[259] 鳶と飛ぶ少女から(京都/自由業)2009-07-01 18:24:40
ずっと鳶と飛び続けてきた少女に
鳶から、彼女宛ての最後のお便りが届いたそうなので
そっと置いていきます。
The Answer
I believe you are the answer to every tear I’ve cried
I believe that you are with me,
My rising and my light.
Give me strength when I am weary
Give me hope when I can’t see
Through the crosses I must carry
Lord, bind my heart to thee
That when all my days are over
and all my chores are done,
I may see your risen Glory
Forever where You are.
鳶は、飛び続けて、ずっと彼女を守ってきました。
2人とも、空の中で、ずっと生き続けているようですよ。
そしていつか
黄金の鍵を再び手にするものが
虹の橋のたもとへたどり着く。
そして鳶の祈りを引き継ぎ、世界を静かに照らすそうです。
そう、1本の細い糸が、少しずつ集まり、静かに編み上げてゆく。
祈り。
そう、その行為で、世界は何一つ変わらず
ただ血の雨が流れてゆく。
香田さん。
それでも僕には今、確信がある。
たった一人きりの祈りの力が
そっと交錯してゆき、世界を静かに織り上げていきます。
この手紙は、そんな詩なのかもしれない。
香田さん、彼女の役目は終わったようです。
心配は要りません、彼女は幸せに、生きています。
今度は僕が、その少女のことを、守っていこうと思います。
そのせいで、きっとまた、どこかで血が流れるかもしれません。
それでも僕は、彼女と、彼女が守りたかったものを
大切に継承していこうと思う。
それが僕の生き方です。
あなたも、お元気で。
その先でまた、会いましょう。
そして何よりも、ご家族様がどうか心安らかにいられますよう。
僕はいま、それだけを、祈っています。
それでは失礼します。
2009/07/01 私の真実を記す。