2004年10月31日(日) |1053559 visits since 2004.10.31 |AcNet Project

香田証生さんを偲ぶメッセージ集

[51] 香田くんが感じていたことは、日本の多くの若者が感じているはずのこと(札幌市/マーサおばさん/会社役員)2004-11-22 02:35:32

それを行動に移した数少ない貴重な日本の若者のひとりだったと私は思っています。

拘束から命を奪われるまであまりに時間が短すぎて、彼が自分の考えを自分の口で伝えられず、断片的な伝聞や町村大臣の批判的な発言などの繫ぎ合わせで報道されたため、日本中に非難の嵐が吹き荒れました。

また彼のたった一度の発言を、命乞い、政府に対する救出要求と受け取った人が多かったことも一因だったように思います。

私の解釈は
・小泉(首相)さん、彼らは自衛隊の撤退を求めています。さもなくば僕の首をはねると言っています。(これは犯人に言わされた言葉)
・済みませんでした。(これは、うまく行動することができず、結果日本や家族に迷惑をかけることになってしまったことに対しての申し訳ない気持ち)
・また日本に戻りたいです(これは、生きてまだ活躍したいという、人間として自然な欲求が出た言葉。あるいは犯人に向けて言いたかった言葉かもしれません)
この言葉の中に、目くじら立てて非難すべきものを私には何ひとつ見つけられません。とても人間らしく感じられます
そして行動を起こしてしまったのも、テレビの前に座って批判評論ばかりして何もしない大人や老人と違って、先の長い、また心が熱い若者なら当たり前の行動なのですから。

自分の気持ちを伝えきれず亡くなった香田君の無念な心を思うと、残念で可哀想でなりません。

日本の多くの若者(特に高校生位から20代半ば位まで)は、日本のあり方や世界のあり方に「何かおかしいと」感じ、「何かしなければ」と感じていると思います。それが若者なのですから。

その表れが初期なら教師や親(昔なら体制や権力)に対する反発という形であったり、政治に期待しないで自分で行動を起こすボランティアもその一つだろうと思います。

でもここに留まっていても何も解らない(マスコミ情報も正しいのか解らない)し解決しないと、多くの若者は手探りしながら何かを得ようと、海外に出て行っているようです。レベルの高い大学やエリート職を捨てて、インドを初めとするアジアを放浪しながら、何かを得ようと必死の若者もたくさんいるそうです。

彼らの行動を涼しい顔で批判するのではなく、私たち大人や、政治家たちこそこの日本の状態を何とかしなければならないのじゃないでしょうか。

心ある若者と、少しでも話す機会をもって彼らからも学び、私たち大人も批判評論はやめて行動したいものだと思います。
最後になりましたが、証生君のご両親には、愛してやまない大切なご子息を亡くされた悲しみも癒えぬ中で、傷口に粗塩を塗るがごとくの酷いバッシングに晒され、お気の毒でお慰めする言葉も見つかりません。
証生君が可哀想でならなかったでしょう、人の心の冷たさに愕然ともされたでしょう、きっとご自分を責められてもいるのではないでしょうか。
証生君の行動から判断すると、短かったけれどシッカリと生きられたわかります。証生君のお陰で、私も遠い存在だったイラクの平和を考えるきっかけを頂き、政府へ発言できる方法があることも知ることができました。証生君ありがとう。
そんな証生君を、ご両親はシッカリとお育てになられましたよ。証生君もきっとご両親に感謝されていると確信いたします。
どうか今はただ証生君だけを見つめ、愛し、対話される中で、一日も早くお気持ちが癒されますよう、願ってやみません。

NHK World (2011.2.1) Real Life Lessons
(日本・イラク間の小学校交流)
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Radio Japan 2010.12.23
Saleem visits Kouda family
わが友「香田証生君」の死から1年をむかえて(2005年10月28日四ノ宮 浩
画家Maurice Loirand (1922-2008)(同夫人の詩人霜鳥和絵さんは「眠る詩人の木」の著者)のコレクションより:

La grande ferme