[9] 香田さんの死を悼み、深い悲しみと怒りを感じます(神奈川県/鎌倉市/雑誌編集者)2004-11-02 22:59:09
今井さん、高遠さんたちの人質事件以来、私たちはあのバッシングの後遺症(後遺症というよりも、より深く進行していく致命的な病)に苦しめられています。 人ひとりの命を救え、という根源的な叫びを発することがこの国では許されない状況にあります。もしそれを行なえば、すぐさま「テロリスト」扱いされかねません。もはや何も期待はしないとはいえ、香田さんの事件に対する大メディアの恐ろしい冷淡さは、小泉の事件後第一声による「見殺し」と相通じています。 しかし一人一人の人間がその圧力に「屈して」発言をやめたとき、その死の病は決定的なものとなってしまうでしょう。優しい青年だったという香田さんの死を思い、どんなに微力でも、発言をやめることだけはするまいと考えています。(畠野之裕)