保護の詳細については、こちら のページをご覧下さい。」と記載されていますが、政治的見解を表 明する場で得た個人情報を、貴社以外の者に渡すことは不適切と考 えます。こうした方針自体が政府を批判する意見を投票することを ためらわせる要因になると考えます。 したがって、貴社以外の者に渡すことを直ちに中止すべきと考え ますが、いかがですか?
3)投稿フォーム下部の説明は、テレビ朝日オン・ザ・ウェッブの 投稿フォーム一般の但し書きであり、「朝まで生テレビ!」につい ては、ホームページに寄せられたご意見に関する個人情報は、「テ レビ朝日個人情報取扱方針」の2に準じ、番組製作に関わる利用以 外には一切利用しておりません。そのため、ご指摘のようなご心配 はございません。
質問(4)なぜ、Q2 には、Q1 と同様に選択肢を設けて集計できるよう にしなかったのでしょうか?
4)通常当番組にあっては事前及び放送と同時に2つの設問を行い 回答を求めてきました。その際、1つは選択肢を選んで頂き、その 理由も述べていただく設問、もう1つは質問事項のみで回答が多岐 に亘ると想定されるものを設けます。今回の質問2)については自衛 隊のイラク派遣で国論を二分する中、派遣を実施した政府の対応に ついて、あるいは「自己責任論」の原点ともなった政治家の発言に ついて視聴者の方々がどの様にうけとめられたのか、更には「自己 責任」という表現そのものについて、また「国家と個人」という観 点等からも回答される方もあると想定した上での結果です。
質問(5)この投票には意見欄がありますが、その内容は公表されるの でしょうか?
5)意見欄は公表致しません。
		      「朝まで生テレビ!」
		      統括プロデューサー
		        日下雄一

署名サイト http://ac-net.org/honor/