自衛隊のイラク派遣を打ちきるよう求めます

イラク意見広告の会

世話人会より12月3日記者会見他のご報告募金終結の案内(12/14)
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2004-11-17 08:01:29
今こそ見直すとき(****/東京都・特定非営利活動法人PEACE ON 代表理事)

もはや軍事力にものを言わせたアメリカ主導のイラク復興政策は完全に破綻している。今こそこれまでの過ちを直視し、日本の自衛隊撤退を含めてその政策を根本から見直すことがなければ、この度の香田さんのような悲劇は繰り返されるであろう。ファルージャでの惨劇は各地に飛び火し、このままではとても来年一月の選挙なんて行えたものではない。昨年の開戦から今日までで戦争によるイラクの民間人の死者は10万人を超えたという報道もある。やはり問題の解決を戦争という暴力に訴えた結果の代償はあまりにも大きい。そしてこの暴力を支持し、政治的にも経済的にも事実上参加してきた日本政府、またそれを事実上支えている我々日本人ひとりひとりが負っている責任もまたとてつもなく大きい。結果として、我々のその責任を一身に背負い亡くなっていった香田さんの苦しみは計り知れないが、今こそその痛みを、我々ひとりひとりが想像し、この死が投げかける意味を考えていかなければならないときであろう。
2004年12月2日付
毎日新聞(全国版)掲載
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