自衛隊のイラク派遣を打ちきるよう求めます

イラク意見広告の会

世話人会より12月3日記者会見他のご報告募金終結の案内(12/14)
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2004-11-21 15:10:31.....転載・転送可
じっちゃんにかけて(****/福岡・万年平社員)

 私の祖父はインパール作戦に参加させられ、敗退時に悲惨な死を遂げました。戦争未亡人になった祖母は女手一つで油まみれになりながら、息子達を育て上げました。
 私は祖父に誓いました。2度とこの国が戦争という物に手を赤く染めないようにがんばろうと。しかし、現実は厳しく、ついにイラク派兵という既成事実まで作ってしまいました。しかし、このまま米国の言いなりになり続けることは日本国にも百害あって一利無しであることは明白です。日本はますます米国のATMと化し、借金(現在ですら日本の借金は700兆超。一家庭あたり約1500万円)を重ねながら米国に貢ぎ続け、その上貴重な人材まで提供し続ける事となります。また、今まで友好的だったイスラム圏からの反感を買い、一部過激派からは完全に敵視され、海外のみならず国内にいる者たちまでが危険にさらされる可能性まで出てきました。憎しみは憎しみを生み、暴力は暴力で返されます。「テロ」は力では抑えられません。テロと戦うということは火に油を注ぐだけで、火災をますます燃え上がらせ、最期には地球全体を大火事にしてしまうことでしょう。「テロ」を無くすには、まずテロの起きる原因を知り、それを解消すべく努力するしかないのです。
 今回の派遣期限が泥沼から逃れる最期のチャンスなのです。この機を逃すと米国との腐れ縁は暴力団のそれよりタチの悪いものになるでしょう。小泉純一郎という名の黄色いアンクルトムは、自分の保身のために、我々の祖国をネオコンに格安で売ろうとしています。この国は一総理大臣のものではありません。もちろん米国の、あるいはネオコンのものでもありません。私達国民ひとりひとりのものです。取り返しのつかない事になって後悔するよりも、今こそ個々が声を上げ、この国の暴走にブレーキをかけようではありませんか。これ以上イラクの人達をネオコンの生け贄にしないためにも。
 800万円もあれば、本当はイラクの復興費用に充てたほうがいいのかも知れない。でもこの800万円がひょっとしたらその後に、その何倍何十倍もの被害を食い止める力の一部になる可能性があるなら、やってみる価値はあります。
2004年12月2日付
毎日新聞(全国版)掲載
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