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メッセージ131:
野路便り Letter from Noji (06-09-10 Sun) ver 1.1
(転載) 『中期計画2007-2010常任理事会案』批判文書
立命館学園で働く方々へ
Dear colleagues,

経済学部の藤岡惇先生が、中期計画案(6/22)(*)を根幹から批判
する文書を公表されましたので転載します。
      (*) 参考:野路便り(06-07-04) http://ac-net.org/rtm/No/72
			(06-07-06) http://ac-net.org/rtm/No/74

以下は、内容紹介を兼ねた抜き書きです。

『細部はこんごも議論するので、今回は「基本方向として合意
  して頂きたい」(4ページ)と「中期計画」文書は述べてい
  るが、「基本方向としても合意」できるものとはなっていな
  いと判断する。』

この判断を共有する立命館の構成員が圧倒的に多いことは、全学か
ら集まった意見内容(*)と6/22文書のギャップから明らかです。

      (*) 例:http://ac-net.org/rtm/No/39
	      http://ac-net.org/rtm/No/47
	      http://ac-net.org/rtm/No/59
	      http://ac-net.org/rtm/No/96


『学園「ガバナンス」の構築にあたっては、民間企業の「時代
  遅れとなった管理運営」を物まねするのではなく、参画民主
  主義時代の到来をふまえた、「知の共同体」にふさわしいシ
  ステムを構築するべきだ(たとえば、理事長のリコール制や
  テーマを決めた直接投票制度、代議制の大学セネート、学生
  処罰・表彰にあたっての学生陪審員制度など)。』

理事長のリコール制やテーマを決めた直接投票制度は、規模の拡大に
ともなって形骸化した「立命館民主主義」を再生させる鍵と思います
が、学園執行部がこの種の要求を黙殺するのは、学園政策の基本的方
向が学園内で支持を失っている現状をよく認識しているからではない
かと推測します。


特に、次のような病的財政構造 (*) を支持しているのは、立命館では
百名にも満たないのではないでしょうか。

 『学園財政における帰属収入のなかの人件費比率をみてみよう。
  2005年のデータで、他の大手私立9大学との間で、同じ
  比率を比較してみよう。立命についで低いのが早稲田大学で
  46.9%、9私大の平均は51.7%である。第2位の大学
  よりも10%以上も低いというダントツの「最下位」であり、
  9私大平均からすると、じつに15%以上も低いという異常
  な学園に立命館はなってしまった。』

       (*) 関連情報:
	  ゆにおん No 53 (2006.6.23) 立命館の財政分析
	   http://ac-net.org/rtm/f/unionNo53.pdf
	  ゆにおん No 64 (2006.7.11) 学園財政 Q & A 
	   http://ac-net.org/rtm/f/unionNo64.pdf


以下に言及されている文書は三度(*)にわたり全理事に送付されています
が、学園執行部は三回目もこれまで同様に黙殺するのかどうか、注目され
ます。

『昨年・今年とまともな理由も提示せずに、一時金10%カットを
  強行した理事会の姿勢に、BKCの専任教員の過半数が、深い失
  望と信頼感の低下を表明する文書に署名したが、このような行動
  の背景には、このまま放置しておくと、わが学園における人的資
  本と「社会信頼資本」の衰退には歯止めがきかなくなるという奥
  深い不安感があったのであろう。』

       (*)1回目 5/16 http://ac-net.org/rtm/No/35	
	  2回目 7/18 http://ac-net.org/rtm/No/91
	  3回目 8/31 http://ac-net.org/rtm/No/128

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(転載) 『中期計画2007-2010常任理事会案』批判文書
       http://ac-net.org/rtm/No/130
       http://ac-net.org/rtm/f/060913-fujioka.pdf
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( 9/13 に、改訂版が出ましたので、以下を省略します。上のリンクにあるPDF
 を参照してください。 2006.9.14 ) 
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