授業の目的及びねらい
離散数学の基礎的概念を学ぶ。数式処理システムMathematicaの実習を通して、使
える知識を身に付けてもうことを目標とする。Mathematicaを手軽に使えるように
なってもらうことも目標としたい。
2. 履修条件または関連する授業科目等
数学序論1・数学序論11(集合と位相)を受講しておくのが望ましい。
3. 各回の授業内容
◆有向グラフ(連結性・サイクル・有限力学系・木グラフ・展張木)
概念的にも実際的手段としても有効なグラフを用いた解析を学ぶ。
◆形式言語(文法・正則言語・オートマトン・文脈自由言語)
至るところで出会う、記号自身の持つ数理を学ぶ。
◆数理論理学(論理式・推論・解釈・命題論理・述語論理)
記号的な表現に現れる論理的推論の姿を学ぶ
◆Knuth-Bendix の理論(項書き換え・合流性・完備な書き換え系)
種々の代数系における等式を計算により証明する方法を学ぶ。
4. 教科書・参考書
資料を配付する
5. 成績
出席状況および定期テストの結果に拠る
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