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同日就任した工藤高等教育局長は日本の大学には3つの悪弊「強すぎる教授会」「研究偏重主義」「悪平等」があると批判して大学に「エール」を送ったそうだ。学者の自治・アカデミズム・連帯意識も大学を利用する者には大きな障害であり悪癖とでも呼びたくなるだろう。しかし、これらはまさに大学の本質の一部なのだ。この「悪癖」をなくせば、大学は最早大学と呼ぶ必要もないだろう。
大学も文部省にエールを送るべきであろう。文部省にも三つの悪癖がある「某政党との強すぎる癒着」「役人としての業績偏重主義」「政策決定のアカウンタビリティの欠如」。そしてもう一つの悪癖があって大学を苦しめている。「自分からは具体的なことは何も言わず大学が言ってくることの中で気に入ったものだけをつまみ食いする」という悪癖である。その結果、文部省の時々の担当者の特殊な意見が全国に増幅して国立大学は見事に画一化されてしまった。しかし、これらの悪癖をなくすと、高等教育局は仕事がなくなってしまうのかも知れない。(2000.6.16 辻下)
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