==>FCS home page
平成10年度日本数学会秋季総合分科会企画特別講演
10月3日13:00−14:00 於大阪大学法学部第2番講義室

数学と複雑システム学との多様な関係

辻下 徹 (北大数学)

Last updated 98.10.25
講演要約:プラスクワスの懐疑論は、真偽性から有効性への視座の変更を余儀ないものと する。有効性の吟味には具体的言明可能状況の設定が必要となる。広義チュー リングテスト可能な事物(契機系)は学問に適した言明可能状況を与え、その 構成は複雑システムの理論的研究の主要な方法となる。数学的理論もチューリ ングテスト可能であれば契機系として使えるので、複雑システム学において数 学は独自の役割を持つ。

資料

  • 講演補足(98.10.25)(html)
    チューリングテストについての補足, 不定性についての補足, ウィトゲンシュタインの予言

  • OHPおよび講演概要(1998.10.18)pdf file(Adobe Acrobat用)

  • 予稿 Ver 1.02(1998.8.26)
    pdf file(Adobe Acrobat用), ps file (gzipped) (ポストスクリプト形式)

  • 変更点

  • Ver 1.0 -> Ver 1.02: 「言明可能状況」の節を修正、文献表の訂正