自衛隊のイラク派遣を打ちきるよう求めます

イラク意見広告の会

世話人会より12月3日記者会見他のご報告募金終結の案内(12/14)
メッセージ166通 (番号請求 ,入力 ,修正 ,目次 ,表示)

2004-11-23 17:13:34.....転載・転送可
諦める事を拒否します。(****/北海道・札幌市)

今のアメリカは救いようがない。誰が操作しているかは別にしても、911の恐怖に慄き世界に憎悪の種を撒き散らしている。世界最悪の不安定化要因。
小泉の対米追従はそのアメリカに「誤ったメッセージ」を伝える物以外の何物でもない。
政府筋から聞えてくるようにもし本当に「それ以外の選択はない」のだとしても(私はそうは思わないが…)、それはそもそもの出発点が間違っていたという証明に過ぎない。当然、その到着点も「日本の国益」などとは程遠い誤ったものとなろう。
既に進み始めているから、行く先が破滅でも進むしかない、というのは馬鹿げている。政府の暴走は食い止める努力をするのが民主主義の有権者の義務。それは日本の有権者にしか出来ない事であり、子供の、孫の、その先の世代、世界への責任。
私は戦後生まれの戦争を知らない世代だが、戦争が何をもたらすか、憎しみの連鎖がどういう結果に至るか位は充分想像できる。政治家達にそういう正常な想像力が欠落しているのが不思議でならない。

1つの意見広告などでは何も変える事は出来ない…確かにそれは正しいかもしれない。
しかし、そんな正しさには何の意味もない。ゼロはいつまで経ってもゼロだが、1は続ければ百にも万にも億にもなり得る。
政府のねらいは既成事実を積み上げて我々を諦めさせる事。だから私は諦める事を拒否する。

今回小泉の言い放った「自衛隊派遣地域が非戦闘地域」という暴言の意味。これが釈明はおろか、撤回すらされない事の意味。
数多の暴言の積み重ねに麻痺している場合ではない。
それは民意の軽視などという生易しいものではない。
この言葉の意味にきちんと向き合ってみれば、それが議論の拒否、破壊である事は中高生でも解るはずだ。精々好意的に解釈しても、白紙委任の強要、即ち独裁。
これが容認される国というのは即ち既に民主主義ではない。
形式的問題に過ぎない?確かに。しかし民主主義とは「内容」を守るための「形式」の事だ。
「形式」という砦が破壊されて「内容」だけが無傷で残るわけはない。

先ずは、政府発表の鸚鵡返しばかりでほとんど機能していない、全く頼りにならないマスコミに代わって世界の異常に気付いた私達が声を上げ、イラクの一般市民にとってのアメリカ同盟軍の真の姿と政府発表の欺瞞を、日々の生活に逃げ込みたがるこの国の人々の目の前に突付けなければ。
圧倒的武力で意に添わない一般市民を追い込み、反撃させた上で「武装勢力」とレッテル貼りして虐殺するという「民主化」の真の姿を。

今回の意見広告を企画された方々、および参加される方々に同じ志を認め、敬意を表します。
2004年12月2日付
毎日新聞(全国版)掲載
ご希望の方には意見広告のPDFファイルをメールで送付します。世話人会まで連絡ください。