自衛隊のイラク派遣を打ちきるよう求めます

イラク意見広告の会

世話人会より12月3日記者会見他のご報告募金終結の案内(12/14)
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2004-11-28 17:51:27.....転載・転送可
撤兵こそが最大の国際貢献です(****/埼玉県在住・社会教育主事)

 ファルージャに展開したアメリカ兵は、「15から50までの男は、武器を所持してようがしていまいが総べて撃ち殺せ」との命令を受けていたということです。
 ジャーナリストを排除し、街を封鎖し、病院やモスクを爆撃し、人々を無差別に銃撃する、、、これは虐殺です。人道の名において、許されることではありません。
 夏に、ファルージャの、イラク人のNGOの方とお会いしました。彼は、やむにやまれず武器をとる青年達に「武器を置いてともに街の再建に力をよせあおう」と呼びかけ、学校を再建する仕事にとりくもうとしていました。彼と彼の仲間達は無事だろうか?春に日本人人質の解放のために力を尽くしてくれた人々は果たして無事だろうか?いや、仮に彼らが皆生きのびていたとしても、すでに無数の人が殺されて、無事などと言うことはあり得ない。
 イラクへ派遣された自衛隊は、こうした占領軍の一部です。現に、アメリカの兵員や武器の輸送にも携わっています。人道支援というのはまやかしにすぎません。そして日本がコミットしていることが、イラクで征服者として振る舞う米軍への大きな大きな支えになっています。アメリカは世界でまだ孤立していないぞ、という口実を与えることによって。
 日本という国家は、かつて「大東亜共栄圏」の名の下にアジアを侵略し、罪なき民衆を虐殺した歴史を持っています。「対テロ戦争と民主主義」の名の下の米軍のイラクでの虐殺に、南京大虐殺を思い起こすのは私だけでしょうか?世界は、アジアは、日本という国をどう見るでしょうか?
 今すぐにすべての軍隊を撤退させることが、イラクの平和と再生への最大の近道です。そして、今すぐに自衛隊を撤退させることが、平和のために日本ができる最大の貢献です。今日また新たな罪もない犠牲者が出ないうちに。
2004年12月2日付
毎日新聞(全国版)掲載
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