自衛隊のイラク派遣を打ちきるよう求めます

イラク意見広告の会

世話人会より12月3日記者会見他のご報告募金終結の案内(12/14)
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2004-11-16 18:04:47
平和の対極にあるのは戦争ではない。無関心である。(****/千葉県・大学教員)

数日前、バグダッドの一市民から日本の知人宛てに送られたメッセージが私にも転送されてきた。その末尾の次の言葉が私の脳裏から離れない。「ファルージャは、泣いてくれることなど期待していない。ファルージャは、強烈な悲鳴を必要としている。すべての良心を叩き起こすための悲鳴を」(翻訳 千早/TUP翻訳メンバー)。絶望にも近い怒りを押し殺したこの叫びを受けとめる感性を持った日本人がどれほどいるのか、考え込んでしまったのだ。これと前後して、エリ・ヴィーゼル(アウシュヴィッツ強制収容所から生還し、1986年にノーベル平和賞を受賞した作家)が記した次のような言葉を知った。「平和の対極にあるのは戦争ではない。無関心である。生の対極にあるのは死ではない。無関心、生と死に対する無関心である。」上のファル-ジャ市民の叫びは、「無関心」との不断の内なる闘いが平和と豊かな生の礎であることを私達に強烈に訴えているのではないか。そういう思いで今回の意見広告運動に参加していきたいと思う。
2004年12月2日付
毎日新聞(全国版)掲載
ご希望の方には意見広告のPDFファイルをメールで送付します。世話人会まで連絡ください。