2004-11-23 18:37:27
初心忘るべからず(****/奈良・大和郡山市)
警戒警報のサイレンを聞きながら緊急下校の途中、「鬼畜米国」のグラマンに襲われ肉片と化した2人の同級生。この事が無かったら古希を 迎える好々爺になっていたのに…。
文部省著作「あたらしい憲法のはなし・六 戦争の放棄」。『「放棄」とは「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に正しいことぐらい強いものはありません』・『よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。………なぜならいくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。』・『みなさん、あのおそろしい戦争が、二度とおきないように、また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう。』
我が国は世界に向かって「戦争をしない国」であることを宣言しました。国民の殆どは国のありかたを大いに誇りにしています。ところが ここ2、3年の間に、かつて「鬼畜」と蔑称したアメリカに擦り寄って 「戦争する国」に激変しました。主権者である国民の多数意見を無視した「イラク派兵」であります。外国からも「ペット」呼ばわりされる情け無い有様です。このまま進めば「戦争を仕掛ける=侵略する国」になる可能性も充分有り得ましょう。
時流は変わっても、変えてはならないものがあります。
今こそ 憲法制定時の初心に返って不戦・平和国家の構築に尽力すべきでしょう。
毎日新聞(全国版)掲載 |
ご希望の方には意見広告のPDFファイルをメールで送付します。世話人会まで連絡ください。 |