自衛隊のイラク派遣を打ちきるよう求めます

イラク意見広告の会

世話人会より12月3日記者会見他のご報告募金終結の案内(12/14)
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2004-11-16 23:30:57
ファルージャでの虐殺に抗議する(****/三重県・三重大学人文学部教授)

イラクの現状は限られたメディアによる限られた情報しか伝えられていません。特に日本のマスメディアはまるで他人事のように黙して語りません。大本営発表とどこが違うのでしょうか。「ファルージャの虐殺」もたまたま撮影した人間が居合わせたから知ることができましたが、果たして「ファルージャ制圧」の裏にどれだけ多くの無抵抗の市民の死があったのか、我々は知ることすらできません。そんな野蛮な殺戮行為の主体者であるアメリカとなぜ日本は行動を共にしなければならないのでしょうか。いつから私たちの国は総理大臣の一言「支持する」で国策が決められるようになったのでしょうか。少なくとも小泉氏は大統領ではありません。私たちは議会制民主主義の下、彼を総理大臣として選んでいるに過ぎません。議会での議論無くどうして「支持」することができるのでしょう。私たちはいつからアメリカの属国になったのでしょう?全土に広がった戦闘状態の国を「非戦闘地域」と言ってはばからない総理大臣をいつまで「支持」するのですか。本当のイラク国民の支援のために直ちに自衛隊はもちろんのことアメリカ軍を撤退させ、国連主導の下、真のイラク復興のために力を合わせようではありませんか。
2004年12月2日付
毎日新聞(全国版)掲載
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