2004年10月31日(日) |1053633 visits since 2004.10.31 |AcNet Project

香田証生さんを偲ぶメッセージ集

[156] 香田くん、安らかに眠るな!(東京)2005-03-25 15:49:12

学生時代、ベトナム戦争で沖縄から飛び立ったB52爆撃機がベトナムの人々の上に枯葉剤やナパーム弾を撒き散らしていたことに、私たちは居ても立ってもいられなくそれなりに行動したつもりでいる、いわゆる60歳を間近にした団塊です。

多くのことに目をつぶって(抵抗できる状態ではなかった?)私たちは怒とうの経済成長に流されてきました。そして、たどり着いたのが政治腐敗とそれに密接にリンクした経済破綻です。

そんな時、また、アメリカのアフガン爆撃、大義ないイラク攻撃が始まり、私は座して観ていられませんでした。香田くんが、政治的意思をもってイラクに入ったわけではないけど、情報では戦争で傷ついた子供達のために義手義足に携わる仕事に就きたい希望を持っていたとのこと。その優しい心と彼のイラク入りの行動は明らかにリンクしており、決して物見遊山で入ったわけではないはずです。

私は、思考停止状態のメディアやそれに操られる人々・政治のどうしようもない荒廃が、山歩きが好きで遊んできた森や川の荒廃とオーバーラップし、せめてもの罪滅ぼしに森林ボランティアグループに参加してここ数年森の手入れに汗を流してきました。

が、森の荒廃を嘆く自然に優しい仲間との議論で、彼らが香田君の行動は軽率だった、政府の態度は止むを得なかったとする意見が大勢を占め、私はここ数日考え込んでいます。君らの鳥や魚や樹木に対する優しさは何なのだろう? 救えたかもしれない若者の命に興味がないのは責めるつもりはないけど、何故、追い討ちをかけるのだろうか?

政府よりの情報しか人々は得られない(香田くんについて知らせるべき情報をメディアは知らせない)からだとは言え、権力よりの情報だけで香田君の行為を咎めないでほしい。そんな貧しい情報で香田くんを貶めるのなら口をつぐんでいてほしい。

香田くんは安らかに眠る必要などないのだよ。安らかに眠れるわけがないはず。香田くんの悔しさ無念さを私は肝に銘じ、政府の態度を宥恕する人々に主張していきたいと思っています。もう遅いかもしれないけど、もしかして孤立するかもしれないけど、リタイアを目前にした団塊の責務だと思っています。香田くんへ冥福を祈るとすれば、アメリカのイラク攻撃を止めさせることに少しでも行動することだと思っています。

NHK World (2011.2.1) Real Life Lessons
(日本・イラク間の小学校交流)
(=> QuickTime形式ファイル )
Radio Japan 2010.12.23
Saleem visits Kouda family
わが友「香田証生君」の死から1年をむかえて(2005年10月28日四ノ宮 浩
画家Maurice Loirand (1922-2008)(同夫人の詩人霜鳥和絵さんは「眠る詩人の木」の著者)のコレクションより:

La grande ferme