2004-11-23 14:37:52
「戦争をとどめられなかった愚かな人間」にならないために(****/東京都・女性史研究者)
タイトルは、生きていれば今年百歳になるはずだったわたしの母が亡くなる直前まで書き綴った「日記」の一節です。戦争の時代に、二番目の息子を少年兵として戦死させた苦い体験を持つ母は、自らを「わが子を死地にやった罪人」と書き、「戦争を/引き起こしたものの重罪を/一矢報いて墓に入ろう母たちよ」と訴えました。自衛隊のイラク派兵が「既成事実」化され、新しい戦争の火種になっている今、母の言う「愚かな人間」になる道をもう一度歩くことはできないと思います。戦争の時代を生きた無数の女たちの思いに応えるためにも、意見広告に参加します。
毎日新聞(全国版)掲載 |
ご希望の方には意見広告のPDFファイルをメールで送付します。世話人会まで連絡ください。 |