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2000年前期 全学教育 数学概論A

複雑系の数理

2000.7.24updated
シラバス資料

レポートについて

最終回の資料の指示に従うこと。
高等教育機能開発センター内のレポート提出ボックスは8月中旬頃に用意される予定。

シラバスより

授業科目名:数学概論A
題目:複雑系の数理
時期:1年次1学期
日時:毎週金曜日8:45−10:15(4月14日開講)
場所:E311
対象:2年[文(1-4)・教育(5)・理(15-20)・薬(24-25)・工(28-38)・水産(44-47)
担当:辻下 徹(理)
1. 本講義のねらい

数理的に記述される物理的世界像の中で、生き物の持つ生命性がどのように位
置づけられるか、これが複雑系研究の主要問題である。

この講義では、離散数学構造を用いた数学的アプローチのいくつかを紹介する。
数学的構造の意義を具体例を通して理解してもらうことに講義の重点をおき、
数学的技巧は最小限に留めたい。

最後に、「生きた物理系」の孕む逆理的側面に焦点を当て、複雑系研究の重要
な支柱の一つとなりつつある内部観測論を紹介する。
2. 授業内容
◆序
複雑系の数理の諸問題

◆現象記述
時系列・情報量・束

◆生物機械論
離散力学系・オートマタ網・分散系・圏

◆内部観測論
チュー空間とガロア対応・ウィトゲンシュタインの逆理・不定性と生命性
3. 教科書・参考書:
講義時に資料を配付する。この講義のホームページは
http://fcs.math.sci.hokudai.ac.jp/doc/announce/mg00.html
4. 成績評価の方法
出席・レポート・テスト等に基づいて総合的に判断する。

配付資料(PDF,PS 形式)

  • 目次 (pdf,ps file)
  • 第1回(2000.4.14)ガイダンス(pdf,ps file)
  • 第2回(2000.4.21)時系列の記述(pdf,ps file)
  • 第3回(2000.4.28)時系列の記述、質問への答え(規則等)(pdf,ps file)
  • 第4回(2000.5.12)情報量(pdf,ps file)
  • 第5回(2000.5.19)情報の<流れ>(pdf,ps file)
  • 第6回(2000.5.26)支配・従属関係の諸相(pdf,ps file)
  • 第7回(2000.6.09)離散力学系(pdf,ps file)
  • 第8回(2000.6.16)オートマトン・種々の力学系(pdf,ps file)
  • 第9回(2000.6.23)分散システム(pdf,ps file)
  • 第10回(2000.6.30)内部観測:パラドックス(pdf,ps file)
  • 第11回(2000.7.7)内部観測:ウィトゲンシュタインの逆理(pdf,ps file)
  • 第12回(2000.7.14)内部観測:数学における不定性(1)(pdf,ps file)
  • 最終回(2000.7.21)内部観測:数学における不定性(2)(pdf,ps file)