2004年10月31日(日) |1053632 visits since 2004.10.31 |AcNet Project

香田証生さんを偲ぶメッセージ集

[49] 空しさを超えて(埼玉県)2004-11-21 16:23:30

 「残念なことになった。このようなことが二度と起こらないよう、テロと戦っていく」
 「一介の青年のため、国を挙げて対応していただきありがとうございました」
 (共同通信2004/11/3「香田さんの遺体帰国 福岡空港で両親出迎え」)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041103-00000114-kyodo-soci

 いつからこの国は、こんなザマになってしまったのだろうか。あるいはこれまでもこの国は、ずっとこんなザマだったろうか。
 香田証生さんの行動とその死。僕は自分の無力さも含めて、どうにもやりきれない気持ちになる。

 テロリストの要求を呑めば、テロに屈したことになる。だからその要求を呑まない。では「自衛隊をイラクから撤退させろ」という要求は誰によって、どのような形で実現可能だったか。それは僕らが現在の政権を承認しなければ、あるいは可能だった。でも僕たちはそうしなかった。
 しかし、香田さんだけでなく、自衛隊員もかの地で命を落とすことにならないという保証は全くない。僕らはその事態にかける言葉があるだろうか。

 「残念なことになった。このようなことが二度と起こらないよう、テロと戦っていく」
 「一介の青年のため、国を挙げて対応していただきありがとうございました」

 これはまたきっと、イラクでも、アフガニスタンでも、イスラエルでも、アメリカでも、およそ軍隊を持ち、国家や民族、宗教のために命をささげる仕組みを持つ国々で繰り返されてきた空しいやり取りに違いない。
 そしてこのやりとりが軍でも武装勢力でも多くの兵士を生み出し、多くの特攻隊員、自爆テロリストを生み出してきたのに違いないのだ。

 だから僕らの戦いは、本当はテロでも、軍隊でも、原理主義でも、グローバリズムでもなく、この空しいやりとりを終えて、超えていく戦いなのだと思う。きっと厳しい戦いになる。

NHK World (2011.2.1) Real Life Lessons
(日本・イラク間の小学校交流)
(=> QuickTime形式ファイル )
Radio Japan 2010.12.23
Saleem visits Kouda family
わが友「香田証生君」の死から1年をむかえて(2005年10月28日四ノ宮 浩
画家Maurice Loirand (1922-2008)(同夫人の詩人霜鳥和絵さんは「眠る詩人の木」の著者)のコレクションより:

La grande ferme