2004年10月31日(日) |1833589 visits since 2004.10.31 |AcNet Project

香田証生さんを偲ぶメッセージ集

[13] 私から証生さんへの追悼のことば。(大阪府/アムネスティ・インターナショナル・メンバー)2004-11-03 05:49:27

イラクで犠牲になられた香田証生さんのご冥福をお祈り申し上げます。

2004年10月31日未明(日本時間)、バグダッドで亡くなられた香田証生さんが発見されました。
私は証生さんの「いのち」を護るために、証生さん救出のための国際的な呼びかけを、たくさんの人にお願いしていましたので、ほんとうに残念でなりません。

様々な問題点は当初からあったかもしれません。しかしそれを指摘する時間は、証生さんが救出されてからでも、充分にありました。しかし証生さんの「いのち」を護る時間は、ほんとうにありませんでした。何をおいても最優先で護らなければならない「いのち」を護るための残された時間は、ほんとうにありませんでした。

その最優先で護らなければならない「いのち」から目をそらした心ない人たちによって、証生さんのご家族や、直方市役所の「対策本部」宛てには、証生さんが拘束された直後から、非難・中傷・罵声の電話やメール、FAXなどが殺到していたということです。 このような心ない人たちの行為は、1人の青年の「生きる権利」を踏みにじるような発言をした卑劣きわまりない行為だと思います。
このことによって、証生さんのご家族は、非常に強いショックを受けておられたようです。

「人質をとる」ということは、いかなる理由があっても絶対的な悪であり、その人質を楯に国家と交渉をおこなうことは、最も凶悪なる犯罪です。

「殺されるような場所に行くのは悪いが、しかし殺す者が絶対的に悪い!」

そうではないでしょうか?

小泉首相いわく「我が国はテロに屈しない」のなら、何としてでも証生さんを無事に救出しなければならなかった。
証生さんが犠牲になってしまったという「事実」は、「我が国はテロに屈しないと強がりを言っていたが、結局、成すすべなくテロに負けてしまったという情けない事実」ではないでしょうか?

「テロに屈しない」「テロに打ち勝つ」ということは、武力すなわち暴力をもってテロを打ち負かし、これを屈伏させるのではなく、「テロが発生しないような社会を構築する」ということではないでしょうか?

いま、イラクは、戦争前と比較して、格段に危険な地域となり、凄まじい勢いでテロが頻発しています。アメリカを中心とした「テロと闘う戦争」が結果的に戦争前と比較して「テロをとめどなく増殖させている戦争」となっている「事実」「現実」は、あきらかにこの戦争が間違いであることを物語っているように思えてなりません。

「我が国はテロに屈しない」のなら、イラクに「テロが発生しないような社会を構築する」ことこそが必須であり、そのためには、一刻も早く「テロをとめどなく増殖させているこの戦争」を終結させることしか方法はないでしょう。

いかなる理由があろうと、どこに責任があろうと、異国の地(しかも戦闘地域)で、生命の危険にさらされ、救済・保護を求める者には、無償かつ無条件であらゆる手段を駆使して、これを救済・保護することこそが、国際人道法や国際人権法などの国際法の精神であり、国家に課せられた義務です。
ですから、真に非難されるべきは、証生さんを人質にとり、その命を奪った犯人であり、

「誰の金で助けてやっていると思っているのだ」
「殺されて当たり前だ」
「助ける必要はない」

などと、証生さんやそのご家族を非難した心ない人たちは、国際的に確立された、上記のような国際法のルールを知らない人たちであり、そのような人たちを生み出した、我が国の人権感覚・国際感覚に乏しい教育のありかたに大きな疑問と深い悲しみを感じています。

証生さんに落ち度があったとしても、彼には何の罪もなかったのであり、その彼と彼のご家族に対して、非難・中傷・罵声を浴びせる事は、理不尽きわまりないことであり、その前に、まずは彼の無事を祈り、彼の「いのち」を護ろうとすることこそが、人間として最も大切なことだったのではないでしょうか?

心ない人達の非難・中傷・罵声を浴びせられたうえに、証生さんの命をも奪われたご家族のかたがたの深い悲しみは、私たちの想像をはるかに越えたものがあると思います。

証生さんのご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、 1日も早いご家族の平安をご祈念申し上げます。

また、同時にイラク戦争において命を失った全ての方々のご冥福を祈るとともに、一刻も早い平和の実現を祈り、そしてそのために努力をしてまいります。そのことが、証生さん、あなたの死を無駄にしない道であると信じるからです。

証生さん、どうぞ安らかに。

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