2002.5.13 |since 2001.1.13

Academia e-Network(仮称)設立準備会


呼びかけ人

池内 了 名古屋大学
上野健爾 京都大学
奥 忍 和歌山大学
神沼公三郎 北海道大学
黒木 玄 東北大学
小林亮一 名古屋大学
近藤義臣 群馬大学
志賀徳造 東京工業大学
白井浩子 岡山大学
鈴木賢治 新潟大学
鈴木恒雄 金沢大学
田口雄一郎 九州大学
辻下 徹 北海道大学
豊島耕一 佐賀大学
中尾 繁 北海道大学
永岑三千輝 横浜市立大学
浪川幸彦 名古屋大学
野田隆三郎 岡山大学
橋本修輔 宮崎大学
長谷川浩司 東北大学
松田正久 愛知教育大学
向井 宏 北海道大学
羽部朝男 北海道大学
浜本伸治 富山大学
湯浅精二 大阪大学
渡辺信久 北海道大学
渡辺勇一 新潟大学
2000.11.15

準備会発足主旨

日本社会は一つの静かな危機に今直面しています。潜伏期間の長い致命的病に罹患しつつあるのです。

国立大学独立行政法人化に象徴される一連の大学企業化政策は、知的活動を経済活動の下に制度的に位置づけるもので、<知の共同体>は学問の自由・大学の自治と共に一把ひとからげに<非効率で無用な既得権の温床>というレッテルを貼られて大学から駆逐されつつあり、駆逐を危ぶむ者の声も蒸発しつつあります。この事態が日本社会の未来に与える影響の深刻さに日本社会の大部分は気付いていません。真剣に取り組むマスコミ関係者も例外的です。大学を主要な基盤とする日本の知の共同体は風前の灯火です。

しかし、日本社会にとって僥倖とも言える活路が開かれつつあります。文字の発明・印刷術の発明にも匹敵する革命が人類の知的環境に生起しようとしています。十年後にはテレビと同じ感覚で大多数の国民がインターネットに接して生活することになります。ここに、学術・教育関係者を中心とする知の共同体と日本社会との生きた直接的インターフェースが成長すれば、知の共同体が社会の生きた器官として本来の使命を思う存分に果たすようになるでしょう。

Academia e-Network はインターネットを活用し次のような活動を展開します。

 (1)自由な機動的連携を、学術教育関係者・市民の間で広汎に生成
 (2)学術教育社会から日本社会全体に直接発信
 (3)日本社会の知的活性化の促進(コンテンツ・方法の開発と提供)

参加者の知恵を集め永続的活力のあるAcademia e-Network を設計し始動させ、21世紀が、新しい知の共同体の胎動と共に始まるようにしたいと思います。

ご協力をお願いします。


メッセージ

浪川幸彦渡辺勇一長谷川浩司辻下 徹

賛同者

石栗義雄 東北大学
石井正人 千葉大学
岩佐 茂 一橋大学
岩見智宏 
江見清次郎 北海道大学
小沢弘明 千葉大学
落合栄一郎 Juniata College
亀山統一 琉球大学
神崎直子 
佐々木一男 山形大学
高橋英樹 北海道大学
田北十生 京都橘女子大学
栃内 新 北海道大学
永井 實 琉球大学
中本 昌年 富山大学
藤田正一 北海道大学
松田良一 東京大学
馬場 理 
宮本孝甫 琉球大学
岩崎 稔 一橋大学
藤田博美 北海道大学
正木春彦 東京大学
田中晶善 三重大学
五味健作 東京大学
児玉哲哉 SPACE2001

賛同サイト

academic office
青空学園数学科
SPACE2001地球観測衛星研究会